区民レポーターがゆく 地域と世代をつなぐ子ども神輿を修復~嵯峨祭~
ページ番号100737
2011年5月11日
約600年の歴史を持つ、愛宕神社と野宮神社両社の祭礼である嵯峨祭。長い間大覚寺や清凉寺などの寺院によって主催されていましたが、江戸時代後期から嵯峨の人々によって運営されるようになりました。
今年は子どもの健やかな成長を願って平成3年に新調された子ども神輿2基が修復され、昨年修復された大人神輿(愛宕・野宮)とともにきらびやかな姿を取り戻しました。子ども神輿の屋根には嵯峨小学校の校章が入っており、地域の方々の子どもの成長を願う気持ちが表れています。
4月17日に御旅所に戻った子ども神輿は、地元の方の手によって飾り付けられました。地元の方は、美しくなった子ども神輿を見た子ども達が喜ぶ姿と還幸祭の当日、巡行する姿を楽しみにされていました。
1基の重さが60㎏~70㎏の子ども神輿は、嵯峨小学校の3年生~6年生の約200人が交代しながら担ぎ、大人が担ぐ2基の神輿や各町から出された5基の剣鉾と共に、清凉寺前の御旅所から嵯峨野一帯を巡行します。
次代を担う子どもたちに地域の誇りと住民同士のつながりを引き継ぐ嵯峨祭。郷土の安寧と子どもの成長を願う嵯峨の人々の心に触れてみませんか。
区民レポーター 野口 真由美
嵯峨祭
●神幸祭(しんこうさい)
5月15日(日曜日) 午前10時
●還幸祭(かんこうさい)
5月22日(日曜日) 午前10時20分 清凉寺前御旅所から神輿が出発
*剣鉾差し(市無形民俗文化財)も行われます。
▼お問合せ 嵯峨祭奉賛会 電話881-1187、090-6240-7000(会長 山本氏)
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