大文字送り火
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2007年12月17日
月日:8月16日 場所:大文字山
五山の送り火は元来,再びあの世に帰る先祖の霊を送るお盆の行事のひとつであり,その始まりは,仏教が庶民に広く浸透した室町時代以降であると考えられています。
8月16日午後8時,送り火のトップをきって最初に燃え上がるのが東山如意ヶ嶽の大文字です。人々の願いが込められた護摩木(ごまぎ)が,熱く火の粉を散らしながら燃え盛り,「大」の文字が闇夜に浮かび上がります。先祖の霊を送り,家族の幸せを願う送り火は,また夏の終わりを告げる炎でもあります。