スマートフォン表示用の情報をスキップ

京都市北区

言語選択を表示する

検索を表示する

スマートフォン表示用の情報をスキップ

現在位置:

第3回 京都キタ短編文学賞 「入賞作品」「ラジオ特別番組の放送」を決定

ページ番号337402

2025年2月13日

 北区役所では、北区が舞台の短編小説を全国から募集する「京都キタ短編文学賞」の第3回を実施し、令和6年7月15日から10月15日までの期間、192作品の御応募をいただきました。

 一次選考委員24名による選考を経て、1月27日(月曜日)に最終選考会を開催し、最終選考にノミネートされた36作品から入賞作品が決定しました。

 また、コミュニティFM放送局ラジオミックス京都(87.0MHz)において、本文学賞の特別番組「京都キタ短編文学ナイト~北区にまつわるステキな物語~」を3月24日(月曜日)から6夜連続で放送します。

1 入賞作品について

 入賞作品はデジタルブック化して、3月14日(金曜日)から北区役所ホームページで公開予定!

(1) 一般部門

ア 最優秀賞(賞金5万円、デジタルメモ「ポメラ」※1)

【タイトル】『春はあけぼの』

【作者】おぎなお紺(おぎなおこん) (53歳・滋賀県大津市在住)

【あらすじ】中学卒業を控えたクラスの帰りの会で、約1年ぶりに登校してきた山際くんが、船岡山に夜明けを見に行こうと提案する。卒業式前日の早朝、クラスメイトと船岡山を登り、山頂に着いた時、山際くんがみんなと夜明けを見たかった理由を打ち明ける。

【受賞コメント】昨年の作品集が学校の図書室に配られたと聞きました。それならば、小学生や中学生の方にも「北区ってステキ」と思ってもらえるようなお話を書いてみたいと思いました。私にとっての北区は、「大学時代」に直結。思い出すのは青臭くて恥ずかしいことばかりですが、かけがえのない時間でもありました。昨年、今年と賞をいただき、改めて北区とのご縁を感じています。夢だった最優秀賞に選んでいただき、選考委員のみなさん、スタッフのみなさんに心から感謝します。ありがとうございました。

イ 優秀賞(賞金3万円)

【タイトル】『咲き誇る五色八重』

【作者】文月未森(ふづきみもり) (東京都調布市在住)

【あらすじ】京都の美大を卒業し、現在は東京に住む宇佐美。祖母の家が京都にあったことから幼少期に椿寺をよく訪れていたが・・・。京都旅行の話が出たことをきっかけに、美大在学時の恩師との会話を思い出す。

【受賞コメント】京都にはたくさんの魅力的な名所がありますが、北区と聞いてまず私の頭に浮かんだのは、懐かしい祖母の実家。そして幼い頃にちょくちょくと訪れたことのある椿寺でした。椿寺の椿はその圧倒的な美しさもさることながら、そこにまつわる逸話にもまた興味深いものがあります。そんな椿の魅力に注目して頂きたいという思いが、このような素晴らしい賞に結び付いた喜びは計り知れません。本当にありがとうございました。

ウ 船岡山賞(船岡山エリアにちなんだ商品(1万円相当))(※2)

【タイトル】『まばゆい道』

【作者】周八(しゅうはち) (57歳・京都市上京区在住)

【あらすじ】父親の純太。結婚を控えた娘の亜咲花。亜咲花が放った「一緒に大文字焼き見よ」の一言で、純太と純太の亡き妻が過ごした日々が甦る。船岡山周辺を舞台にしたストーリー。

【受賞コメント】西陣で生まれ北区の高校へ通い、10代の多くの時間を北区で過ごしました。小説なんて書いたことがなかったのですが、北区が舞台なら「思い出話を書いてみよう」と第1回から応募してきました。この文学賞のおかげで創作の楽しみを知ることができ感謝しております。本作は北大路ビブレができる以前の烏丸北大路も登場します。過去に北区で暮らしていた方にも読んでいただきたいですね。本当にありがとうございました。

エ 優秀エンタメ賞(特別賞(※3))(作品にちなんだ商品)

【タイトル】『大岩屋裁判』

【作者】胡晴(こはる) (21歳・京都市左京区在住)

【あらすじ】暗闇の中で目を覚ました主人公は、巨大なオオサンショウウオたちに囲まれていた。オオサンショウウオの在来種を守るために、交雑種、外来種を連れ去った主人公が、有罪か無罪か裁判にかけられる。

【受賞コメント】 特別賞をいただくことができ、大変嬉しく思います。賀茂川(鴨川)は京都の中で、最もお気に入りの場所です。雲ケ畑のような上流域と河原町のような下流域では、同じ川とは思えないほど全く違う雰囲気が漂っていて、そこにある建物や人模様も様変わりします。そんな賀茂川の源流にまだありそうな、神秘さに注目して物語を書きました。北区には雲ケ畑のほかにも神秘さを残した自然豊かな場所が多くあり、散策するのがとても楽しい場所です。

(2) ジュニア部門

ア 中学生賞(図書カード(1万円分))

【タイトル】『時の茶屋』 

【作者】秋(あき) (14歳(中学2年生)・大阪府守口市在住)

【あらすじ】綾香の日課の朝の散歩。幼いころ祖父と歩いた道にふと見慣れない一軒の古びた茶屋が。綾香の足は自然とその古びた茶屋へ向かう。茶屋に腰を下ろし眼を閉じると、周囲の景色が一変し、昔の賑わいのある街並みが現れる。

【受賞コメント】大阪で生まれ育った私ですが、京都北区の静かな自然や昔ながらの街並みにとても惹かれて、この物語を書きました。大阪の活気ある日常とは違う、京都の「静けさの中にある力強さ」を感じながら、この作品を通してその魅力を伝えたいと思いました。作品を書いている間、自分自身も京都の景色に入り込んでいるような気持ちで、とても楽しかったです。これからも、もっと多くの場所を知り、自分の感じたことを作品にしていきたいです。この度はこのような素晴らしい賞を頂けて本当に嬉しいです!ありがとうございました!!

イ 高校生賞(図書カード(1万円分))

【タイトル】『悩めるときは』 

【作者】響生(ひびきしょう) (16歳(高校2年生)・京都市左京区在住)

【あらすじ】本屋の帰り、久しぶりに船岡山を訪れた高校生の私。小中学校の頃は小説で憧れていた高校生活。現実とのギャップ、大人になることへの不安。建勲神社の鳥居をくぐり、賽銭を入れるが何を願えばいいかわからない。そんなことを考えていたその時、私の前に神が現れた。

【受賞コメント】この度は素晴らしい賞をありがとうございます。北区には縁があり何度も行ったことがありますが、今回題材にした船岡山や建勲神社は数ある北区の名所の中でも好きな場所なので、魅力が少しでも伝わればと今回の小説を書かせていただきました。その作品を高校生賞に選んでいただき、大変嬉しく思っています。本当にありがとうございます。

【タイトル】『鷹峯の角に』 

【作者】白川あすか(しらかわあすか) (15歳(高校1年生)・京都府長岡京市在住)

【あらすじ】史跡や神社めぐりが好きな高校生、楓と結月。学校終わりに、今日は鷹峯へバスに揺られ佛教大学前で降り、千本通を北へと歩いていく。するとそこには緑の開けた場所、フェンスで囲われ道路に面するところにはベージュのコンクリートで地面が固められている。 「え!ここは?…」

【受賞コメント】この度は、第3回京都キタ短編文学賞ジュニア部門高校生賞に「鷹峯の角に」を選んでいただきありがとうございます。この作品は、思わず北区に訪れたいと思うような文章になるよう、細部まで丁寧に書きました。大変嬉しく思っています。

※1 デジタルメモ「ポメラ」は同文学賞の応援大使である作家・望月麻衣先生から贈呈いただきます。

※2 「船岡山賞」は、一般部門の応募作品で船岡山を題材とした作品の中から選考。

※3 「特別賞」は、最終選考会において、最終選考委員から推薦があった場合に選定。

<参考1> 最終選考委員について(敬称略、50音順)

  • 卯月 みか(作家)
  • 大垣 守弘(大垣書店グループ代表取締役)
  • 川妻 聖枝(京都市北区長)
  • 栗城 浩美(講談社文庫出版部編集者)
  • 佐野 就平(京都中小企業家同友会北支部副支部長)※一次選考委員代表
  • 天花寺 さやか(作家)
  • 八谷 紬(作家)
  • 洞本 昌哉(株式会社ふたば書房代表取締役)
  • 宮下 恵茉(作家)
  • 望月 麻衣(作家)

<参考2> 募集結果概要


応募総数192件

京都市98件、京都府(京都市除く)8件、

東京都24件、大阪府21件、神奈川県6件、

兵庫県6件、千葉県5件、埼玉県4件、

滋賀県3件、愛知県3件、茨城県3件、

三重県3件、奈良県2件、新潟県2件、

石川県2件、群馬県1件、宮崎県1件


※最年少14歳、最年長88歳

2 ラジオ特別番組について

(1) タイトル

「京都キタ短編文学ナイト~北区にまつわるステキな物語~」

(2) 内容

 入賞者の方々や本文学賞応援大使の作家の方々に順に御登場いただき、入賞作品やその舞台となった北区のまちの魅力を紹介します。

(3) 放送スケジュール

・3月24日(月曜日)(第1夜)ジュニア部門・中学生賞

          (ゲスト)卯月みか先生(秋さんの受賞コメントを紹介)

・3月25日(火曜日)(第2夜)ジュニア部門・高校生賞

          (ゲスト)西門檀先生(白川あすかさんの受賞コメントを紹介)

・3月26日(水曜日)(第3夜)ジュニア部門・高校生賞

          (ゲスト)宮下恵茉先生、響生さん

・3月27日(木曜日)(第4夜)一般部門・船岡山賞

          (ゲスト)八谷紬先生、周八さん

・3月28日(金曜日)(第5夜)一般部門・優秀賞 

          (ゲスト)天花寺さやか先生(文森未月さんの受賞コメントを紹介)

・3月29日(土曜日)(第6夜)一般部門・最優秀賞 

          (ゲスト)望月麻衣先生、おぎなお紺さん

※放送時間はいずれも20時~20時15分

※ゲストは変更となる可能性があります。

(4) 番組をお聴きいただく方法

【ラジオで聞く場合】

 ラジオのチューニングをFM87.0MHzラジオミックス京都に合わせてください。

 可聴範囲は、基本的には京都市北区・上京区となりますが、京都市内でしたら、地形や高いビル等の影響を受けない場合にお聴きいただけます。

【スマートフォンで聞く場合】

 ラジオ音楽配信無料アプリ「リッスンラジオ(リスラジ)」をダウンロードいただき、アプリ内でラジオミックス京都を選局していただくとお聴きいただけます。オンラインですので、世界中どこからでも聴くことができます。

【放送終了後】

 ポッドキャストにてオンデマンド配信を行います。ラジオミックス京都のホームページ内に番組のページを開設予定ですので、そちらからお聴きいただけます。

 https://radiomix.kyoto/外部サイトへリンクします

<参考3>

「第3回 京都キタ短編文学賞」についての詳細はこちら

※3月14日(金曜日)から公開予定の、入賞作品のデジタルブックも、こちらのページからご覧いただけます。

報道発表資料

発表日

令和7年2月13日(木曜日)

担当課

北区役所(地域力推進室企画担当 電話:075ー432ー1199)

報道発表資料

Adobe Reader の入手
PDFファイルの閲覧には Adobe Reader が必要です。同ソフトがインストールされていない場合には、Adobe 社のサイトから Adobe Reader をダウンロード(無償)してください。

このページに対してご意見をお聞かせください

このページは役に立ちましたか?
このページは見つけやすかったですか?

お寄せいただいたご意見は、今後のホームページ運営の参考とします。

お問い合わせ先

京都市 北区役所地域力推進室まちづくり担当

電話:企画連携担当、事業担当、広聴・地域コミュニティ活性化担当、振興担当:075-432-1208

ファックス:075-441-3282