【深まるねっと2019】深草まちづくりカレッジ第1回「祭りを通した地域コミュニティの活性化」を開催しました!
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2019年5月30日
祭りを通した地域コミュニティの活性化について学びました!
5月29日に深草まちづくりカレッジの第1回を開催しました。若い方から年配の方まで,約30名が参加されました。
講師として深草郷神輿保存会会長の井上雅晶さんをお招きし,一度は途絶えた深草郷の人力神輿を復活させたエピソードを中心に,祭りを通した地域コミュニティの活性化について学びました。
※深草まちづくりカレッジ:まちづくりに関わるテーマを基に,ゲストによる講演や参加者同士の意見交換などを通して,
誰もがまちづくりについて,気軽に学び考えることができる場。
<深草郷の人力神輿が復活するまで>
約1200年の歴史のある藤森祭。その見所の1つに,神輿の巡行があります。しかし,深草郷の神輿は,担ぎ手不足などの影響で,人力ではなく,トラックによる巡行を余儀なくされた過去がありました。
井上さんが子どもの時代もトラックによる巡行が行われており,神輿に対してあまり思い入れはなかったそうですが,30歳になった時に,「神輿を担いだら面白そう!」という好奇心から,一緒に担ぐ仲間を集めて三十数年ぶりに人力神輿を復活させました。
当初は,長期に渡って人力神輿が行われていなかったことから,やり方を教えてくれる先輩もおらず,自分たちで他の地域の祭りなどを勉強して,試行錯誤しながら活動を進められました。
人力神輿の巡行に必要な経費は,神輿が巡行する道沿いの家を,趣旨を説明しながら一軒一軒回ったそうで,現在もそういった地道な活動により,地域での理解を増やし,寄付を集めているとのことでした。
井上さんからは「地域の祭りのような伝統行事は,ある時期に急に成長させても地域にしっかり根付かない。少しずつ次の世代に引き継ぎ,木の年輪のように成長させていくことで根付いていく。」と,まちづくりにも通じるお話をいただきました。
<参加者同士で意見交換>
井上さんの講演後,参加者同士で3~4人のグループをつくり,講演を聞いた感想や,井上さんにもっと聞いてみたいことなどを自由に話し合い,全体で意見を共有しました。
参加者からは,「祭りに関わる方々の熱い想いが伝わった」,「地域の方とつながる良い機会になった」,「地元愛が深まりました」などの声をたくさんいただきました。
次回は,地蔵盆による地域コミュニティの活性化をテーマに8月下旬に開催します。まちづくりに興味のある方,地域でもっとコミュニティを広げたい方,どなたでも大歓迎です。ぜひお気軽にお越しください!
お問い合わせ先
京都市 伏見区役所深草支所地域力推進室まちづくり推進担当
電話:075-642-3203
ファックス:075-641-0672