交通局本庁舎で大規模防災訓練を実施
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2009年3月19日
昨年4月に交通局の本庁舎が太秦天神川駅上の右京区総合庁舎「サンサ右京」に移転し,間もなく1年が経とうとしています。
この「サンサ右京」には,交通局のほか区役所,図書館,体育館,飲食店などが入居し,複合施設としてたくさんのお客様がお越しになります。
そのため,火災や地震などの非常事態の際には,消防署の消防隊が到着するまでの間に職員がお客様を安全に避難誘導するとともに,初期消火や救助にあたる自衛消防活動が大変重要になってきます。
今回の防災訓練では,3階からの火災を想定し,サンサ右京の自衛消防隊が右京消防署や太秦消防分団と協同で消火活動や救出作業を行ったものです。
右京消防署からは,はしご車など消防車数台が出動し,消火・救助活動を行い,けが人を救急車まで搬送するなど,緊迫感のある現場さながらの防災訓練を実施しました。
10:30 火災発見
「火事だ!火災報知機を作動して下さい!!」
火災に気付いた交通局の職員が火災報知機を作動しました。
さあ,防災訓練の開始です。
周囲に緊張感が走ります。
10:35 避難開始
火災発生のアナウンスが館内に流れる中,職員は庁舎南側へ速やかに避難していきます。
10:35 救助袋使用訓練開始
火災発生場所の3階から,救助袋を使用した訓練が開始されました。
これは,正式名「垂直式救助袋」といって火災時に逃げ遅れた人が安全に地上へと避難するための防災設備です。
3階から地上へと袋状のものを降ろし,その中を人が滑り降りる構造になっています。
ここから見ると,すごい高いですね・・・。
大丈夫かな・・。
3階から無事に降りれたみたいですね。
本番さながらの訓練が続きます。
10人の職員が降りてきました。
「いい体験ができた。想像してより降りるのに時間がかかる。」との職員の声。
想像だけでは,緊急時に使えません。
体験して分かることですね。
10:40 避難状況を報告
各部署の担当者が,防災対策本部に避難状況を報告しています。
「被害,避難情報を報告します!!」
「現在延焼が3階フロアー全体に広がっており,交通局東側出入口は通行できません。1名の負傷者と2名の行方不明者がおります。負傷者は,救護班が現在救出中です。」
「以上です!!」
「了解!!」
10:45 京都市消防局消防隊による消火・救出活動が開始
3階南側ベランダに取り残された職員を救助するため,はしご車が到着しました!
近くで見ると,すごい迫力です!
「2名の行方不明者の救出に向かえ!!」
右京消防署の隊長からの命令が矢継ぎ早に飛び交います。
10:55 3階南側ベランダからはしご車で救出
はしごがどんどん伸びて,あっという間に3階の高さまで到達しました。
消防隊長の解説では,はしごを目的階の少し上に伸ばしてから少しずつ高さと距離を合わせて行くそうです。
この後,1名の行方不明者が無事はしご車で救出されました。
10:55 負傷者を救出
もう一名の行方不明者は,別の消防隊が庁舎内へ突入し,無事救出しました。
現在,救急隊員によって担架で手当されています。
11:00 訓練終了
訓練終了後,サンサ右京自衛消防本部隊長と右京消防指揮隊長から今回の防災訓練を振り返っての講評がありました。
近頃,火災による被害が多発しています。
今回の訓練のように,いざという時に速やかに行動できるように心掛けたいものですね。
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