森京都 まちづくり

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2013年3月18日





  まちづくり

 まちづくりのページでは,左京区北部地域で進められている地域活性化の取組や,まちづくりの新しい動きなどを紹介します。

  

花背小中学校

   花背小中学校は,別所小学校,八桝小学校,堰源小学校,花背第一中学校,花背第二中学校,堰源中学校を統合し,平成19年4月に小中一貫教育校としてスタートした新しい学校です。花背小中学校は,地域の人たちの熱い思いの込められた,待望の学校です。山間地域の学校のモデル校としての期待も大きい花背小中学校を紹介します。

 開校して半年が経ち,校長の浦一夫先生にお話を伺いました。(平成19年10月25日取材)

 

学校のあらまし

○ 現在の校舎は,元別所小・花背第一中学校の校舎をそのまま使用しており,平成21年4月には,元花背第二中学校敷地内に完成する新たな校舎に移転する予定です。

○ 平成19年10月現在で児童生徒数は合計31名です。その内訳は,1年生2名,2年生6名,3年生2名,4年生0名,5年生7名,6年生2名,中学1年生(7年生)2名,中学2年生(8年生)6名,中学3年生(9年生)4名です。花背小中学校では,中学生を7年生,8年生,9年生と呼んでいます。

 

花背小中学校の校門

花背小中学校の校門。「小中一貫教育校」という看板もあります。

八年生の教室

「8年生」と呼ぶ中学2年生の教室

 

小中一貫教育校の特色

○ 花背小中学校は,小中一貫教育校であるのが特色です。そのひとつとして,小学1年生から中学校の教諭による英語の授業を実施しています。また,小学校高学年に中学校の教諭による授業をとり入れることで小学校の児童が中学校へスムーズに移行できるよう配慮しています。さらに,小学3年生以上で実施している部活動は中学生といっしょに行っています。

○ 小学1~3年生と5・6年生で合同の体育授業を行うなど,山間地域の小規模な学校ならではの取組も多く行っています。

 

山間地域の学校として

○ 小学1年生から卒業までの9年間,ずっと同じメンバーで過ごすため,卒業後に多くの人と出会ってとまどうということがあるかと思われます。そこで,自分の地域のことを他の地域の人にもきちんと話せるように,「花背学習」など授業の中で様々な工夫をしたり,他の学校と総合学習の交流会を行うなど,多くの人に見られたり,多くの人に対して話したりする機会をできるだけ設けるようにしています。

○ 山間地域にあるため,自然環境に非常に恵まれています。児童・生徒は,教師よりも自然のことをよく知っており,俳句を作れば,自然環境を詠み込んだすばらしい俳句を作ります。

 

花背小中学校の教室

花背小中学校の教室

 

今後の展望

○ 花背小中学校では,今後も,小学生と中学生を共に活動させるなど,小中一貫教育校ならではの特色ある取組を進めるとともに,小学校からとり入れている英語教育を生かし,国際性豊かな大人を育てる教育を行っていきます。

 

新校舎の外観

元花背第二中学校敷地内に建設予定の新校舎の外観

新校舎の内観

元花背第二中学校敷地内に建設予定の新校舎の内観

高齢者福祉施設「花友はなせ」

 花脊峠以北の左京区北部山間地域では過疎高齢化が著しく進行する中,高齢者福祉施設の設立が強く望まれてきました。このような中,平成19年8月,地元の永年の願いが実り,花脊別所町に地域密着型・小規模多機能型の高齢者福祉施設として「花友(かゆう)はなせ」がオープンしました。

 全国的に見ても山間の過疎地域で,このような小規模多機能型施設の高齢者福祉施設が設立された例は少なく,花友はなせの先進的な取組には大きな期待が寄せられています。

 開所から4箇月あまり,花友はなせは初めての厳しい冬を迎えます。施設を運営されている社会福祉法人市原寮理事長の森京子さん,花友はなせ施設長の長伊温子さん,そして施設職員の藤井優三さんのお話を交えながら,花友はなせについて紹介します。(平成19年10月25日,12月27日取材)

 

花友はなせの外観

花友はなせの外観。2階建ての真新しい建物です。

 

施設のあらまし

○ 2階建ての建物には,1階に地域密着型介護老人福祉施設(特養),2階に小規模多機能型居宅介護事業所・はなせ診療所の3種類の施設が入っています。

○ 小規模多機能型居宅介護事業所では,「通いサービス」,「訪問サービス」,「宿泊サービス」の3つのサービスを提供しており,別所・花背・広河原地域の人のみが利用できます。定員は25名です。

○ 「通いサービス」は,1日15名まで,「宿泊サービス」は1日5名までとなっています。「通いサービス」は,送迎付きで,おおむね午前10時から午後4時まで利用できます。入浴は,利用の大きな目的となっており,車椅子の方も利用できる浴室も備えています。

○ 地域密着型介護老人施設福祉施設(特養)の定員は20名です。地域の特性を生かして利用者が穏やかな日常を過ごせるように配慮しています。

○ 花友はなせには,はなせ診療所が併設されており,地域住民のための診療所であると同時に「通いサービス」を利用する人が受診することもできます。身近に利用でき,地元で開業されていた高橋医師が所長として対応されていますので,とても安心です。

 

はなせ診療所

花友はなせに併設しているはなせ診療所

 

地域と共に幸せを感じるくらしを創造しよう(社会福祉法人市原寮理事長 京子さん)

○ 昭和36年に市原寮は高齢者福祉事業をスタートしてから,常にひとりひとりのご利用者にとっての快適で安全なケアを目指し,職員と共に努めてきました。最初にこの施設のお話があったときは,過疎化の著しい山間地での小規模多機能型施設は全国的にも例が少なく,事業化は難しいと思いましたが,地元の皆さんの強い願いを受け,これまで福祉事業を担ってきた自らの使命として施設の設立を決意しました。

○ 様々な課題はありましたが,行政や地域の皆さんの支援と協力の下,花友はなせの開所を迎えることができました。北部山間地域では過疎高齢化が急速に進行し,この地域の福祉,介護,医療の拠点を担うことは非常に意義があり感慨深いものがあります。

○ 豊かな自然環境に囲まれた花友はなせは,広いスペースと充実した設備からなる完全個室を備え,これまで理想としてきた質の高いケアが可能な施設になっています。

○ 継続的にこの施設を運営していくためには,地域の皆さんが施設運営の担い手となり,地域福祉を支えていただける体制を築くことが必要不可欠です。そのために安心して住み続けられる夢のあるまちづくりを目指し,地域の活性化にも積極的に関わっていきたいと思います。

○ 北部山間地域に貢献できるリーダーとして,飛騨高山の施設から施設長を迎えました。寒冷地の生活の知恵をたくさんいただけるものと期待しています。

ユニット食堂

明るく開放感のあるユニット食堂

 

地元の皆さんの協力と行政のサポートが必要です(花友はなせ施設長 長伊 温子さん)

○ 施設を運営していくうえで重要なのは,スタッフの確保です。快適で安心できるケアを提供していくには,地元の皆さんの支えが必要です。地元の方は福祉の仕事が初めての人も多いのですが,研修などを通じて知識と技術を学び,毎日頑張っています。

○ 地域の福祉,医療は大きく前進しましたが,市街地と各地域を結ぶ道路のアクセス向上をはじめとして北部山間地域のまちづくりはまだまだこれからです。特に花脊峠を越える道路は,急峻で道幅が狭く路面も荒れています。またガードレールや市街灯も少なく,冬場は凍結や積雪により交通の難所となります。この道は地元の人をはじめとして,花背山の家行きの子どもを乗せたバスや,花友はなせの職員も往復する重要な道路であり,安全に走行できるための道路整備は大きな課題です。

○ このように花友はなせの運営は,我々事業者だけでできるものではなく,地元の皆さんの協力と行政のサポートの下,北部山間地域全体のまちづくりとともに進めていくことが必要不可欠だと思います。

○ 花友はなせが開所してから,地域の皆さんの表情が明るくなったというお話を聞くことができて本当に嬉しいです。老後も安心して暮らせるようになったことや,診療所の場所が以前よりも便利になったことなど,安心安全に生活できる環境づくりが進んでいることを実感できました。

○ 私は飛騨高山の出身なのですが,岐阜県の山村には市街地まで半日程かかるような不便な場所もあります。それに比べると花脊は市内中心部から1時間程度と恵まれた場所にあると思います。日本の文化の都である京都には,美しい自然が豊富にある山村がすぐ近くにあります。すばらしい文化とすばらしい自然が共存していることが京都の魅力であり,これを誇りとして守り伝えていくことが本当に大切だと思います。

花友はなせの館内

地域密着を目指す花友はなせの館

 

顔なじみの職員がサポートします(花友はなせ職員 藤井 優三さん)

○ 施設の大きな特長は,「地域密着」です。職員の多くは地元の住民で,特に小規模多機能型居宅介護事業所は,別所・花脊・広河原に住んでいる者がほとんどです。「なじみの職員」によるサービスの提供をモットーに運営を行っています。2,3軒隣の人たちがお世話をしているという安心感は大きいと思います。職員の勤務ローテーションについても,これらの3地域に偏りがないように工夫しています。

○ 小規模多機能型居宅介護事業所の職員は,3地域の自治会を中心に協力していただき,現在のメンバーになりました。地元の雇用確保にどうつながるのかはわかりませんが,利用者の話し相手になれるよう年配の人を含めてお願いしました。

宿泊室

宿泊サービスで利用する宿泊室

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