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京都市上下水道局

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関東地方における水道水中のホルムアルデヒド問題(平成24年5月)

ページ番号158749

2014年3月25日

事故の概要

 平成24年5月に関東地方の利根川水系を利用する一部の浄水場において,ホルムアルデヒドが水道水質基準を超過したり,数値が上昇するといった事態が起こりました。そのため,1都4県の浄水場において,平成24年5月18日午後から取水を停止又は減量が実施され,千葉県内の5市(36万戸,87万人)では,断水又は減水が発生する事態が生じました。

発生原因

 今回の水質事故では,ホルムアルデヒドが直接流出したのでなく,塩素と反応してホルムアルデヒドを生成するヘキサメチレンテトラミン(以下,HMT)という化学物質が原因でした。今回の事故では,HMTを含む廃液が十分に処理されずに河川に排出され,浄水場で取り入れられた後に,消毒のために注入している塩素と反応し,ホルムアルデヒドが生成されたと推定されています。

(参考) ホルムアルデヒド

 石炭酸系・尿素系・メラニン系合成樹脂原料,農薬,住居や船舶の消毒剤として,使用されている。車の排気ガスやたばこの煙にも含まれ,シックハウス症候群の原因物質の一つとされる。

水質検査の結果

 上下水道局では上記の報道を受け,平成24年5月21日に緊急の水質検査を行いました。全ての浄水場の水道水は,水質基準を大きく下回っており,本市の水道水は安全であることを確認しています。

 なお,これまでからホルムアルデヒドについては,水道水の水質基準項目として年4回(5月,8月,11月,2月)検査を実施しており,水道法に基づく水質基準である0.08mg/Lを大きく下回っています。

本市における平成23~24年度の検査結果

◆平成23~24年度のホルムアルデヒド検査結果 (単位 ㎎/ℓ)

蹴上浄水場系

松ケ崎浄水場系

山ノ内浄水場系

新山科浄水場系

平成23年  5月12日

0.002未満

0.002未満

0.002未満

0.002未満

平成23年  8月10日

0.003

0.002

0.003

0.003

平成23年11月10日

0.002未満

0.002未満

0.002未満

0.002未満

平成24年  2月  8日

0.002未満

0.002未満

0.002未満

0.002未満

平成24年  5月15日

0.002未満

0.002未満

0.002未満

0.002未満

平成24年  5月21日

0.002

0.002未満

0.003

0.002未満

平成24年  8月15日

0.002未満

0.002未満

0.002未満

0.003

平成24年11月13日

0.002未満

0.002未満

0.002未満

0.002未満

平成25年 2月13日

0.002未満

0.002未満

0.002未満

0.002未満

 これらの結果は,上下水道局ホームページ 水質情報の「水道水の水質検査結果」のなかの「全項目検査結果」で公表しております。

お問い合わせ先

京都市 上下水道局技術監理室水質管理センター水質第1課

電話:075-771-5380

ファックス:075-752-3054