京都市営地下鉄の車軸組立てに関する緊急点検結果

　京都市交通局では、近畿運輸局からの指示を受け、現在運用している京都市営地下鉄の全車両の車軸について、車軸組立作業の緊急点検を実施した結果、不適切な事案はありませんでした。

　車軸の組立ての外注先である日本製鉄株式会社と代理店の住友商事株式会社からの成績書を基に「（1）納入時の成績書に記載の圧力値がJIS規格で定められている範囲であるか」、「（2）数値の書換え等の不正はないか」を確認しました。

　全888軸のうち、令和元年に納品された東西線車両の1軸について、圧力値（809kN）が基準値（487～808kN）を1kN超過していました。

　この1軸については、「当時、作業記録を基に検証した結果、安全性に問題のない製品であったこと」、「その後の全般重要部検査※での超音波探傷検査においても問題なかったこと」から、そのまま運行に使用しています。

　それ以外の887軸については、規定の範囲内であることを確認しました。

※4年に1度、車両を解体して実施する定期検査。車でいう車検のようなもの。

　日本製鉄株式会社と代理店の住友商事株式会社から、数値の書き換え等の不正はなかったとの報告を受けています。

37編成　888軸（37編成×6両×4軸／両）

（内訳）

　・烏丸線　20編成　480軸

　・東西線　17編成　408軸

令和6年9月20日（金曜日）

交通局高速鉄道部高速車両課（電話：075-863-5263）