お知らせ
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2025年4月18日
提案型共同研究の採択について
京都市上下水道局では、水道事業及び公共下水道事業における浄水及び下水処理等に係る環境負荷の軽減など、多様化かつ高度化する技術的課題への対応を目的として、先端技術を有する民間企業、公益法人、大学等教育機関、国及び地方公共団体等(以下「共同研究者」という。)と連携した共同研究を実施しています。
今回、令和7年2月に京都市上下水道局技術開発に係る共同研究審査委員会を開催し、提案内容等を審査した結果、以下の提案型共同研究3件を採択しましたので、お知らせします。
1 平常時と地震時の断水影響を考慮した水道管路の更新優先順位付け手法に関する共同研究
1 共同研究者
株式会社クボタ
2 研究期間
令和7年4月1日 ~ 令和8年3月31日
3 研究概要
多様な環境データとAI技術を活用した管路の評価手法を用いることで、老朽度及び地震被害をより精緻に評価するとともに、水理解析から管路が漏水した際の断水影響度を加味することで、最適な更新優先順位付けの評価手法を開発する。
2 画像認識AIを活用した下水道管路調査画像の劣化判定等に関する共同研究
1 共同研究者
パシフィックコンサルタンツ株式会社
株式会社Rist
2 研究期間
令和7年4月1日 ~ 令和9年3月31日
3 研究概要
下水道管路の老朽化対策を推進するため、高画質管口カメラ調査で撮影した画像の品質確保及び劣化判定の品質管理の一元化や自動化による作業効率化を目指し、AI画像認識技術で撮影画像データの良否判定及び管内劣化判定を行うツールの研究を行う。
※ 良否判定:高画質カメラで撮影した画像が、劣化判定できる品質であるかをAIモデルで判定
劣化判定:撮影した下水道管路の画像について、破損、クラック及び腐食等の劣化項目や劣化度合をAIモデルで判定
3 下水道管路調査による効率的なスクリーニングに関する共同研究
1 共同研究者
株式会社NJS
株式会社Rist
2 研究期間
令和7年3月18日 ~ 令和9年3月31日
3 研究概要
高画質管口カメラを活用した下水道管路内調査データを効率的に蓄積できる地理情報システムを搭載したクラウドと、前記のAI画像認識ツールをAPI連携することで、速やかに自動判定結果等を通知・可視化させることにより、更なる管路内調査の効率化を目指す。
※ API連携:接続先のOSを呼び出すことや互いのソフトウェアやアプリケーション機能の一部を共有すること。
お問い合わせ先
京都市 上下水道局技術監理室監理課
電話:075-672-7713
ファックス:075-682-2274