【広報資料】令和4年度市バス営業係数について
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2023年9月15日
広報資料
令和5年9月15日
京都市交通局(企画総務部企画調査課 電話863-5094)
市バス各系統の営業係数(令和4年度)について
京都市交通局では、市民の皆様に市バスの現状を知っていただき、より一層御利用いただくため、市バス各系統の営業成績を表す「営業係数」を毎年公表しています。
営業係数とは、100円の収入を得るために必要な費用を示す指標であり、当指標が100未満の系統なら黒字系統、100を超えれば赤字系統であることを示します。
この度、令和4年度の営業係数について、下記のとおりお知らせします。
1 令和4年度の状況
新型コロナウイルス感染症の影響を強く受けていた過去2年間と比べ、厳しい行動制限が取られることもなく、通勤・通学等の日々の御利用が回復してきたことに加え、10月以降、「水際対策の緩和」や「全国旅行支援」の影響により、観光利用を中心にお客様は増加傾向となりました。
しかし、コロナ前の状況には及ばず、全74系統のうち、12系統が黒字、残る62系統は、昨年度に引き続き、赤字となり、依然として厳しい状況が続いています。
2 各系統の状況
令和4年度は、通勤や通学等の日々の御利用が回復してきたことで、全74系統のうち68系統で、営業係数が改善しました。また、観光利用も回復傾向となったことで、市内中心部や観光地を経由する系統は、特に御利用が増加し、昨年度から黒字であった4系統に加え、以下の8系統が黒字となりました。
【赤字から黒字に改善した系統(8系統)】
・3号(令和3年度:105→令和4年度:84)
【主な経由地:松尾橋-四条河原町-百万遍-北白川仕伏町】
・5号(令和3年度:119→令和4年度:93)
【主な経由地:岩倉操車場前-銀閣寺道-岡崎公園 動物園前-四条河原町-京都駅前】
・9号(令和3年度:109→令和4年度:94)
【主な経由地:西賀茂車庫前-堀川丸太町-京都駅前】
・46号(令和3年度:119→令和4年度:100(注))
【主な経由地:西賀茂車庫前-上賀茂神社前-佛教大学前-四条大宮-祇園
-岡崎公園 ロームシアター京都・みやこめっせ前】
・86号(令和3年度:146→令和4年度:84)
【主な経由地:梅小路公園・京都鉄道博物館前-京都駅前-東山七条-五条坂-祇園
-東山三条-岡崎公園 動物園前-三条京阪前】
・201号(令和3年度:109→令和4年度:84)
【主な経由地:みぶ操車場前-祇園-百万遍-千本今出川-みぶ操車場前】
・202号(令和3年度:106→令和4年度:88)
【主な経由地:九条車庫前-東福寺-熊野神社前-西ノ京円町-西大路九条-九条車庫前】
・205号(令和3年度:110→令和4年度:85)
【主な経由地:九条車庫前-京都駅前-四条河原町-北大路BT-金閣寺道-京都駅前-九条車庫前】
(注)46号系統の営業係数は、四捨五入をしなければ100未満となります。
【昨年度から黒字の系統(4系統)】
・17号(令和3年度:94→令和4年度:80)
【主な経由地:錦林車庫前-銀閣寺道-河原町今出川-四条河原町-京都駅前】
・203号(令和3年度:96→令和4年度:83)
【主な経由地:錦林車庫前-祇園-西大路四条-北野白梅町-銀閣寺道-錦林車庫前】
・206号(令和3年度:96→令和4年度:79)
【主な経由地:北大路BT-祇園-京都駅前-二条駅前-北大路BT】
・207号(令和3年度:93→令和4年度:70)
【主な経由地:九条車庫前-祇園-四条烏丸-七条大宮・京都水族館前-九条車庫前】
(1) 市内中心部を運行する循環系統
通勤、通学等の日々の御利用が回復してきたことに加え、観光での御利用も大きく増加したことで、昨年度から黒字であった「203号」、「206号」、「207号」系統に加え、「201号」、「202号」、「205号」系統が黒字に改善しました。
ただし、お客様数は、令和元年度と比較すると、全ての系統で減少しています。
(2) 市内周辺部を運行する系統
主に市民の御利用に支えられている系統であり、観光の御利用も多い循環系統と比較すると、営業係数の改善が鈍くなっています。
ア 西系統
令和3年度と比較し、御利用が回復したことで、「西8号」系統を除き、営業係数が改善しています。特に洛西ニュータウン内を循環し、阪急洛西口駅やJR桂川駅へ接続する「特西4号」系統(「西4号」系統に含む)の御利用が増えており、営業係数が大きく改善しています。
※営業係数の各年度の増減については、改善している場合は+(プラス)、悪化している場合は▲(マイナス)で表記しています。
ただし、令和元年度との比較では、「西6号」系統を除き、営業係数が悪化しており、依然として厳しい状況が続いています。イ 南系統
令和3年度と比較し、御利用が回復したことで、「南2号」系統を除き、営業係数が改善しています。特に「南5号」系統は、伏見稲荷大社を経由するため、観光での御利用も多く、南系統の中では、営業係数が良くなっています。
ただし、令和元年度と比較すると、全ての系統でお客様数は減少しており、営業係数も悪化しています。
3 全系統の営業係数
別紙一覧表のとおり
【参考】市バス全体の営業係数の推移(10年間)
市バス各系統の営業係数一覧表(令和4年度)
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お問い合わせ先
交通局 企画総務部 企画調査課
(旅客動向分析係)
電話:075-863-5094
FAX:075-863-5167