平成28年度 第1回京都市地下鉄5万人増客推進本部会議(6月1日)
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2016年11月22日
1 1日5万人増客の進捗状況について
1 地下鉄のお客様の推移

2 実績と経営健全化計画の比較
年度 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
計画値 | 327 | 328 | 328 | 329 | 330 | 338 | 347 | 356 | 365 | 375 |
実績値 | 327 | 330 | 334 | 339 | 348 | 359 | 372 | ‐ | ‐ | ‐ |
差 引 | 0 | 2 | 6 | 10 | 18 | 21 | 25 | ‐ | ‐ | ‐ |
3 地下鉄・市バスのお客様数の現況について
地下鉄と市バスは,京都市交通事業の両輪として密接なネットワークを構成しており,地下鉄の増客のみならず,市バスの増客にも取り組んでいくことが重要です。
⑴ 平成27年度の地下鉄・市バス1日当たりのお客様数(速報値)
・地下鉄・・・372千人(平成26年度 359千人)
・市バス・・・353千人(平成26年度 341千人)
【増客の要因】
1 地下鉄
○ 文化市民局が取り組んできた動物園のリニューアルやロームシアター京都のオープンなどによる岡崎地域の魅力向上,総合企画局において活用の取組を進めてきた山ノ内浄水場跡地での京都学園大学京都太秦キャンパスの開校など,沿線での施設整備が進んだ。
○ 京都市美術館での人気の展覧会や,京の七夕,花灯路,市役所前広場での催事など,全庁を挙げて,沿線で活発にイベントを開催した。
2 市バス
○ 車両を増車し,お客様の利用状況に即応した路線・ダイヤ編成を行った。
○ 各区役所等において,地域の皆様と一体となった利用促進と利便性向上に取り組んだ。
3 両事業共通
○ 市民の皆様のご理解とご協力の下,オール京都で推進している観光振興や「歩くまち・京都」のまちづくりの取組が,着実に成果を上げている。
⑵ これまでのお客様数の推移
21年度 | 22年度 | 23年度 | 24年度 | 25年度 | 26年度 | 27年度 | |
地下鉄 | 327 | 330 | 334 | 339 | 348 | 359 | 372 |
(増減率) | ‐ | (1.1%) | (1.2%) | (1.5%) | (2.7%) | (3.0%) | (3.6%) |
市バス | 311 | 314 | 314 | 321 | 326 | 341 | 353 |
(増減率) | ‐ | (0.8%) | (0.2%) | (2.3%) | (1.3%) | (4.7%) | (3.5%) |
2 各月の旅客数の変動
平成27年度は,平成26年度に引き続き,2年連続で,地下鉄,市バスともに全ての月でお客様数が前年を上回りました。
ア 地下鉄


3 券種別に見た経年比較
1日当たりのお客様数について,経営健全化計画の初年度である平成21年度と平成27年度を比較すると,地下鉄では4万5千人,市バスでは4万2千人増加しています。
このうち,通勤・通学の定期券のご利用者数の増が,地下鉄で1万7千人,市バスで1万5千人と,両事業とも約4割に上っており,人と公共交通優先の「歩いて楽しいまち・京都」のまちづくりの機運が浸透してきた成果と分析しています。
ア 地下鉄


4 地下鉄の駅別乗客数について(過去3年間)
平成27年度は,地下鉄の全駅でお客様数が前年を上回り,全線では3.6%の増となりました。
路線別に見ると,烏丸線が3.0%の増,東西線が4.6%の増となり,東西線が大きな伸びを示しました。中でも,太秦天神川駅,東山駅,蹴上駅の伸びが大きく,沿線での大学の開設や岡崎地域の活性化等が寄与しているものと考えられます。
地下鉄の駅別乗客数について(過去3年間)
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2 5万人増客アクションプログラムについて
1 概 要
京都市地下鉄5万人増客推進本部では,市民の貴重な財産である地下鉄を,市民生活と京都の発展のために積極的に活用し,将来にわたって安定的に運営していくことを目指し,「京都市高速鉄道事業経営健全化計画」における重点課題である1日5万人の増客目標の達成に向け,本市のあらゆる政策を結集し,全庁を挙げた取組を展開してきました。
平成26年度には,計画の下半期(平成26年度~平成30年度)における「地下鉄5万人増客アクションプログラム」を,次の3つを重点方針として掲げ,より実効性のある内容で策定いたしました。
<重点方針>
1 地下鉄を核としたまちづくりの推進
2 地下鉄駅及び駅周辺での観光・集客イベントの開催
3 地域や事業者との協働による公共交通優先の「歩くまち・京都」の取組推進
推進本部では,このアクションプログラムに基づき,全庁一丸となって攻めの取組を推進するとともに,相互にしっかりと連携を図りながら更なる増客を目指すため,半期ごとに進捗と取組項目の点検を行っています。
2 アクションプログラムの進捗状況について
平成27年度第2回会議(11月18日)で更新したアクションプログラム (384件)の進捗状況(3月末現在)は次のとおりです。
事業を完了したもの・・・・・・・・・・・36件 (9.4%)
継続して取り組んでいるもの・・・348件 (90.6%)
実施に向けて検討しているもの・・・0件 (0%)
総件数・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・384件
*着手済384件100%
3 アクションプログラムの更新について
平成28年度上半期から新たにプログラムに加える項目
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重点項目(特に増客効果が大きいと考えられる項目)
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(参考)類型別・局別件数
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別添1 一覧(平成28年4月現在)
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3 第6期若手職員増客チームの取組について
1 A班(地下鉄増客新鮮組)
○~四条通歩道拡幅工事完成記念~「地下鉄・市バスに乗って四条通へおでかけ」
四条通歩道拡幅工事の完成を記念して,より多くの皆さんに,地下鉄・市バスで歩きやすくなった四条通におでかけしてもらえるよう,人気の京都のマスコットキャラクターを使ったPR事業「地下鉄・市バスに乗って四条通へおでかけ」を実施しました。
⑴ 四条通マスコットキャラクターパレード
人気の京都のマスコットキャラクターたちの着ぐるみを着用し,四条通歩道拡幅竣工記念式典に出演したほか,四条通を練り歩き,地下鉄・市バスで歩きやすくなった四条通へのおでかけをPRしました。
【実施日】平成27年11月15日(日曜)
⑵ 「地下鉄・市バスに乗って四条通へおでかけ」スタンプラリー
四条通のお店(京都タカシマヤ,京都マルイ,大丸京都店,藤井大丸,東急ハンズ京都店)と地下鉄の2駅(四条駅,京都駅)に設置している 京都のマスコットキャラクターのスタンプを5個以上集めると,豪華景品をプレゼントするスタンプラリーを,四条繁栄会商店街振興組合との共催で開催しました。
【実施日】平成27年11月18日(水曜)~27日(金曜)
【実 績】スタンプラリー参加者数 1,954名

○太秦萌の「地下鉄に乗って京のお店を巡るっ」
より多くの皆様に地下鉄に乗ってお買い物に行っていただけるよう,ジェイアール京都伊勢丹と連携し,地下鉄・市バス応援キャラクター「太秦萌」を活用した事業を実施しました。
【実施日】平成28年5月25日(水曜)~31日(火曜)
⑴ ジェイアール京都伊勢丹特設会場での太秦萌フェア地下鉄沿線店舗のお奨め商品の展示やオリジナルグッズの販売など
⑵ 地下鉄沿線店舗での優待キャンペーン
⑶ 地下鉄の駅,ジェイアール京都伊勢丹,沿線店舗を巡るスタンプラリー

2 B班(となりのメトロ)
○「あってよかったコトキン・ライナー」
平成27年10月から運行開始した金曜日の地下鉄深夜便「コトキン・ライナー」をより多くのお客様に御利用いただき増客に繋げるため,動画を配信するとともに,オリジナルコースターを配布する「あってよかったコトキン・ライナー」を実施しました。
⑴ 地下鉄駅周辺の居酒屋へのコースター配布
地下鉄主要駅周辺の居酒屋等のお客様に,コトキンライナーを知ってもらい,実際に利用してもらう目的で,コトキンライナーのPRと主要駅の金曜の終電時間を記載したオリジナルコースターを作成し,お店で使用してもらえるよう,営業活動を実施しました。
【配 布】京都駅・四条駅界隈の66店舗 計15,000枚
⑵ コトキン・ライナーPR動画の作成
立命館大学,同志社女子大学の学生との協同で,学生や若手ならではの発想による,印象的な終電延長をPRする動画を作成し,地下鉄四条駅のデジタルサイネージやYouTube等の媒体で放映しました。
【放映期間】平成27年12月14日(月曜)~平成28年1月10日(日曜)
⑶ C班(メトロdeパッション班)
○「京都マラソンに地下鉄でおこしやす」
2月に開催された「京都マラソン2016」の連携企画として,マラソン当日の地下鉄増客のため,「京都マラソン2016おこしやす広場(平成28年2月20日(土曜),京都市勧業館みやこめっせ)」会場で地元小学生によるランナーへの応援メッセージ入りの台紙を添えて地下鉄カード乗車券を販売しました。また,「太秦萌」フェイスブックでコース情報等を配信しました。
【カード乗車券販売実績】471枚

○「京のさくら見物は地下鉄でおこしやす」
春の桜のシーズンに便利な地下鉄でのお出掛けを促進するため,関西最大のよさこい祭り「第十二回 京都さくらよさこい」の会場で,お花見にぴったりなオリジナル弁当を販売するとともに,おすすめのお花見スポットを紹介する地下鉄沿線「お花見MAP」の配布,移動に便利な地下鉄一日乗車券の販売を行いました(平成28年4月2日(土曜),梅小路公園)。また,「さくらよさこい」神宮道会場近くの地下鉄東山駅,植物園会場近くの北山駅構内を桜のイメージで装飾し,お客様のお花見気分を盛り上げました。
【お弁当販売個数】335個


⑷ 全グループ共通
○「太秦 萌のFacebook」の充実【継続中】
平成25年1月に立ち上がった地下鉄5万人増客応援キャラクター「太秦萌」のフェイスブックを活用し,交通局のイベント等を発信,地下鉄の増客やPRを図りました。
【Facebookフォロー数】4,090人(平成28年5月20日現在)(1年間で約1000人の増)
○「駅男(エキメン)の認定による地下鉄の利用促進企画
第5期の若手職員増客チームの取組から始まった企画を,第6期のメンバーが引き継ぎ取り組みました。
駅及び駅周辺店舗の活性化を目的に,駅周辺店舗で一生懸命に働いている 男性を「駅男(エキメン)」として認定,太秦萌のフェイスブックや駅構内において紹介しています。また,エキメン認定店舗に地下鉄駅への案内サイン掲出に御協力いただき,お客様が迷わずに駅に行ける環境づくりを行っています。
【実績】駅男(エキメン)認定者 74名(平成28年5月末現在)
別添2 京都市地下鉄5万人増客推進本部 名簿
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お問い合わせ先
交通局営業推進室(企画推進担当)075-863-5065