平成19年度 交通局運営方針
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2012年4月11日
1 市バス事業の概要
市バスは、73系統750台のバスが市内を網の目のように運行し、1日で地球を2周する約7万8,000kmを走り続け、毎日約30万8千人のお客様にご利用いただいています。これは、市内のバス交通のうち約85%を占めており、まさに市内交通の中心的な役割を果たしています。
しかし、お客様のご利用が少なくて、民間バス並みのコストで運行しても赤字となる、いわゆる「生活支援路線」の維持が厳しくなっていることから、どのようにして確保していくかが課題となっています。
2 地下鉄事業の概要
地下鉄は、都市空間を有効に活用しつつ、地域の発展と活性化に極めて大きな効果をもたらすとともに、CO2排出量が自家用車の約20分の1であり、地球環境にも大変優しい公共交通機関です。京都市の地下鉄は、烏丸線と東西線を合わせて28.8kmの路線で、2路線、37編成、222両で毎日地球1周を超える4万9,000kmを運行し、毎日約31万5千人のお客様を安全・確実にお運びしています。
しかし、その便利な地下鉄も、1km伸ばすのに200億~300億円もの巨額の建設費がかかることから、その債務をどのようにして返済していくかが課題となっています。
3 平成19年度の1年間、交通局では、
「すべてはお客様のために」を合言葉に・・・
○平成18年6月に策定した「京都市交通事業第2次アクションプログラム」に基づき,一層の経営健全化を推進するとともに,市バス・地下鉄の安全運行の確立や積極的な増収・増客に取り組み,お客様満足度日本一のサービス向上を目指します。
○本年度中の開通を目指して整備を進めてきた東西線二条~天神川の延伸を,当初の予定よりも2箇月早め,平成20年1月に開通させます。
○開通に併せて,市バス路線を市バスと地下鉄のネットワークを生かした利便性の高いものに再編するとともに,観光客,通学輸送等の強化や「生活支援路線」を全力で維持するための「小型バス・ジャンボタクシー代替モデル実証実験」を引き続き実施します。
○地下鉄全線でPiTaPaなどのICカード乗車券の利用サービスを4月から開始していますが,さらに,京都市独自のクレジットカード機能付きICカード「京都ぷらすOSAKA PiTaPa」を発行し,商業施設との連携を図るなど,一層のサービス向上に努めます。
○安心して利用していただけるよう,より安全な市バス・地下鉄を目指します。
○人件費・経費の削減や,更なるサービスの向上により,民間のバスや鉄道事業者に負けない事業運営を目指します。
○職員の接遇マナーアップにより,市民に愛される市バス・地下鉄を目指します。
○市バス・地下鉄の各施設のバリアフリー化や,環境に配慮したバス車両や燃料の導入など低公害化の取組を進め,公共交通優先型の「歩くまち・京都」の実現に貢献する人や環境に優しい市バス・地下鉄を目指します。
4 平成19年度 交通局運営方針
1 安全・安心・快適な市バス・地下鉄の運行~安全第一と快適をモットーに~
2 お客様の増加、収入増のための積極的な営業推進~ますます便利で魅力的に~
3 経営健全化へ向けた取組の推進~市民の足を守る強い決意をもって~
4 職員の育成と案内・相談の充実によるお客様第一のサービス提供~お客様満足度日本一を目指して~
5 人や環境にやさしい公共交通優先型の社会への貢献~「歩くまち・京都」の新しい価値観の創造へ~
5 平成19年度 交通局運営方針全文
平成19年度交通局運営方針全文
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お問い合わせ先
京都市 交通局企画総務部企画総務課
電話:(企画担当)075-863-5031、(調査担当)075-863-5035、(契約・入札担当)075-863-5095
ファックス:075-863-5039