市バス各系統の営業係数(令和5年度)
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2024年9月18日
京都市交通局では、市民の皆様に市バスの現状を知っていただき、より一層御利用いただくため、市バス各系統の営業成績を表す「営業係数※」を毎年公表しています。
この度、令和5年度の営業係数について、下記のとおりお知らせします。
※営業係数とは、100円の収入を得るために必要な費用を示す指標であり、当指標が100未満の系統なら黒字系統、100を超えれば赤字系統であることを示します。
1 令和5年度の状況
令和5年5月に新型コロナウイルス感染症の位置づけが5類に移行したことで通勤・通学の御利用が戻ってきたことや、円安を背景とした外国人旅行者をはじめとする観光客の増加などにより、市バスの御利用は一定の回復が見られましたが、コロナ前には及びませんでした。運賃収入については、御利用の回復に加え平均乗車単価の改善の効果もあり、令和元年度並みとなりました。
その結果、令和5年度における市バスの営業係数は、全74系統のうち、18系統が黒字、残る56系統が赤字となり、全体としては令和元年度並みまで回復しました。しかし、全体の営業係数は100を超える赤字であること、 1/4の黒字系統が3/4の赤字系統を支える事業構造であることや、軽油価格をはじめとする物価高騰・人件費高騰を考慮すると、依然として厳しい経営状況が続いています。
2 各系統の状況
令和5年度は、通勤や通学の日々の御利用に加えて観光利用の回復などにより、市内中心部や観光地を経由する系統を中心に御利用が増加したことで、全74系統のうち68系統で営業係数が改善しました。また、令和4年度までに黒字であった12系統に加え、以下の6系統が黒字となりました。
【赤字から黒字に改善した系統(6系統)】
【令和4年度までに黒字に改善した系統(12系統)】
(1) 市内中心部を運行する循環系統
通勤、通学等の日々の御利用が回復してきたことや、観光での御利用も大きく増加したことで、令和4年度までに黒字であった6つの系統に加え、「204号」系統が黒字に改善しました。
(2) 市内周辺部を運行する系統
主に市民の皆様の御利用に支えられている系統であり、観光の御利用も多い循環系統と比較すると、営業係数が悪化または改善が鈍化しています。
ア 西系統
令和4年度と比較し、多くの系統で御利用が減少したことなどにより、「西3号」「西4号」系統以外は営業係数が悪化しました。また、令和元年度との比較では、全ての系統で営業係数が悪化しており、依然として厳しい状況が続いています。
イ 南系統
令和4年度と比較し、御利用が回復したことで全ての系統で営業係数が改善しています。ただし、令和元年度と比較すると、「南1号」系統を除いて旅客数の減少等により営業係数が悪化しています。
3 全系統の営業係数
別紙一覧表のとおり
【参考】市バス全体の営業係数の推移(10年間)
報道発表資料
発表日
令和6年9月18日
担当課
交通局企画総務部企画調査課(電話 :075-863-5094)
市バス各系統の営業係数一覧表(令和5年度)
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お問い合わせ先
交通局 企画総務部 企画調査課
(旅客動向分析係)
電話:075-863-5094
FAX:075-863-5167