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疏水分線「哲学の道」における桜並木の保全について

ページ番号78860

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2012年3月1日

疏水分線「哲学の道」における桜並木の保全について

 京都の代表的な観光地であります「哲学の道」には,数多くの桜の木が植えられており,桜の名所として皆さまに親しまれています。  

 疏水事務所では,琵琶湖疏水とともに,「哲学の道」沿いに植えられた桜並木についても,維持管理を行っています。近年,桜の木の老齢化が進んでいる状況にあることから,害虫の駆除,桜の木の根の養生,立ち枯れや倒木のおそれのあるものの植え替えなどの取組など,様々な形で桜並木を保全し,周辺の景観保存にも努め,やすらぎと潤いのある水辺空間を提供しています。


これまでの取組

 疏水事務所では,「哲学の道」の桜並木の保全のため,これまでに次のような取組を行っています。

桜並木樹木台帳での管理

 「哲学の道」の桜並木について,持続的に保全していくため,それぞれの木に関する調査の内容を台帳として取りまとめ,樹木の状態管理を行っています。

桜の木の植栽環境の整備

 近年,桜の老齢化が進み,早急な対応が必要であることから,専門家の意見を踏まえ,「哲学の道」における桜の植栽環境を整備するため工事を行っています。この工事は,桜の木の根を養生できるようにするため,土壌をほぐし,地被類(ニシキテイカ・ヤブラン等)を植栽することを内容としています。平成19年から区間を分けて順次着工し,これまでに若王子橋から北に約460メートルの工事が完了しています。平成21年度は洗心橋から銀閣寺橋までの約400mを整備しました。
 なお,この整備工事による桜の木の保全及び育成の効果を更に高める目的から,植栽した地被類の定着を図るとともに,地面が踏み固められることを防ぐため,工事を完了した一部の区間で立入りを制限しています。

クローン技術を活用した苗木の増殖

 「哲学の道」に植えられている桜の木の一部には,日本画家である橋本関雪(はしもと かんせつ)ゆかりの「関雪桜」(通称)として親しまれているソメイヨシノがあります。近年,樹木が弱っていることから,この関雪桜を後世に残すことを目的に,平成21年1月に小枝を採取し,「独立行政法人 森林総合研究所 林木育種センター関西育種場」(岡山県勝央町)にまったく同じ遺伝子を持つ後継クローン苗木の増殖を依頼しました。

 同センターにおいて増殖後,無事に一定程度まで成長した苗木を平成23年2月に上下水道局で引き取りました。引取り後,上下水道局用地において更なる育成を図り,平成24年1月19日に疏水分線銀閣寺西橋下流左岸に3本の苗木を植樹し,里帰りを実現しました。


 関雪桜とは,大正時代に京都画壇で活躍した橋本関雪が夫人と共に,大正10年,桜の苗木 約300本を京都市に寄贈し,疏水分線の「哲学の道」沿いに植えられたのが始まりとされています。(「琵琶湖疏水の100年〈叙述編〉」から)
 この「関雪桜」が市民に親しまれるとともに,後世に伝えていくことを趣旨として,「国際ソロプチミスト京都-わかば」から平成21年11月に「関雪桜」の由来等を説明する記念碑の寄贈を受けました。(白沙村荘橋本関雪記念館前の疏水沿いに設置)


地元の方々との協力関係の構築

 上下水道局において,平成17年に「哲学の道」の桜並木の保全の在り方などを検討するため,「哲学の道」桜並木保全育成検討委員会を発足させました。

 さらに,地元の代表の方々との懇談会を毎年定期的に開催し,御意見等をお聞きしながら,桜並木のよりよい保全育成に取り組んでいます。

お問い合わせ先

京都市 上下水道局水道部疏水事務所

電話:075-761-3171

ファックス:075-752-3083