調査報告会『田邉朔郎が見た「百石斎」を診る~没後80年目の真実~』の開催
ページ番号330932
2024年9月2日
京都市上下水道局では、明治の先人たちが京都近代化のため築き上げた産業インフラであり、文化庁から日本遺産に認定されている琵琶湖疏水の沿線全域をフィールドミュージアムに位置付け、その魅力を発信する様々な取組を進めています。
この度、その情報発信拠点である琵琶湖疏水記念館において、琵琶湖疏水をはじめ近代日本の社会基盤構築に多大な功績を遺した田邉朔郎の書斎「百石斎」の調査で得られた成果等の調査報告会を開催します。
1 日時
令和6年11月4日(月曜日・祝日)午後1時~午後4時45分
※ 午後0時30分から受付開始
2 会場
琵琶湖疏水記念館 2階ホール
(京都市左京区南禅寺草川町17)
3 内容
明治時代に、多くの困難を乗り越えて完成した琵琶湖疏水は、その後の京都の経済や産業、文化を発展させるとともに、今も京都に「命の水」を運び続けています。この琵琶湖疏水の工事において、若くして主任技師を務めた田邉朔郎の書斎「百石斎」は、登録有形文化財に登録されており、築後100年以上が経過している個人所有の鉄筋コンクリート造建物としては大変貴重なものとされています。
今回、公益社団法人日本コンクリート工学会近畿支部百石斎調査委員会を中心に、所有者である田邉家の皆様の御協力もいただきながら、この「百石斎」について、歴史的・技術的価値を明らかにすることなどを目的に、資料調査や建物の試料分析などの詳細な調査を進めてきました。
ついては、田邉朔郎の没後80年に当たる令和6年秋に、今回の調査で得られた成果のほか、琵琶湖疏水をはじめ近代日本の社会基盤構築に貢献した田邉朔郎の功績や、琵琶湖疏水に関する京都市上下水道局の取組なども併せて、広く知っていただくための報告会を開催します。
<プログラム>
・開会挨拶
岩清水 隆(日本コンクリート工学会近畿支部長)
・百石斎調査委員会活動概要
岸本 一蔵(近畿大学 教授)
・特別講演「田邉朔郎と琵琶湖疏水」
久岡 道武(琵琶湖疏水記念館)
・特別講演「田辺朔郎がのこしたもの-百石斎をめぐって-」
秋元 せき(京都市歴史資料館)
・百石斎調査委員会報告「田邉朔郎と百石斎」
・特別講演「鉄網コンクリートの蔵について」
田中 和幸(近畿大学工業高等専門学校 教授)
・百石斎調査委員会報告「百石斎詳細調査結果」
4 定員
会場:70名
オンライン参加(Zoomウェビナー):200名
※ いずれも先着順
5 参加費
無料
6 申込み
(1)期間
令和6年10月1日(火曜日)~10月20日(日曜日)
(2)申込先
(公社)日本コンクリート工学会近畿支部ホームページを御確認ください。
7 主催
(公社)日本コンクリート工学会近畿支部
8 共催
京都市上下水道局
9 後援
(公社)土木学会関西支部、(一社)日本建築学会近畿支部
報道発表資料
発表日
令和6年9月2日
担当課
京都市上下水道局総務部総務課
(TEL:075-672-7709)
報道発表資料
- PDFファイルの閲覧には Adobe Reader が必要です。同ソフトがインストールされていない場合には、Adobe 社のサイトから Adobe Reader をダウンロード(無償)してください。
お問い合わせ先
上下水道局 総務部 総務課
電話: 075-672-7709 ファックス: 075-682-2711