市バス23号系統での車内客の閉じ込め事案について

　本日、京都駅前バスロータリーにおいて、お客様を市バス車内に閉じ込める事案が発生しました。

今後、再発防止を徹底し、市バスを御利用のお客様の信頼回復に努め、安全・安心な市バス運行となるよう全力で取り組んでまいります。

令和6年8月16日（金曜日）午前8時38分頃

京都駅前バスロータリー（京都市下京区）

23号系統（洛西バスターミナル～京都駅前～洛西バスターミナル）

洛西営業所（近鉄バス委託）運転士　50歳　経験年数9年6か月

〇　市バス23号系統が京都駅前おりば（終点）に所定のダイヤから6分遅れで到着し、降車のお客様の取扱いを終えた後、運転士がトイレに行くため、午前8時38分頃、京都駅前バスロータリーにバスを留置させました。

〇　その際、運転士は運転席から車内後方を振り返って車内の状況を確認したのみで、歩いて車内最後部まで車内点検を行いませんでした。

〇　そのため、車内右側の後ろから2列目で寝ておられたお客様1名（男子学生）に気付かず下車し、扉を閉めてトイレに行きました。

〇　同41分頃に運転士はバスに戻り、京都駅前C5のりばにバスを着け、洛西バスターミナルに向けて発車しました。

〇　復路運行中に当該のお客様が目を覚まし、母親とスマートフォンで連絡をとられて、国道中山バス停で下車されました。お客様の健康状態に異常はありません。

〇　その後、当該お客様の母親から洛西営業所に連絡が入ったことから、バスが営業所に入庫後、ドライブレコーダー映像を確認したところ、本事案が判明しました。

〇　本事案発生を受け、当該委託事業者に厳重注意するとともに、全営業所長が出席する緊急所長会で本事案を共有し、再発防止を厳命しました。

〇　また、乗務前の点呼時に全運転士に確実に車内最後部まで、車内点検を行うよう指導を徹底してまいります。

令和6年8月16日（金曜日）

京都市交通局　自動車部　運輸課

（075-863-5123）