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京都市交通局

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地下鉄烏丸線20系車両(第4編成)の営業運行の開始について

ページ番号316620

2023年9月15日

広報資料

令和5年9月15日

交通局高速鉄道部高速車両課(電話:075-863-5264)

産業観光局 クリエイティブ産業振興室(電話:075-222-3337)

地下鉄烏丸線20系車両(第4編成)の営業運行の開始について



【「おもいやりエリア」の伝統産業品の展示は「京鹿の子絞」、「京表具」です!!】

 京都市交通局では、現行の地下鉄烏丸線車両20編成のうち、開業以来40年間使用し老朽化した9編成について、安全確保のため、令和3年度から令和7年度にかけて20系車両に更新予定であり、現在、3編成が営業運行しています。

 この度、第4編成の営業運行開始日が決定しましたので、下記のとおりお知らせします。

 20系車両は、伝統産業を身近に感じてもらい、京都らしい地下鉄車両とするために伝統産業の活用を図っており、第4編成においても車内装備品である標記銘板及び釘隠しに新たなデザインを採用するとともに、2か所の「おもいやりエリア」の展示スペースにそれぞれ京都の伝統産業品である「京鹿の子絞」及び「京表具」を飾り付けています。

1 第4編成の営業運行開始日時

令和5年9月27日(水曜日)午後3時5分 竹田駅発

※運行ダイヤの詳細は交通局のホームページの「新型車両☆特設情報館」(参考1)でお知らせします。

※当日の列車運行の状況によっては、運行時刻が変更となる場合がございます。

2 内装デザインの変更点

(1)標記銘板(車号・事業者)

 「京象嵌(きょうぞうがん)」の技法を活用した標記銘板(事業者・車号)については、伝統文様である「幸菱(さいわいびし)」の基本の柄はそのままに、編成ごとにデザインを変更することにしています。第4編成では上下に配した幸菱の両端を斜めにカットし、意匠の広がりを感じられるデザインとしました。


(2)釘隠し(くぎかくし)

 「金属工芸」の技法を活用した「釘隠し」については、編成ごとにデザインを変更することにしています。第4編成では、「京生まれ(京都発祥で日本初のもの)」をテーマとして、「蹴上発電所」、「中央卸売市場」、「映画上映」、「駅伝」をモチーフとしたデザインとしました。


(3)20系車両車内における京都の伝統産業品の飾り付け

 編成ごとに伝統産業品を変更することとしており、第4編成では「京鹿の子絞」、「京表具」を飾り付けます。


ア 京鹿の子絞の飾り付け(2134号車)

 京鹿の子絞は、京都で生産される絞り製品の総称で、糸で布地を強く括り、締めて染色されない部分で模様を表現し、括りにより布地にしわや括り粒で立体感を持たせる独特の技法です。「おもいやりエリア」には、代表的な本疋田絞(ほんびったしぼり)の技法により、京都市交通局章をデザインした生地が、順番に仕上がる製作工程と、辻󠄀が花・唄絞(ばいしぼり)・帽子絞(ぼうししぼり)・針疋田絞(はりびったしぼり)の4つの技法で製作された実物を紹介します。 



【御協力いただいた方々】(敬称略)

京鹿の子絞振興協同組合外部サイトへリンクします   電話:075-255-0469

※素材については無償で御提供いただいております。

イ 京表具の飾り付け(2834号車)

 京表具は、京都で作られている表具で、京都の長い歴史の中で熟成してきた上品な趣が特徴です。代表的な掛軸(かけじく)のほかにも額装(がくそう)・屏風(びょうぶ)・巻物(まきもの)・襖(ふすま)・衝立(ついたて)等があり、日本建築とも密接な関係にあります。「おもいやりエリア」には、襖・屏風が順番に仕上がる製作工程や構造について実物を用いて紹介します。



【御協力いただいた方々】(敬称略)

京表具協同組合連合会    電話:075-748-1600

協同組合京都表装協会外部サイトへリンクします

京都表具協同組合外部サイトへリンクします

※素材については無償で御提供いただいております。

(参考1)新型車両全般に関する情報及び新型車両に活用した伝統産業に関する情報は、交通局のホームページでお知らせしています。

〇 新型車両全般、運行ダイヤなどに関する情報「新型車両☆特設情報館」



〇 新型車両に活用した伝統産業に関する情報


(参考2)新型車両の導入に関する交通局の考え方について

Q1 なぜ、この時期に車両更新するの?

A1 現行の地下鉄烏丸線車両20編成のうち、開業以来40年以上使用し老朽化した9編成について、安全確保のため、令和3年

  度から令和7年度にかけて新型車両(20系)に更新することとしております。


Q2 車両更新による主な改良点は?

A2 ・車体構造の強化等により安全性が向上

   ・省エネ化による消費電力削減(現行車両比約30%減)

   ・床面とホームとの段差を低くし、車椅子スペースを充実するなど、バリアフリー化を推進


Q3 伝統産業の活用に費用を掛けすぎていないか?

A3 伝統産業をより身近にし、業界全体の振興に繋げたいという伝統産業関係者と京都らしい地下鉄車両としたい交通局の

  お互いの思いが一致して実現した取組です。一部は、事業者の御厚意により無償提供いただき費用を軽減しています。

  また、車両全体についても、廃棄車両から一部の装置を再使用するなど、出来る限り費用を抑える工夫を行っています。

(参考3)20系車両導入までの経過・今後のスケジュール

20系車両導入までの経過・今後のスケジュール
   平成24年度 新型車両導入のため、他の鉄道事業者へのヒアリングを実施し、設計に着手
 平成29~30年度 「地下鉄烏丸線車両の新造にかかるデザイン懇談会」開催(計5回)
 平成31年3月 市民、御利用者の皆様の投票にて外観・内装の最終デザイン決定
 令和元年8月 契約・設計開始(9編成分)
 令和2年4月 製造開始
 令和3年7月 1編成目搬入(竹田車両基地)
 ※以降、各機器の調整・機能検査、試験運転等実施
 令和4年3月26日 第1編成の営業運行を開始
 令和4年6月21日 第2編成の営業運行を開始
令和4年10月7日 「2022年度グッドデザイン賞」受賞
 令和4年11月18日 第3編成の営業運行を開始
令和5年5月25日 「2023年ローレル賞」受賞
令和5年9月27日  第4編成の営業運行を開始
令和6年1月頃 第5編成の営業運行を開始予定
 令和6年度~7年度 各年度2編成ずつ導入予定

(参考4)20系車両の車両番号(第4編成)


広報資料

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お問い合わせ先

京都市 交通局高速鉄道部高速車両課

電話:075-863-5263

ファックス:075-863-5269