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第34回右京区民美術展及び右京区内高等学校絵画展における奨励賞受賞作品について

ページ番号281603

2021年3月26日

第34回右京区民美術展奨励賞受賞作品

日本画

作品名:鳴門の渦潮  作者:前川 武 様


(右京区民文化普及会委員 講評)
 遠景の瀬戸の島々と渦潮の高低差のデッサンが優れ,色調もうまく描き分けられ結構です。できれば,渦の横への動きがもう少しできれば良い。

洋画

作品名:香りやさしく  作者:山本 章子 様


(右京区民文化普及会委員 講評)
 今年の作品は特に細部まで美しく,香り立つ様です。

作品名:目に青葉 山ほととぎす 初鰹  作者:大橋 より子 様


(作者コメント)
 爽やかさを象徴するような俳句を書いてみました。
 これを励みに精進してまいります。ありがとうございました。
(右京区民文化普及会委員 講評)
 俳句を作品にするには字数が少なく変化がつけにくいが,とてもすっきりまとまって線質が群を抜いて素晴らしいです。

写真

作品名:麒麟が来る  作者:田中 史郎 様


(作者コメント)
 一昨年にNHKの大河ドラマ「麒麟が来る」があるのを知って亀岡の亀山城堀跡へ朝,行ったら霧がかかっていた。もう少し早ければ深い霧の中から武将明智光秀が現れて来そうな光景が浮かび,凄く幻想的なシーンだったので素早くシャッターを切りました。

(右京区民文化普及会委員 講評)
 錦秋の柔らかい空気を逆光で表現されている。コロナが早く収束し,このような穏やかな光に包まれた日々が来る事を願っている。

工芸・その他

作品名:北山鹿苑寺雪景  作者:大塚 政仁 様


(作者コメント)
 切り絵を,少しでも絵画,日本画という仲間入りできるよう,日々,作品を創作する上で,一段でも上を望んで作成しております。

(右京区民文化普及会委員 講評)
 静ひつな雪景色を,丁寧かつ潔く余白を生かして表現されている。魅力ある作品だと思います。

右京区内高等学校絵画展

学校名,作品名,作者名については,公表について了承いただいた方のみ,記載しております。

学校:京都外大西高等学校 学年:1年

作品名:木版画  作者:日下部 隼太 様


(作者コメント)
 光の強弱,方向を表現できるように工夫して描きました。

(右京区民文化普及会委員 講評)
 マスクやシャツ,そして雲の白が印象に残る作品である。特に白いマスクの描写の微妙な陰影と色遣いが素晴らしい。それと対比するかのような眼と眉毛,髪の毛の黒が画面を引き締めている。髪の流れの描写も的確である。
 コロナ禍においても,大空を背景にしながら真っ直ぐ前を見つめ希望を忘れず将来の夢を語ろうとしているかのようである。

学校:-  学年:-

作品名:星の子どもたち 作者:ー


(右京区民文化普及会委員 講評)
 白い画面の中に夜空(宇宙)を無造作に拡げられている。その「無造作」らしさと裏腹に深い闇とそこに浮かび上がる「星の子どもたち」の動きや表情を3者3様の姿を変化に富んだ表現で描かれている。
 作者の夢のような世界をもっとのぞき込みたいというような気持ちを抱かせる幻想的な作品である。

学校:京都府立北桑田高等学校 学年:3年

作品名:無境  作者:下西 高輝 様


(作者コメント)
 人間よりウイルスの数の方が多くなった今,たくさんの人がウイルスと闘っている。気持ちまでウイルスに感染しないように。夢の中の世界でありますように。

(右京区民文化普及会委員 講評)
 境界の曖昧さや境界の無さをどのように表現すればよいか。スパッタリングという技法を巧みに生かし,鋭く尖った形と丸みをおびた形の交錯や寒色と暖色の混交,さらに上下の動きを加えることによって主題に迫ろうとしている。
スパッタリングは描き直しが効かない。形や色彩の重なりについて綿密な計画性をもって制作されている。

学校:京都府立北嵯峨高等学校 学年:1年

作品名:- 作者:鈴木 悠子 様


(作者コメント)
 初めての油絵で,慣れない作業に困惑しつつも,完成することができました。いい経験になって良かったです。

(右京区民文化普及会委員 講評)
 愛猫の表情からその意味を読み取ろうとしているのだろうか。緑色のグラデーションと左に余白をつくるだけであえて背景には何も描かず,猫の顔をクローズアップし,眼・鼻・口(歯並びや歯茎,舌まで)の細部まで丁寧にしかも立体的に描写されている。加えて毛並みの表現も克明で迫力を感じさせる。
 まるで画面から猫の鳴き声が聞こえてくるかのようである。

学校:京都府立嵯峨野高等学校 学年:2年

作品名:特権と宣誓と粘性 作者:ー


(右京区民文化普及会委員 講評)
 大変個性的な作品である。固有色を逸脱した色彩と厚塗りの荒いタッチで描かれている。作品名にも謎のような3つの熟語が並んでいる。作者がどのような思いや願いを込めて自分自身を描こうとされたのか尋ねてみたいと思ってしまう。
 一度観ると忘れることができない。眼が釘付けになるような強烈な印象を与える秀作である。

学校:京都府立聾学校 学年:3年

作品名:共存withコロナ 作者:杉野 瑠郁


(右京区民文化普及会 講評)
 この1年余り,人々は日々「新型コロナウイルス」の脅威にさらされてきた。生命観や世界観を改めて問い直す時代を迎えたともいえる。作者はその課題意識の下,世界中の人々にとって安寧な世界の実現を願ってこの作品を描いたと思われる。地球を優しく抱く少女は「withコロナ時代」を象徴するかのようにクラウン(王冠)をかぶっている。闇を打ち消すかのように変化に富んだ明るい色彩には作者の願いが込められているように感じられる。

学校名:花園高等学校 学年:2年

作品名:協奏曲 作者:小倉 美月 様


(作者コメント)
 様々な楽器が美しい音色を奏でる様子を表現しました。また,跳躍感や金属部分の光沢感に力を入れました。
(右京区民文化普及会委員 講評)
 さまざまな楽器を巧みに構成し変化と統一感ある画面をつくりだしている。画面上での直線と曲線の角度や配置,それらのバランスも見事である。金属製の管楽器の質感描写も的確である。
 作品の中で楽曲が奏でられ,鑑賞することによってあたかも協奏曲を聴くような思いに駆られる作品である。

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