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京都市上下水道局

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水路閣の監視調査

ページ番号206660

2016年10月26日

水路閣の監視及び調査について

これまでの経過

 京都市上下水道局では,平成20年7月に水路閣の橋脚にひび割れが発見されたことから,緊急防護工事と詳細調査を行うとともに,平成22年1月には『水路閣改修調査検討委員会』を設置し,修復方法等の検討を重ねてきました。その結果,平成23年7月に『水路閣改修調査検討委員会報告書』が取りまとめられ,その報告書に基づいて策定された『水路閣管理計画』及び平成27年3月に新たに策定された『第2回水路閣管理計画』,平成28年3月に見直しを行った『第3回水路閣管理計画』に基づき,水路閣の躯体と周辺地盤の監視及び調査を行っています。

取組内容

水路閣躯体監視

 『第3回水路閣管理計画』の初年度として,ひび割れ,水路閣の構造物自体の状況を監視するとともに調査を実施しています。

 なお,当計画では,これまでの観測結果から状態は安定していると考えられるため,観測回数は年間12回から6回へと変更しています。

周辺地盤調査

 『第3回水路閣管理計画』の初年度として,これまでと同様に周辺地盤の測量を行うとともに,地下水位の観測を実施しています。

平成27年度監視及び調査実施報告

平成27年度調査報告

 『第2回水路閣管理計画』の実施報告及び今後の方向性に関する報告会が,平成28年7月28日に行われました。

平成27年度調査結果定期報告会要約

1.水路閣西側橋台における観測値の差は,観測を開始した平成24年度と今回の最終観測値で概ね5mm以内である。また,観測期間内の記録的豪雨との相関性はなかった。さらに過去の構造解析等から地震による倒壊の可能性は低いと考えられる。変状の要因である編土圧や不等地盤による応力も,亀裂発生に伴い解放された結果,状態が安定していると考えられるため,対策工の実施には慎重な判断が必要となる。

2.西側法面部においては,15mm程度の範囲内で継続的に変位し続けているが,観測を開始した平成24年度と今回の最終観測値の差が概ね5mm以内である。また,観測期間中,記録的豪雨に遭遇したにもかかわらず変位量や挙動に変化は見られなかったことから,避難・警戒措置をとるほどの緊急性は低いと推測される。

平成27年度調査内容

1.水路閣動態観測 6回

2.周辺地盤調査  4回

平成26年度監視及び調査実施報告

平成26年度調査報告

 平成24年度から平成26年度までの調査結果を踏まえ『水路閣管理計画』における最終年度としての実施報告及び今後の方向性に関する報告会が平成27年6月5日に行われました。

平成26年度調査結果定期報告会要約

1.水路閣西側橋台においては,これまでの調査結果より偏土圧や基礎部の不同地盤・不等基礎について対策を検討する必要があるが,亀裂の発生に伴い応力が解放された結果,現状は安定していると考えられるため,対策工の実施には慎重な判断が必要となる。

2.西側法面部においては,15mm程度の範囲内で継続的に変位し続けているが,記録的豪雨に遭遇したにもかかわらず変位量や挙動に変化は見られなかったことから,避難・警戒措置をとるほどの緊急性は低いと推測される。

3.本年度は『水路閣管理計画』による変状等の監視の最終年度となっているが,対策工に至っていない現状では,観測頻度を低減しながらも観測を継続すべきである。

 

平成26年度調査内容

1.水路閣動態観測  12回

2.周辺地盤調査    4回

 

お問い合わせ先

京都市 上下水道局水道部疏水事務所

電話:075-761-3171

ファックス:075-752-3083