11月12日（金曜日）大谷大学　2021年度博物館見学会に出席しました。

　11月12日（金曜日），大谷大学で開催された“2021年度博物館見学会”に参加させていただきました。

　最初に木越学長からオリエンテーションがあり，例年，この時期に開催される紫明祭（学園祭）は，コロナ禍により昨年は中止となり，今年は参加者を学内関係者に限定した開催とせざるを得なかった。ついては，従来の賑やかな文化祭を再び開催したいとの願いとともに，近隣の方との交流の“文化”を引き継ぐことの意義を踏まえ，近隣にお住いの方々，関係者との大切な交流の機会として本会を開催することとしたとの説明がありました。

　次いで，社会学部長である野村教授から，コロナ禍で課外での活動が制限される中にあっても，内容や取り組み方を工夫していくことで，地域連携活動を継続いただいていることを知りました。また，「こんな状況だからこそ学生にとっては新たな経験やスキルを身につけるチャンスになっている。」との姿勢に，感銘を受けました。

　その後，学内の博物館に移動し，「2021年度特別展／東本願寺と京都画壇」の展示を見学させていただきました。國賀館長自ら解説いただきましたが，障壁画の下絵から完成に至る過程において，権力者から修正を示唆された画家の腐心の跡が見える展示がなされており，「現代にも通じるものがあるなぁ」と妙に感心。終了時には出席した方々から，丁寧な説明に大きな拍手が贈られました。

　今回，このような素敵な交流の場にお招きいただき感謝いたしております。木越学長のお話にもありました，“文化”に通じるこころを途絶えさせないよう，北区役所としましても引き続き大谷大学様とも連携しながら，北区を元気にする様々な事業に取り組んでまいります。　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　副区長　向井　豊浩