8月6日(火曜日)「北区『WAのこころ』創生講座‐文化のWA‐」第3回を開講しました。
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2024年8月6日
令和6年度の3回目は、京都三奇祭のひとつであり、花傘をおしたて、赤いシャグマ(赤く染めたヤクの尾の毛)を冠った鬼たちが行列となって練り歩く「今宮やすらい花」を受け継がれている今宮やすらい会の土橋耕治様にご登壇いただきました。
冒頭から、紹介動画を用いて、祭り当日の流れ、衣装について詳しくご説明いただき、平安時代に始まったとされている「今宮やすらい花」の起源や地域との繋がりについて詳しく解説いただきました。
今宮やすらい会として、守られていることや今後の課題にも言及いただいたほか、具体的なエピソードも赤裸々にお話しいただき、途中に笑いが起こる場面が何度もあるなど、多くの参加者は頷きながらお話を聞いておられました。
今宮神社周辺は、かつて都の中心からは離れた上野村という農村地帯で、悪霊や怨霊、疫等が流行する春頃に、この地域の人々が1年間の無病息災を願う祭りとして始まったとのことです。
村の合併や地域の生活環境が大きく変わった今、「今宮やすらい花」は疫病を鎮め、平安を願う春の風物詩として、今後も大切に受け継がれていくことを願ってやみません。
次回の講座は10月1日(火曜日)、和菓子工房「おやつaoi」主宰 土田 葵様を迎え、和菓子についてお話しいただきます。本講座はどなたでも無料で受講いただけますので、お気軽にお申込みください。オンライン受講も可能ですよ!
北区長 川妻 聖枝
お問い合わせ先
京都市 北区役所地域力推進室まちづくり担当
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