8月24日(木曜日)、北区の夏の伝統行事の一つである「雲ケ畑松上げ」に伺いました。
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2023年8月24日
8月24日(木曜日)、北区の夏の伝統行事の一つである「雲ケ畑松上げ」に伺いました。
8月24日(木曜日)、「雲ケ畑松上げ」が雲ケ畑地域の出谷町と中畑町で行われました。松上げは、火除けと五穀豊穣を祈願する献火行事として大切に受け継がれており、約4メートル四方の櫓に割木の束を文字の形に括り付けた後に櫓を起こし、松明の炎が灯ることで漢字一文字が浮かび上がります。この火文字はどちらの町も毎年異なり、何の文字かは当日までのお楽しみ。
はじめに、出谷町の松上げを鑑賞するため福蔵院へ。午後8時過ぎ、山の上で松明の炎が灯ると徐々に「石」の文字が浮かび上がり、点火を見守っていた地域の皆さんから大きな拍手が上がりました。点火後は若中の方が松明を持って山を駆け下りてこられ、姿が見え始めると皆さんの「頑張れ!頑張れ!」の大声援の中、福蔵院に到着。松明の焚火でスルメイカを炙りながら皆さんで歓談される様子はとても心温まる光景でした。
続いて、中畑町の松上げを鑑賞するために高雲寺へ移動。愛宕山で灯される松上げは最初に中津川町に向けられ、その後ゆっくりと高雲寺へ向きを変えると「丁」の火文字が現われました。こちらでも若中の方が松明を持って山を駆け下りてこられましたが、遠く山の上で灯された炎が若中の皆さんの懸命な走りによってあっという間に高雲寺へ到着されたのには大変驚きました。また、今年の火文字を当てようと地域の方から色々な声が上がる中、「アルファベットのTや!」なんてお声も聞こえてきて、皆さんと楽しく松上げを鑑賞させていただきました。
雲ケ畑松上げ保勝会の皆様をはじめ、松上げに関わられた皆様、大変お疲れ様でした。
まちづくり推進課長 山口 祐一