深まるねっと2017「これからの地域福祉を考えよう」の第4回を開催しました!
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2017年10月30日
連携について,みんなで考えました!
NPOと連携することで,地域の子どもたちに向けた新たなサービスをスタートされた事例を基に,これからの地域活動とその担い手について考えました。
※「深まるねっと」とは:「深草まるごとつながりネットワーク」の愛称。地域への思いを自由に語り合いながら,
誰もがまちづくりについて,気軽に学び考えることができる場。
<田中宮ふれあいまつりができるまで!>
まず,伏見いきいき市民活動センターのセンター長・三木さんから,「田中宮ふれあいまつり」ができるまでの流れを説明していただきました。
田中宮市営住宅自治会は,様々な事情から,自治会の担い手が不足し,新しい取組ができないという悩みを抱えておられました。
そこで,当自治会の岡田会長は,三木さんの元に相談のため訪れ,三木さんの中継のもと,京都こどもセンターの竹内理事長や学生団体とのつながりをつくられました。
そして,そのつながりの中で,何度も話し合いを重ねるうちに,今は衰退してしまった「盆踊り」を復活させ、竹田の子守唄をベースに踊ろう,という思いが一致し,それが今の「田中宮ふれあいまつり」という形で実現したとのことでした。
三木さん
<岡田会長と竹内理事長のパネルトーク>
三木さんの説明後,岡田会長と竹内理事長のパネルトークを行いました。
「お2人の初対面の印象は?」という質問から始まり,お2人がどのように連携されてきたかを当時を振り返りながらお話しいただきました。
当初は,会長の理事長に対する期待(子どもの専門家として全部やってくれる)と理事長の思い(地域の人たちが自分たちの手で行う子どものための活動を応援したい)のずれや,お互いがあまり普段かかわりのないタイプの人間同士であったことなどから,上手くやっていけるか不安だったそうですが,これまで一緒にやってきて,今ではお互いを信頼されているとのことでした。
そういった苦労などを経験して,お2人とも,連携する相手と会って何度も話し合うということが,連携において大切だとおっしゃっておられました。たとえ相手が自分のしてほしいことをやってくれる人間だと期待していても,実際に会ってみると,期待していた通りにいかないことや逆に期待していなかったことが,違う形で実現出来たりと,何が起こるかわからないので,とりあえず会うこと,そしてじっくりと話し合いの時間を設けることが連携には必要とのことでした。
岡田会長(左)・竹内理事長(右)
<参加者同士で意見交換!>
参加者同士でグループに分かれて「連携する上で大事と思うこと」について話し合ってもらいました。
会場からは,「まずはつながること」「それぞれ連携する者同士の共通点を探すこと」「みんなが楽しみながら行動すること」「相手に伝わるまで伝えること」など,多くの意見が出されました。
参加者の皆さんは,「なるほどっ!」といった表情で,他のグループの意見に耳を傾けておられました。
<お知らせ>
第5回は「考える編」です。若い担い手が多く参加している藤城学区の自治連合会におけるまちづくりの取組や次世代を育成する仕組みのお話と,多様な資源を上手く活用し、ネットワーク型運営で支援を行う「藤城こども食堂」さんの事例紹介をしていただきます。
日 時:12月20日( 水 )午後7時~午後8時30分 場所:深草支所4階会議室
ゲスト:髙橋 猛 氏(藤城学区自治連合会会長),下司 愛 氏(藤城子ども食堂実行委員会代表)
(午後6時30分から午後7時まで,自由に参加して交流できるフリートークの時間として,会場を早めに開けております。)
参加無料・申込不要 どなたでもお気軽にお越しください!
※第4回の様子のパネルを下記のとおり,深草支所1階のコミュニティホールで展示しています。深草支所にお越しの際は,是非ご覧ください。
お問い合わせ先
京都市 伏見区役所深草支所地域力推進室まちづくり推進担当
電話:075-642-3203
ファックス:075-641-0672