チマキザサの加工・厄除け粽づくり体験イベントの開催について

令和5年9月21日

左京区役所　地域力推進室　企画担当（TEL：075-702-1021　FAX：075-702-1301）

　左京区北部の花脊地域で生育するチマキザサ（※）は、一度絶滅の危機に瀕しましたが、地域、大学、行政等で構成する「チマキザサ再生委員会」を中心とする取組により、徐々に再生し、昨年、約15年ぶりに再出荷できるまでになりました。一方、チマキザサを採取し、商品化していく過程については、担い手の不足が問題となってきております。

　この度、チマキザサの再生について学び、商品化する過程を実際に体験することで、将来的にボランティアなどの形で関わっていただくきっかけとなればと、体験イベントを開催しますので、お知らせします。皆様、ぜひご参加ください！

（※）チマキザサとは、左京区北部地域のほか、北海道から本州の日本海側、四国と九州等の山地に生育するササの一種。左京区北部地域に自生していたものは、香りがよく、葉の裏に毛が無いために加工がしやすく、祇園祭の厄除け粽や和菓子の包み、京料理の敷笹などとして好んで利用されてきました。

令和5年10月15日（日曜日）　　午前10時から午後2時30分頃まで

別所自治会館

京都市左京区花脊別所町249番地　（駐車場あり）　

※ 現地集合、現地解散とします。

（参考）　京都バス　32号系統（休日ダイヤ）

行き　出町柳駅前ターミナル（広河原行き）　7：50発　→　花背高原前　9：02着　　　　　　　

帰り　花背高原前　14：58発　→　出町柳駅前ターミナル　16：15着

チマキザサに関心のある方で、現地までご自身でお越しいただける方（自動車、バイク、バスなど）

先着30名（要予約）　

※ 定員に達し次第、受付を締め切らせていただきます。

午前10時　　　　　　    別所自治会館集合

午前10時10分から　　 チマキザサ再生の取組を知る

午前11時10分から　　  チマキザサ生育地の見学

午前11時40分から　　  昼食（ご持参ください）

午後0時30分から　　　 チマキザサの加工体験

午後1時30分から　　　 厄除け粽づくり体験

午後2時30分頃　　　   終了・解散

メールにて、氏名（ふりがな）、年齢、電話番号をお知らせください。

メールアドレス：[email protected]

申 込 期 限：令和5年10月12日（木曜日）正午まで

お昼ごはん　お飲み物　動きやすい服装

左京区役所 地域力推進室企画担当（担当　山本）

メールアドレス：[email protected]

　　平成16年から19年にかけ、チマキザサの一斉開花と枯死が発生しました。ササの枯死は数十年に一度発生する自然現象で、通常は新芽が再生するのですが、近年はシカが増加し新芽を食べ尽くすため、同地域でのチマキザサの群落はほぼ確認できなくなってしまいました。

　　こうした状況から、チマキザサ復活に向けた総合的な取組を推進するため、平成25年6月、花脊・別所・明倫の各学区自治振興会の代表者、京都大学の研究者有志、元京都市未来まちづくり100人委員会「山紫水明の京都チーム」、祇園祭山鉾連合会及び京都市（左京区役所、産業観光局林業振興課、環境政策局環境管理課、京北・左京山間部農林業振興センター）により「チマキザサ再生委員会」（事務局：左京区役所）を設立しました。

　これまでの取組について、詳しくはこちらをご確認ください。