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地下鉄烏丸線20系車両(第5編成)の営業運行の開始

ページ番号319673

2024年1月17日


地下鉄烏丸線20系車両(第5編成)の営業運行の開始



【「おもいやりエリア」の伝統産業品の展示は「京銘竹・京竹工芸」、「京七宝」です!!】

 京都市交通局では、現行の地下鉄烏丸線車両20編成のうち、開業以来40年間使用し老朽化した9編成について、安全確保のため、令和3年度から令和7年度にかけて20系車両に更新予定であり、現在、4編成が営業運行しています。

 この度、第5編成の営業運行開始日が決定しましたので、お知らせします。

 20系車両は、伝統産業を身近に感じてもらい、京都らしい地下鉄車両とするために伝統産業の活用を図っており、第5編成においても車内装備品である標記銘板及び釘隠しに新たなデザインを採用するとともに、2か所の「おもいやりエリア」の展示スペースにそれぞれ京都の伝統産業品である「京銘竹・京竹工芸」及び「京七宝」を飾り付けています。

1 第5編成の営業運行開始日時

令和6年1月30日(火曜日)午後3時5分 竹田駅発

※運行ダイヤの詳細は交通局のホームページの「新型車両☆特設情報館」(参考1)でお知らせします。

※当日の列車運行の状況によっては、運行時刻が変更となる場合があります。

2 内装デザインの変更点

(1)標記銘板(車号・事業者)

 「京象嵌(きょうぞうがん)」の技法を活用した標記銘板(事業者・車号)については、伝統文様である「幸菱(さいわいびし)」の基本の柄はそのままに、編成ごとにデザインを変更することにしています。第5編成では、幸菱そのものの形状が浮かび上がるように配置し、リズミカルにまとめたデザインとしました。


(2)釘隠し(くぎかくし)

 「金属工芸」の技法を活用した「釘隠し」については、編成ごとにデザインを変更することにしています。第5編成では、「地下鉄でおでかけ(地下鉄沿線の京都市関係施設)」をテーマとして、「京都コンサートホール(烏丸線北山駅)」、「二条城二の丸御殿(東西線二条城前駅)」、「京都市動物園(東西線蹴上駅)」、「京都市京セラ美術館(東西線東山駅)」をモチーフとしたデザインとしました。


(3)20系車両車内における京都の伝統産業品の飾り付け

 編成ごとに伝統産業品を変更することとしており、第5編成では「京銘竹・京竹工芸」、「京七宝」を飾り付けます。


ア 京銘竹・京竹工芸の飾り付け(2135号車)

 京銘竹とは、京都で生産された良質の竹を京都ならではの技法で加工した白竹(しらたけ)、図面角竹(ずめんかくちく)、亀甲竹(きっこうちく)、胡麻竹(ごまたけ)の4種類を言います。京都産の竹を素材に伝統技法を用いて作られた小物が京竹工芸品です。「おもいやりエリア」には、京銘竹を一部使用した垣根、戸及び京竹工芸の代表的な編み目の実物を紹介します。 



【御協力いただいた方々】(敬称略)

京都府竹産業振興連合会       電話:075-861-1712

京都竹材商業協同組合外部サイトへリンクします  電話:075-441-3981

京都竹材商組合             電話:075-925-5826

京都竹工芸品協同組合        電話:075-561-3624

※素材については無償で御提供いただいております。

イ 京七宝の飾り付け(2835号車)

 七宝(しっぽう)は、銀・銅の金属の上にガラス質の釉薬(ゆうやく)をのせて、高温で焼き付ける金属工芸です。京都で作られている七宝は、安土桃山時代に京の公家文化の中で生活を彩る産業として華開き、宮殿の釘隠し、襖(ふすま)の引き手等のさまざまな作品が作られました。明治時代には釉薬が改良され、現在は工芸品や額、アクセサリー等が作られています。「おもいやりエリア」には、装・食・和・飾・住・楽・誂(あつらえ)の各テーマに沿った実物作品を紹介します。



【御協力いただいた方々】(敬称略)

京七宝協同組合外部サイトへリンクします    電話:075-634-3679

※素材については無償で御提供いただいております。

(参考1)新型車両全般に関する情報及び新型車両に活用した伝統産業に関する情報は、交通局のホームページでお知らせしています。

〇 新型車両全般、運行ダイヤなどに関する情報「新型車両☆特設情報館」



〇 新型車両に活用した伝統産業に関する情報


(参考2)新型車両の導入に関する交通局の考え方について

Q1 なぜ、この時期に車両更新するの?

A1 現行の地下鉄烏丸線車両20編成のうち、開業以来40年以上使用し老朽化した9編成について、安全確保のため、令和3年

  度から令和7年度にかけて新型車両(20系)に更新することにしています。


Q2 車両更新による主な改良点は?

A2 ・車体構造の強化等により安全性が向上

   ・省エネ化による消費電力削減(現行車両比約30%減)

   ・床面とホームとの段差を低くし、車椅子スペースを充実するなど、バリアフリー化を推進


Q3 伝統産業の活用に費用を掛けすぎていないか?

A3 伝統産業をより身近にし、業界全体の振興に繋げたいという伝統産業関係者と京都らしい地下鉄車両としたい交通局の

  お互いの思いが一致して実現した取組です。一部は、事業者の御厚意により無償提供いただき費用を軽減しています。

  また、車両全体についても、廃棄車両から一部の装置を再使用するなど、出来る限り費用を抑える工夫を行っています。

(参考3)20系車両導入までの経過・今後のスケジュール

20系車両導入までの経過・今後のスケジュール
   平成24年度 新型車両導入のため、他の鉄道事業者へのヒアリングを実施し、設計に着手
 平成29~30年度 「地下鉄烏丸線車両の新造にかかるデザイン懇談会」開催(計5回)
 平成31年3月 市民、御利用者の皆様の投票にて外観・内装の最終デザイン決定
 令和元年8月 契約・設計開始(9編成分)
 令和2年4月 製造開始
 令和3年7月 1編成目搬入(竹田車両基地)
 ※以降、各機器の調整・機能検査、試験運転等実施
 令和4年3月26日 第1編成の営業運行を開始
 令和4年6月21日 第2編成の営業運行を開始
令和4年10月7日 「2022年度グッドデザイン賞」受賞
 令和4年11月18日 第3編成の営業運行を開始
令和5年5月25日 「2023年ローレル賞」受賞
令和5年9月27日  第4編成の営業運行を開始
令和6年1月30日 第5編成の営業運行を開始
 令和6年度~7年度 各年度2編成ずつ導入予定

(参考4)20系車両の車両番号(第5編成)


広報資料

令和6年1月17日

交通局高速鉄道部高速車両課(電話:075-863-5264)

産業観光局 クリエイティブ産業振興室(電話:075-222-3337)

広報資料

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お問い合わせ先

京都市 交通局高速鉄道部高速車両課

電話:075-863-5263

ファックス:075-863-5269