スマートフォン表示用の情報をスキップ

京都市北区

言語選択を表示する

検索を表示する

スマートフォン表示用の情報をスキップ

現在位置:

町家文化発信の拠点「西陣の町家・古武」さん、を訪問しました。

ページ番号314644

2023年6月16日

町家文化発信の拠点「西陣の町家・古武」さん、を訪問しました。

   6月16日(金曜日)、「西陣の町家・古武」様を訪ね、主宰の古武博司様に御案内いただきました。

 大正時代に建てられたこの町家は、元は帯問屋が営まれていた職住一体の商家でしたが、1998年にマンション建設で取り壊されそうとしていたところを古武様が買い取り、以来、当主として町家の文化・暮らしの発信を続けておられます。

   表座敷につながる座敷玄関の他に、店玄関があったり、店の間の天井が、格式高い格子天井であったりと、商家の名残りがあり、産業と密接な西陣の暮らしを垣間見ることができました。古武様ご自身も機を織るお祖母さまを見て育ったそうです。

   1階の奥座敷は、中庭を眺めることができる素敵な空間でした。季節ごとに建具等を入れ替え、しつらえを変えるため、町家は四季折々の表情が楽しめるとのお話でした。2階の座敷は、大切な客人をもてなす場所で、とても立派な床の間があり、欄間の透かし彫りや涼しげな萩の戸など、随所に匠の技が光ります。古武様は、こうした職人の伝統的技術と暮らしの知恵が詰まった町家を後世に継承すべく、精力的に活動されておられます。

   レクチャールームとしても利用されている1階の奥座敷では、古武様手作りの地図や年表、模型を用いながら、西陣・東陣をはじめとする京都のまちの成り立ちと変遷について、ご説明いただきました。古武邸のある地域は、平安時代には貴族や皇族の離宮が建ち並ぶ源氏物語の舞台となった場所で、2024年には、紫式部を主人公とした大河ドラマ「光る君へ」が放映されることもあり、改めて注目を集めることになりそうです。

   古武様、貴重なお話をありがとうございました!地域の語り部として、今後も益々御活躍されますことを期待しています。

                                 


中庭に光が差し込み、心地よい空間でした。


2階の立派な床の間


萩の戸と欄間の透かし彫り


レクチャールームで興味深いお話を
沢山していただきました。


古武様手作りの地図や模型にも
様々な工夫が凝らされています。


古武様、ありがとうございました!

このページに対してご意見をお聞かせください

このページは役に立ちましたか?
このページは見つけやすかったですか?

お寄せいただいたご意見は、今後のホームページ運営の参考とします。

お問い合わせ先

京都市 北区役所地域力推進室総務・防災担当

電話:庶務担当:075-432-1197、地域防災担当:075-432-1199、統計調査担当:075-432-1199、企画担当:075-432-1199

ファックス:075-432-0388