久多宮の町松上げ
ページ番号24556
2007年12月17日
月日:8月23日 場所:久多宮の町
久多宮の町の松上げは,毎年8月23日の夜に行われる,防火の神を祀る愛宕山へ火を捧げる柱松(はしらまつ)の行事です。地元では「チャチャンコ」と呼ばれており,地蔵盆の行事として行われています。
いつ頃から行われていたか不明ですが,江戸時代の文献には既に記述があり,古くから残る風習です。
垂直に立てられた「トロギ」と呼ばれる約10メートルの柱松の先に,枝葉など点火用資材を詰めた逆三角形の籠が取り付けられ,「アゲマツ」と呼ばれる小さな松明(たいまつ)を投げ入れます。火が点り,「トロギ」が燃え上がると,「トロギ」を倒します。