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管理組合と自治会活動

ページ番号3017

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2010年4月23日

管理について

管理組合と自治会の違い

 管理組合は,建物並びにその敷地及び付属施設の管理を行うために,区分所有者全員で構成される団体です(法3条)。区分所有者は区分所有権の取得と同時に管理組合の構成員となり,その喪失と同時に構成員からはずれますので,組合への加入,脱退などの手続は必要ありません。一種の強制加入団体であり,個々人の意思で脱退するというわけにはいかないものです。
 これに対して,自治会(「町内会」とも呼ばれますが,ここでは「自治会」と呼びます。)は,住民自治を行い,住民間の親睦を深めるための団体です。住民は必ずしも自治会に所属しなければならないわけではなく,自治会への加入・脱退は自動的に行われるわけではありません。そもそも作ること自体も強制されているわけではない任意団体の一つです。また自治会は区分所有者ではなく住民で構成されていますから賃借人も構成員となります。
 このように,本来,管理組合と自治会とは,目的も性格も全く異なる団体であり,お互いに関係がないとも言えます。
 しかし,マンションは一つの共同体であり,適切な維持・管理を行っていくためには,居住者のコミュニティは欠かせません。マンションのコミュニティの形成について管理組合が取り組んでいるマンションもあります。(平成16年1月に改正されたマンション標準管理規約では,地域コミュニティに配慮した居住者間のコミュニティ形成が管理組合の業務として規定されています。)特に賃借人の多いマンションでは自治会の存在は重要です。

 

役割分担を明確に

手をつないだ組合・自治会イラスト

管理組合と自治会の関係で重要なことは,それぞれの違いを理解したうえで実情に応じ役割分担を明確にし,協働することです。
 マンションと自治会との関係は様々です。既存の周辺の自治会に属し,マンションで一つの班を構成することもあります。また,一つのマンションの居住者で一つの自治会を構成しているところもあります。規模の小さいマンションではほとんどが前者のタイプです。団地のような比較的大きなマンションは後者のタイプで独自に自治会を組織しているところが多いようです。後者の場合には,二つの団体を混同しないように注意する必要があります。管理組合と自治会とでは,上記の通り,そもそもその目的を異にしており,しかも管理組合が強制的な団体であることを考えれば,安易に混同することは,本来任意で個々人の自由意思に基づくはずの自治会活動を強制することにもなりかねないからです。
  自治会では,慣習的に神社仏閣への寄付や様々な募金・寄付金などを行っていることが多いことから,自治会に加入することを拒否する区分所有者がいてもおかしくありません。そのような自治会の会計が管理組合の会計と一緒になって,自治会費を実質的に強制的に徴収するようなことがあると,問題を引き起こすことになりかねません。
 

マンションと地域のつながり

 マンションの自治会活動は,マンションの中のコミュニティだけでなく,マンションを含むその周辺地域のコミュニティとの関係でも大きな意味があります。マンションによってはマンション建設時の周辺住民との軋轢が原因で既存の自治会に加入することなく,またマンション独自でも自治会を組織していないところが多くあります。しかし,マンションがその地域の中で真空地帯,離れ小島のようになることは望ましい事態ではありません。その地域の福祉,環境保全,街作り等日々の生活の空間を如何に良くしていくかという問題はマンションだけでは解決できることではなく,その地域の住民で考え作り上げていく問題です。マンションが自治会活動を通じてマンションの周辺の地域全体のコミュニティに参画することは是非とも必要なことです。

 

 

 

 

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