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京都市東山区

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東山区基本計画第5章(計画の実現に向けて)

ページ番号10994

2001年3月1日

 

 「東山・まち・みらい計画2010」の実現のためには,区民の皆さんと行政とのこれまで以上に強いパートナーシップが不可欠です。

 区民の皆さんが自分たちのまちについて,よく知り,考え,地域の情報を共有し,区民主体のまちづくりを進める。そして,区民の皆さんにとっていちばん身近な行政機関である区役所がこれをきめ細かく支援する。こうしたパートナーシップがあってはじめて,この「東山・まち・みらい計画2010」は実現されます。

 そのためには,誰もが参加しやすい環境を整えながら,その活動を支援したり,情報をスムーズに提供するといった,よりよいパートナーシップを築いていくための,区民主体のまちづくりに向けた新たな仕組みが求められています。

 

 

 

1 区民主体のまちづくり

 東山区では,各学区の自治会や各種団体の組織を中心として,さまざまなスポーツ活動や社会福祉活動,生涯学習活動,夏まつりや子どもたちのためのレクリエーション活動,防災活動などが行われています。

 また,町並み景観や美しい川をまもる活動のほか,安全・安心のまちづくり,観光散策道路をまもる活動,伝統産業の活性化や小規模校問題の解決に向けた地域ぐるみの活動など,身近なテーマごとに,区民の自主的で,活発な活動が展開されています。

 このように,区民が身近なまちづくりに参加する取組が活発になることによって,まちはその個性に輝きを増し,人にやさしく暮らしやすいまちとして発展します。

 こうしたことから,今後は,より多くの区民がまちづくりに参加できる環境をつくるとともに,より豊富な情報提供,情報交換を行うなど,区民と行政との相互の工夫と努力によって,区民主体のまちづくりに取り組んでいきます。

 

 


2 区役所機能の充実

 この計画を「絵に描いた餅」に終わらせることなく,区役所が区民とのパートナーシップのもとで積極的にまちづくりに取り組んでいくためには,「京都市基本構想」(グランドビジョン)にもうたわれているとおり,縦割り行政の改善とともに,区レベルへのさらなる分権が不可欠です。

 区役所は,区民にとって最も身近な行政機関として,責任を持って計画の実現に取り組んでいく必要があります。

 そのためには,計画実現のための独自予算の拡大のほか,企画及び施策の推進体制の強化を図りながら,区民のまちづくりに関する相談や意見,提案などに対応し,区民とともに活動するための「まちづくり事務局」としての機能を持つなど,地域づくりの拠点としての区役所機能の飛躍的な充実,拡大を図る必要があります。

 

 


3 区民と行政との協働によるまちづくり

 東山区では,平成10年度に,全学区で,地域コミュニティを基本とした「福祉・防災マップ」づくりに取り組むなど,区民と行政との「協働」作業を積極的に進めてきました。

 これは,全国的にも画期的な取組として注目されましたが,こうした取組を通じて,まちづくりを担う人の輪の広がりや,より細かな地域情報を発見するなど,新たなまちづくりにつながる展開が見られました。  「東山・まち・みらい計画2010」は,こうした実績をもとに,区民と行政とのさらなる信頼とパートナーシップを基盤とした「協働」によって,実現に向けての取組を進めていくものです。

 

 

 

4 計画の着実な推進

 計画の推進にあたっては,新たに,区民の代表や有識者の方々などで構成する「東山区基本計画推進会議」(仮称)を設置し,計画実現に向けての具体策の検討や進行管理,評価などを行うこととします。

 また,区民と区役所職員が,ともに東山区の現況について学び合い,まちづくの担い手としての意識を高める場として,「東山・まち・みらい塾」(仮称)を開設するなど,区民と行政とのパートナーシップを一層発展させながら,個性的で魅力あふれる「伝統・創造・文化~やすらぎとふれあいのまち・東山」の実現をめざすものとします。

 

 

 

東山区基本計画策定懇談会委員名簿(敬称略・五十音順)

浅田 信夫      元東山区市政協力委員連絡協議会北ブロック代表

井上 八千代   京舞井上流

小山 選一    (財)京都市景観・まちづくりセンター専務理事(副座長)

榊原 吉郎     京都市立芸術大学名誉教授

澤田 東一郎   東山区社会福祉協議会会長

清水 誠太郎   元東山区体育振興会連合会会長

鈴木 正一     元東山・まち・みらい創造懇談会委員

瀧浪 貞子     京都女子大学教授

竹内 美郎     京都陶磁器協同組合連合会会長

長田 止夫     元東山・まち・みらい創造懇談会委員

長谷川 和子    (株)京都放送管財人補佐 デジタル事業企画担当

(故)藤田 努    元東山区市政協力委員連絡協議会南ブロック代表

松本 ○未     東山区地域女性連合会会長

森谷 尅久     武庫川女子大学教授(座長)

八木 明       陶芸家

 

 

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電話:庶務担当 075-561-9104、地域防災担当・調査担当 075-561-9105、企画担当・事業担当・広聴担当・振興担当 075-561-9114

ファックス:庶務担当・地域防災担当・調査担当 075-541-9104、企画担当・事業担当・広聴担当・振興担当 075-541-7755