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京都市上京区

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上京区基本計画(平成13年~22年) 第2章

ページ番号14935

2015年3月27日

まちづくりの基本テーマ(将来像)

暮らしが息づき伝統と文化の薫るまち

 

 長い歴史の中で培われた個性豊かな上京区のまちは,にぎわいのある界隈や日々の暮らしが息づく辻々に,また,四季折々に,様々な表情を醸しだしている。そして,そこに暮らす人々の生活も多彩であり,西陣に代表される「ものづくり」や区民の暮らしを支える商業なども個性豊かに営まれている。
 また,伝統ある17の学区の名称をはじめ,一つ一つの町名に至るまで,地域の呼称そのものが,地域に刻まれた歴史,個性あるまちなみや産業を彷彿とさせる。
 このように,長い歴史に育まれた伝統と文化を共通の底流とした「まち」と「ひと」の表情の豊かさが上京区の特色といえる。
 しかしながら,戦後の経済成長の中で,こうした「上京らしさ」が失われてきており,また,人口の高齢化が進み,伝統産業は消費者の和装(着物)離れなどから新たな危機に直面しているなど,上京区民の暮らしに多くの課題が生じてきている。
 こうした中,改めて「上京らしさ」を見つめ直し,創意工夫によって培われた西陣織をはじめとした上京区の大切な財産や個性を活かし,新しい魅力を創造することが,21世紀を見通した上京区のまちづくりの出発点となるものと考える。
 「暮らしが息づき伝統と文化の薫るまち」を基本テーマとし,2010年までの10年間の道筋を描き,区民と行政の協働のまちづくりを進めていくこととしたい。