8月23日（火曜日）「建築物等における北山杉の利用促進協定」締結式に出席しました

　8月23日（火曜日）、京都市の木の文化・森林政策本部「北山林業の活性化ユニット」が進める北山杉ブランドの再生と販路拡大に向けた取組について、連携を深めてきた民間事業者（三井住友信託銀行株式会社様、株式会社内田洋行様、ナイス株式会社様、菊池建設株式会社様）と生産者（京都北山丸太生産協同組合様、京北銘木生産協同組合様）の三者の間で、「建築物等における北山杉の利用促進協定」を締結しました。本協定は、北山杉の持続的な発展を図るとともに、SDGsや2050年カーボンニュートラルの実現に貢献することを目的としています。

　北山杉は、永きにわたり「茶の湯」文化を支える茶室や数寄屋の良質な建築用材として活用されてきました。さらに、温室効果ガスの吸収や景観、生物多様性の保全といった多面的な機能により、京都の人々の暮らしを支えてきました。一方、近年、北山杉を育む北山林業は、木材需要の低迷や担い手不足、森林荒廃による自然災害の発生など多くの課題を抱えています。

　本協定により、三者が連携を深化させ、北山林業の活性化や地域の賑わいの復活、持続可能なまちづくりの実現、日本文化の維持・継承が図られることを期待しています！

　区内には北山杉の発祥地とされる中川があります。北山杉を通じて、中川をはじめとした北区が盛り上がるように尽力してまいります！！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　北区長　川妻　聖枝