山間地域における水質管理
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2017年4月6日
山間地域の水道
現在,京都市の山間地域では,19の給水地域で水道水の供給を行っています。

山間地域の水道の原水,浄水,給水栓の水質管理は水質管理センター水質第1課が担当し,皆さまに安全・安心な水道水をお届けしています。
水道原水の水質管理
山間地域の水道は,浄水場ごとに,河川の表流水,伏流水,浅井戸,深井戸と,異なった水源となっています。
水質第1課では,浄水場ごとに異なる原水について,水道法で定められた水質基準のうち関連する39項目の水質試験を行い,その結果を浄水処理に反映させています。
また,原水の自動水質計器により濁度やph値を常時モニタリングしています。
浄水場での水質管理
膜ろ過設備(黒田地域)

薬品注入設備(次亜塩素酸ナトリウム)
給水栓での水質管理
山間地域の水道では,毎日検査として各地域において,色,濁り,消毒の残留効果の3項目について水質検査を行っています。
また,水質基準項目の51項目,水質管理目標設定項目及びクリプトスポリジウム等の水質検査については,水道法第20条第3項による登録機関に委託しています。
放射性物質の測定
水質第1課では,上下水道局の所有するゲルマニウム半導体検出器を用いて,地域内を代表する5箇所で採水した水道原水及び水道水について,年4回放射性物質の測定を行っています。
測定対象は,放射性ヨウ素(ヨウ素131)及び放射性セシウム(セシウム134及びセシウム137)ですが,これまで検出の事例はなく,水道水が安全・安心であることを確認しています。なお,最新のデータは,上下水道局のホームページをご参照ください。
危機管理対策
モニタリング画面(中央監視装置)
山間水道の水源は比較的清浄で安定していますが,表流水を水源としている施設では,降雨時に河川の水が濁ることがあります。
このような突発的な水質変化に対応するため,各浄水場での水処理状況を常にモニタリングできるよう監視設備を構築し,迅速な対応により皆さまに安定して水道水を供給できるよう努めております。
請求による検査
お住まいの地域の水道水について,水質検査の依頼があれば必要項目の検査や試験を行います。
お問い合わせ先
上下水道局 技術監理室 水質管理センター 水質第1課
電話:075-771-5380 ファックス:075-752-3054