なぜ京都市で高度処理が必要か
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2012年4月12日
市内河川の水環境や景観の保全はもとより,下流都市でくらす約1,100万人の水道水源を保全し,閉鎖性水域である大阪湾,瀬戸内海の富栄養化を防止することが求められています。
京都市では,市内河川や下流水域の水質基準を安定的に維持達成し,下流都市の水道水源を保全するとともに,大阪湾・淀川流域別下水道整備総合計画※や水質規制の強化に対応するため,高度処理を推進しています。
※大阪湾・淀川流域別下水道整備総合計画
閉鎖性水域である大阪湾の富栄養化防止や水質の維持改善のため,大阪湾及び主要河川の位置する関連府県(三重県,滋賀県,京都府,大阪府,兵庫県,奈良県及び和歌山県)と関連政令市(京都市,大阪市,神戸市及び堺市)及び国土交通省が集まり,「大阪湾・淀川流域別下水道整備総合計画(以下,「流総計画」という。)」を策定しています。
流総計画では,府県ごとの許容流出負荷量や下水処理場の整備目標が定められており,京都市でも流総計画の整備目標に基づき,高度処理を推進していきます。
項目 | 水量区分 | COD | T-N | T-P | |
大阪湾流域内の下水処理場 (琵琶湖流域を除く) | 日平均汚水量 5,000㎥/日以上 | 8 (10) | 8 (10) | 0.8 |
注 整備目標値の達成が困難な場合の流総計画上の目標値は,( )の値を上回らない範囲で設定することができるものとする。
(出典:大阪湾流域別下水道整備総合計画基本方針 平成20年3月)
お問い合わせ先
京都市 上下水道局下水道部管理課
電話:075-672-7838
ファックス:075-682-2707