令和7年度 上京民生児童委員会 生活支援・防災専門部会研修会について
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2025年10月10日
生活支援・防災専門部会研修会の実施
上京区役所と上京民生児童委員会とが連携して、上京民生児童委員会 生活支援・防災専門部会※の研修会を実施しました。 今回は、「実践報告 小川学区の買い物支援(移動販売)」の取組」と題して、小川学区民生児童委員協議会会長 深尾康史 氏と上京区社会福祉協議会 地域支え合い活動創出コーディネーター 市川隆嗣 氏から報告をしていただきました。
まず、深尾氏からは、小川学区で買い物支援の取組が始まった地域事情や背景について、そして、地域の困りごとを解決しようと民生委員など地域の方々が、学生や関係機関など多くの方を巻き込み、協力して買い物支援を実施し、続けていった結果、独居の高齢者が外出するきっかけと住民同士の交流の場ができた、サポートしてくれる学生とよい関係ができた、自分で選んで買い物できる楽しみができた、日常のトラブルや相談もできる、など良いことがたくさんあったと報告いただきました。一方、悪天候でも休まず毎週実施すること、毎回多くのスタッフの確保が必要、今後のマーケット状況にも注視していく必要があるなど、事業を安定的に継続していくことの難しさもお話しいただきました。 現在、移動販売車のスタッフの確保ができず3か月間の休止中ですが、いよいよ10月15日に再開予定とのことです。
次に、市川氏からは、地域支え合い活動創出コーディネーターの立場から、買い物支援実施に至るまでのお話、活動の様子、さらに、下京区をはじめ他の地域での取組事例も紹介していただきました。京都市地域支え合い創出コーディネーターは、地域で高齢者を支えていくために必要な生活支援サービスの創出、担い手の養成、ネットワーク構築等を行っており、各区の社会福祉協議会に配置されています。民生委員など地域で活動されている方にとっても大変心強い存在です。
研修では、今後の活動の参考になる貴重なお話を聞くことができました。研修に参加された方からは、「京都の町中で買い物に困られていることに驚きました。具体的な取組で参考になりました。」「個別配達と違い、コミュニケーションがとれる意味でも良い取組だと思いました。学生のサポートもありがたいですね。」などと感想をいただきました。
※専門部会は、生活支援・防災、高齢者福祉、障害者福祉及び児童母子福祉の4部会で構成されています。
【対象】
生活支援・防災専門部会所属の民生委員・児童委員及び主任児童委員 55人


研修会
実践報告「小川学区の買い物支援(移動販売)の取組」
1 日時
令和7年9月22日 月曜日 14:00から
2 場所
上京区役所 4階大会議室
3 次第
開会挨拶 生活支援・防災専門部会 部会長 原 吉則
報告
(1)小川学区民生児童委員協議会 会長 深尾 康史 氏
(2)上京区社会福祉協議会 地域支え合い活動創出コーディネーター 市川 隆嗣 氏
質疑応答
4 概要
(1)・小川学区の買い物支援の取組
・買い物支援の取組が始まった地域と背景
・支援取組までの経緯と準備
・毎週水曜日に、みんなが集まると何が
・商品の気づかいと配達支援
・人が集まり、良いことが沢山生まれた?
・今後の活動に向け、課題
(2)・京都市地域支え合い活動創出事業について
・小川学区での取組~小川カミング買い物支援~
・下京区での取組
・まとめ
(参考)
■ 民生委員・児童委員について
厚生労働大臣から委嘱される非常勤の地方公務員であり、学区内の各々の担当エリアにおいて、援助を必要とする住民の生活に関する相談に応じたり、助言等の援助を行うことを主な職務とし、福祉行政の協力者として重要な役割を担うとともに、地域の諸団体とも連携して様々な福祉活動を展開しています。また、民生委員に委嘱された方は、児童福祉法の規定により、児童委員を兼ねることとされています。
■ 主任児童委員について
主任児童委員は、学区全体において児童福祉に関する問題を専門的に担当する児童委員で、児童福祉関係機関や児童委員との連絡調整を密にし、民生委員・児童委員の活動に対する援助、協力を行っています。
■ 人数等
民生委員・児童委員 159人(上京区)
主任児童委員 36人(上京区)
問合せ
上京区役所保健福祉センター健康福祉部健康長寿推進課地域支援担当(2階㉖番窓口)
電話:075-441-2871 FAX:075-441-0180
お問い合わせ先
上京区役所保健福祉センター健康福祉部健康長寿推進課地域支援担当(2階㉖番窓口)
電話:075-441-2871 FAX:075-441-0180