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平成27年度第5回市民参加推進フォーラム

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2015年12月28日

案件名

平成27年度第5回市民参加推進フォーラム

開催日時

平成27年12月4日(金曜日)19時30分~21時00分

開催場所

職員会館かもがわ 中会議室

議題

報告事項:地域コミュニティ活性化推進計画の改訂について
議題:第2期京都市市民参加推進計画の改訂について

公開・非公開の別

公開

議事内容

【出席者】
市民参加推進フォーラム委員8名(永橋座長,竹内副座長,石井委員,兼松委員,川島委員,杉山委員,西村委員,野池委員)

総合企画局市民協働政策推進室(淀野市民協働担当局長,小田市民協働推進室長,北川市民協働担当課長,松村地域づくり推進課長,牧村市民活動支援担当課長,山下市民協働担当係長、河北)

株式会社地域計画建築研究所(戸田,嶋崎,大河内,武田)

【傍聴者】
 0人

【特記事項】
 動画共有サイトYouTube(ユーチューブ)による会議のインターネット中継を実施

【内容】
 1,開 会
<小田室長>
(あいさつ)
 定刻となったので「平成27年度第5回京都市市民参加推進フォーラム会議」を開催する。お忙しい中集まりいただき感謝申し上げる。本日の司会を務める京都市市民協働推進室長小田である。本日はよろしくお願いしたいとともに、会議の開催時間を変更したことについてお詫びする。
(資料確認)
続いて、本日の委員の出席状況を報告させていただく。本日は、芝原委員、高垣委員、高田委員、初田委員、林委員、樋口委員、壬生委員がご都合によりご欠席、委員総数15名中8名の出席をいただいており過半数を満たしているので会議は成立していることを報告させていただく。
なお、本日の会議は公開すると共にインターネット上の動画配信サービスを利用した生中継も実施しているのでご了承願いたい。
それでは、以後の議事については永橋座長にお願いする。

<永橋座長>
こんばんは。師走に入りお忙しい中お集まりいただき感謝申し上げる。本日は短い時間ではあるが2つ議題がある。
1つ目は計画骨子についてである。先月11日にフォーラムからの提言を市長にお渡しした。市長もしっかりやるとおしゃって下さった。これからは情報公開が非常に重要であるとした上で、ネガティブな問題も含めて積極的に情報公開をし、市民の方々と対話をすることで市政をきちんとすすめるという趣旨を重く受け止めていただいた。本日はその提言を計画改訂していくための骨子が事務局から示される。それについて提言で我々が今まで議論してきたことが骨子のなかにどのように盛り込まれているのかの確認、さらに京都市が京都市市民参加推進計画を10年間展開する中身をさらに充実したものにするために我々から気づいたことを申し上げる。
2つ目は市民参加推進計画とともに、もう一つの両輪である、地域コミュニティ活性化推進計画の計画策定の進捗についてである。地域コミュニティ活性化推進計画も合わせて一緒に進めていこうということを提言に盛り込んでいるが、私自身、地域推進コミュ二ティ計画の進捗をもっと理解する必要を改めて感じている。
今日はまずは事務局から地域推進コミュニティ計画の進捗状況についてご報告をいただきたい。よろしくお願いしたい。

 2,議 事

【報告事項】地域コミュニティ活性化推進計画の改訂について

<松村課長>
貴重な時間を拝借して、現在検討している地域コミュニティ活性化推進計画の改訂版の概要についてご説明させていただく。本日ご説明させていただくにあたり、どのような資料をもってご説明すべきか大変悩んだ。というのも、すべて資料が公開されるこのフォーラムの会議においては、配布資料についても誰もが目にできる物でなければならない。地域コミュ二ティ活性化推進計画の検討にあたっては実のところ12月8日に審議会を開催し、そこでの資料の配付を前提に現在作業を進めさせていただいている。大変恐縮ではあるが、本日のところは週明けに提出する資料について、配布は控えさせていただく。ではどういう資料に基づきご説明するかであるが、北川課長とも相談したうえで、A3の資料3枚資料を配布させていただいた。大変漫画的な資料で恐縮であるが、これまで地域コミュニティ活性化推進審議会で検討してきた経過の資料である。これをもとに審議会で活発な議論をいただいた。
加えて、参考資料としてお配りしている「はばたけ未来へ!京プランの後期実施計画(骨子)」をもとに説明させていただきたい。これは現在公開し、パブリックコメントを実施しているものである。この中に、私どもで現在検討している地域コミュニティ活性化推進計画の改訂の案の多くが網羅されている。この資料に基づき本日はご説明させていただきたい。
それでは配布した資料1から資料3及び「はばたけ未来へ!京プラン後期実施計画(骨子)」をもとにご説明させていただく。
まず、現行計画についてであるが、先ほど座長からご説明いただいた通り、平成24年に京都市地域推進コミュニティ活性化推進条例を制定させていただいた。同年5月には現在の京都市地域推進コミュニティ活性化推進計画を策定し、これに基づき様々な取り組みを実施させていただいている。これまでは自治会町内会の活動に関しては名前の通り「自治」の活動として京都市の関与については若干遠慮してきた。とりわけ、ご承知のとおり京都市においては自治活動が活発に行われ、番組小学校を作るに至るなど、自治活動についてはこれまで活発に行われてきた。このような状況に基づきそれを利用して行政をするのがいいのかどうかということは歴代議論されてきたところである。京都市においては市政協力員制度を別途設けており、この制度に基づき、行政のやってきたこと、ないしは行政に対する要望を取り次いでもらうなりということを行ってきたために、行政は自治会町内会にさほど大きく関わらずともすんできた。しかし先の大震災などで行政が各町内に救助や救援物資を届けるには一定の時間がかかることを身にもって感じた。一番役に立ったのは隣近所のいわゆる自治会である。
こういうことから自治会、町内会にはもっと積極的に関わっていかなければならないと感じ、3年前に条例を設定した。これにより計画を作り現在は推進しており、様々な取り組みをこれまでさせていただいた。しかし残念ながら自治会町内会の加入率は70%前後で推移している。右肩上がりになってこないという状況である。この3年が経過する現時点において、このまま計画を継続していては更に3年経っても今の事態を打開できないのではないか、まして高齢者が増えてくる、子どもが減ってくるという状況のなかで自治会活動は危機的な状況を迎えるのではないかという心配がある。この機会に思い切った改革をしようと、計画の見直しをさせていただいている。
(報告事項資料の資料1、2、3について説明。)
(はばたけ未来へ!京プラン後期実施計画(骨子)P44からP47によって計画改訂内容について説明)
年明けにパブリックコメントの実施をし、市民の意見を再度聞かせていただく中で年度内に計画を策定したいと考えている。フォーラムの委員の皆さまも本日、さらにはパブリックコメントにおいて積極的にご意見を頂戴するなかで意見を反映したいので引き続きよろしくお願いしたい。

<永橋座長>
松村課長から地域推進コミュニティ活性化計画の改訂の進捗と柱について、既に京プランに書かれている具体的なことも合わせてご説明いただいたが、今のご説明に対しご意見やご質問があれば、お願いしたい。

<川島委員>
京プランの重点戦略のひとつであるコミュニティ活性化戦略とコミュニティ活性化推進計画との関係性をご説明いただきたい。

<松村課長>
「はばたけ未来へ!京プラン」の分野別計画として地域コミュニティ活性化推進計画がある。中身の濃淡でいえば、地域コミュニティ活性化の関連事業については、活性化計画により濃く書かせていただいている。「はばたけ未来へ!京プラン」は京都市の一番重要な計画に基づいたプランである。その1つのジャンルとして地域コミュニティのジャンルを入れさせていただいている。京プランに載っていないもので、地域コミュニティ活性化推進計画に載っているものもある。

<川島委員>
京プランに書かれてあるものはエッセンスであり、詳しくは推進計画に書かれているということか。

<松村課長>
その通りである。ないしは施策ももう少し増やして載せたいと思っている。

<永橋座長>
町内会、自治会のパワーアップが大事なポイント。具体的にはアンケートをマンション等の管理組合にも広げるとのことであるがアンケートの作成や実施、回収は誰がするのか。

<松村課長>
これまで3年間は市から自治会長へ郵送して折り返しお返事をいただいていた。なお、作成は京都市役所が担当した。
管轄していただいている地域で何件入っていないか、入っているかの確認で、加入率が70%と京都市が発表するにあたる1つの材料でもある。これまでマンション等の管理組合は自治会とは区別をしていて対象外としてきたが、今後は対象として、京都市から同様の内容の物を配布させていただく。

<永橋座長>
市民参加推進計画とのリンクを考えると、市民参加推進計画は京都市が率先して何をするのか、といったときに地域コミュニティ推進計画の方では地域の方々、いろいろな事業者、地域のNPOも含めて活動するそのなかでの京都市の役割は何なのかが気になり伺った。
京都市が広く地域、管理組合も含めてアプローチするということで理解した。

<松村課長>
あくまでも自治という言葉の通り一定線引きをしないといけないと思うが、自治活動を積極的にしていただける土壌づくりをしっかりと取り組んで参りたい。

<永橋座長>
資料1を見て驚いた。国交省では、マンション等の管理組合にコミュニティ活動を外すとしている一方で、総務省は管理組合のコミュニティ活動を積極的に推進すべきとしていて、真逆の姿勢である。
それを司るには行政がまず率先して行動すべきということで、先ほどの管理組合に対するアンケートもその1つの試みだと理解した。アンケートを受けるか受けないかということに関しては管理組合に委ねるということか。

<松村課長>
その通りである。マンション等の管理組合がある所の自治会の設立割合は低いと想定している。同じ機能を管理組合が有しているからだと推測される。管理組合という名称であったとしても自治活動をしていただけるなら、我々としては自治会として認定しても良いのではないかと考える。

<永橋座長>
それも含めて包括自治組織の形態を考えることに繋がるということか

<松村課長>
ただし、マンション等の管理組合については強制加入であり、あくまで自治会は任意加入であるので憲法論争が生じることもあると伺っている。扱いについては慎重にするべきであると考えている。

<永橋座長>
行政の果たせる役割を果たしていこうということで理解した。12月8日の審議会の内容も共有いただきながら、市民参加推進計画とは行政の率先行動をリンクさせながらすすめていきたい。

<石井委員>
京プラン45Pの2番、「区役所・支所と各種団体、NPO、小・中・総合支援学校(PTA,学校運営協議会)、大学、企業」の中に高校生はなぜこの中に入ってこないのか。

<松村課長>
決して意識して高校生をはずしているわけではなく、若い世代からということで、小中から考えている。決して高校が入っていないわけではない。

<石井委員>
これを見るとわざわざ抜いているように見える。なぜ高校を抜いたのかが聞きたい。京都市では高校は別組織が運営している、などということか。

<松村課長>
ご意見を参考にさせていただきたい。場合によっては高校を加えたい。

<石井委員>
高校卒の子たちを大切に仕事をしているので、京都市の計画のなかでは高卒で社会人になっていく子たちへの支援はないのかと疑問に感じたところである。

<事務局>
ご意見に感謝申し上げる。確認の上で、必要に応じて修正させていただく。

<永橋座長>
兼松委員は中座されるがご意見はあるか。

<兼松委員>
市民参加推進計画と地域コミュニティの活性化がパラレルで動いていることやPTAという用語も変わってきていることを知らなかった。それぞれの見えている景色は色々あるということを改めて感じた。自治会にはいることが市民参加の1つであるということを知り、もっと全体を見る必要を感じた。
スターバックスと京都市による「DO YOU KYOUTO?」の企画と100人委員会の日が重なっていたり、ということがある。いい連携ができて調整ができればいいと思う。

<永橋座長>
それでは報告事項は以上にして、次にうつりたい。


【議題】第2期京都市市民参加推進計画の改訂について

<永橋座長>
それでは、議題、改訂計画の骨子について事務局にご説明をお願いしたい。

<北川課長>
(資料1、2、3について説明)

<永橋座長>
ご意見、ご質問よろしくお願いしたい。

<永橋座長>
これは骨子だが、これをパブコメに出すということになるということなので、これを市民に見ていただいてご意見をいただくという段取りのものであるということだ。
1点目、6ページ基本方針 施策1のところだが、市民との未来像・課題の共有が重要。そのためにもネガティブな情報、つまり都合が悪いような情報や危機感も含めて情報を共有することで自分ごと、みんなごとにしようということで、市長にも提言書を提出する際にその旨を伝えたが、施策1のところでは随分短くなっている。オープンデータの推進など、となっている。我々は1つの例としてオープンデータを提言であげた。我々が今まで議論してきた、ネガティブな情報も含めて共有をすることで、最初は衝突から始まるかもしれないがきちんと対話をしてより良い未来を築いていこうという提言の意図が伝わりにくいのではないかという印象を受けた。
2点目は迅速に提供・公開しますと書いてあるが、言葉の違いがわかりにくいので、提言のなかでは情報公開と情報提供の違いについて補足説明をいれてきた。多くの市民にとっては提供と公開の違いは分からないのではないか。ここでも補足説明いれておくのが市民の皆さんに対して親切ではないか。
2点目についてはご検討いただき、1点目については事務局のお考えをお聞きしたい。
あとでまとめて答えていただくとして、他にご質問があれば、お聞きしたいがどうか。

全体的に、パブコメで市民のご意見を聞くものとして、初めて市民が読んでどうイメージできるかが気になる。どこかで計画は行政の側の率先行動を示したものである。つまり行政がまずは果たすべき役割や方向性を示したものであるという説明が入っているかどうか。というのは、これを読んだときに、我々は何をしたらいいのだろうと思う積極的な市民の方もいらっしゃるはず。我々に求められていることなのかと思われる方もいらっしゃるのではないか。地域コミュニティ活性化推進計画との連携も重視しながらも、あくまでも行政の率先行動計画であることを意識して提言してきたので、もちろん市民の皆さんにも積極的な関わりを求めはするが、行政の率先行動という性格を有するものだという説明をいれていただきたい。あまり強く打ち出す必要まではなく、また、だからといって行政だけがやればいいということではもちろんないと考えている。

他はいかがか。

<川島委員>
5ページの重視する視点の3番目「市民参加推進のマネジメント体制の充実」というのがあるが、9ページの取組1にも「市民参加のマネジメントの強化」とある。5ページでは市民参加推進の充実、9ページは市民参加のマネジメントの強化になっている。受け取る側にとっては、後者は住民が強化されるような印象を受ける。ここは市民参加「推進」のマネジメント強化と、「推進」を入れるべき。さらには、区役所の機能の強化ではない、市民参加のことについて強化という言葉を使うのはどうか。

<永橋座長>
同じ考え。ここでは行政内の体制の強化ということだろう。あくまでも行政の内部としてこういうことを強化していくという書き振りが必要である。あくまでも行政内部組織の推進体制の強化、という理解で記載すべきだ。
他はいかがか。

<野池委員>
施策8の表現が一般の方に見てわかるように、提言にないアンケートやパブリックコメントの例をだして分かりやすくしていただいているが、それも入るが、市民が市政参加の手応えを感じられるようにするには、提言では成果だけでなく結果をきちんと発表して、良いも、悪いもわかりやすく伝えるという意味合いで議論がされてきた。現状では成果を早く分かりやすく伝えるだけで狭くなっている表現になっている印象がある。成果を伝えることは当然だが、アリバイ的な参加でなく、どういう意味があったのか、結果の検証、市民参加そのものがどうだったのかもきちんと伝えて欲しい。そのニュアンスが入っているかどうかが分かり辛い。

<石井委員>
施策5は提言項目5と比べかなりまとめておられるが、まとめ方が市民一人ひとりの状況の違いという表現では伝わりにくい。状況の違いとは何か。ここは具体的に記載した方が良い。
また、「バリアフリー化を徹底するべきである」と提言ではあったが、推進という弱めの表現になっている。参加できない人は仕方ないという風にも捉えられるので、全ての人が状況を超えて行きたいと思えば行ける環境をつくるべき、そういう配慮をしなければならないという趣旨は必要ではないか。

<永橋座長>
ここで一度区切り、事務局の意見を聞きたい。

<北川課長>
まさに文章を短くしたがために、なかなかニュアンスが伝わらないところをご指摘いただいた。
施策1は確かに言いたいところは必要となる情報をすべて積極的かつ迅速に提供・公開するというところだが、全体のボリュームの中でオープンデータだけが一つの象徴に見えてしまうというご指摘であった。書き方についてはオープンデータを例示するかどうかも含めて検討させていただきたい。趣旨としてはまさに市民とともにまちづくりに取り組むためには必要な情報はしっかり届けていくということであるので文言については整理したい。
提供・公開の表現についてもフォーラムでの議論あったこということで、ここについても脚注をいれるのか、書き方を工夫するのかを検討したい。

<淀野局長>
提言の趣旨は、必要な情報はオープンにすべきというところが本質だったはずだが、オープンデータのという例が入ることで、テクニカルで消極的、範囲が狭く感じられるので、省いた方が良いかもしれない。

<北川課長>
川島委員のご指摘はそのとおりだと思う。市民参加のマネジメントという表現は確かにおかしい。下の説明文では市民参加推進のマネジメントというように書いているので、ここはしっかり文言を合わせたいと思う。趣旨としては各局・部・部署がより主体的に市民参加を進めていくということをしっかりと見据え、ただ場当たり的に対応するのではなく、事前に計画的に取り組んでいくことを強化していこうという趣旨であるのでここは市民参加推進のマネジメント体制という風に修正したい。
野池委員のご意見の施策8、市民の市政への参加の成果という言葉だが、ご指摘の通り提言でいう「結果の検証」という言葉を「成果」という言葉に置き換えた。結果という言葉では何件意見が来ましたということに留まってしまうと感じ、実際にでてきた意見がどのように施策形成に影響を及ぼしたか、つまり良い方向になるのにどう活きたのか、採用された意見もされていない意見も含めてそれがどう繋がっていったかというところを明らかにするという趣旨であった。そういう意味では成果をきちんと定義できていない。成果とは何かという風になるので、少し表現の仕方を工夫してみたい。ご指摘いただいたもう少し具体的に結果の検証をふまえてそれが施策にどうつながったのかというように詳しく書くなど、少し検討したい。
石井委員からの施策5について、一人ひとりの状況の違いだけではニュアンスは伝わりにくいのはその通りだろうと思う。ただこれを一言で説明するのは難しい。色んなニュアンスが含まれる。身体的な状況もあり、社会的状況つまりお仕事や家庭内の役割、また、具体的に時間の確保などの物理的なものも含めていろいろな状況がある。それをどの程度うまく表現できるか、非常に悩みながら書いていることはご理解いただきたい。ご指摘をふまえて、もう少し良い書き振りを考えたい。また、バリアフリー化の推進でなく徹底をということでもともと提言をいただいていたので、徹底に変更したい。

<永橋座長>
事務局から応答いただいたが、他にお気付きの点はあるか。

<川島委員>
施策11で、まちづくり活動の担い手の情報と、「担い手」が加えられているが、ここを我々が話し合った際には活動の楽しさや活動の意義を伝えようということを議論した。「担い手」を入れることでそれが矮小化してしまうように感じる。むしろ「担い手」を省いてはどうか。活動の情報発信もしくは活動の内容や意義の情報の発信のどちらかにした方が良いのではないか。

<北川課長>
基本的には様々な情報発信をされる主体は実際にまちづくり活動を行っている方々であり、市にできることはそれを支えるということである。そのために行動しようということが提言でいただいたものの趣旨だと理解している。川島委員のご指摘の通り、この表現だと担い手がどういう人で、ということだけに見えてしまうので、実際の活動内容などもちゃんと伝わるようにというご議論もいただいていたと思うので、ここも少し書き方を膨らませたい。

<永橋座長>
これはあくまでも京都市行政がこれからのより良い地域あるいは未来に向けてさらに役割と機能を果たしていく、あるいは市民の方々がいきいきと活動できるサポート、そのための役割を果たしていくというニュアンスをもう少し打ち出す必要があるのではないかと考える。
骨子4ページの計画改訂の背景の記載で、非常に難しい状況があるということが書いてあり、5ページの重視する視点でどうやっていくかを示している。我々の提言のなかで言うと、2ページ1-1、本提言の趣旨というところで、フォーラムから京都市に期待することとして「本提言においては、こうした市民の活動のさらなる飛躍の実現のため、市民と共にまちづくりに取り組むパートナーとしての期待を込めて、京都市の役割を主眼とした提言を行う」という投げかけをしているが、こういう厳しい状況ではあるがよりよい未来像を市民と形にしていくために、京都市としての行動を更に示す必要があるということを計画改訂のなかに背景のなかに書き込む、あるいは重視する視点も主語は京都市であるということがあれば、京都市は本気でやるんだと市民が理解でき、市民に対しての要求ではなく京都市がそこまでやるのなら私も答えようとこれを読まれた市民の皆さんも思って下さるのではないかという期待もこめてご検討いただきたい。

<北川課長>
5ページの図の説明についてだが、「これらの基本方針の下、以下の視点を重視し、23の施策・取組を掲げます」と書いているが、「~以下の視点を重視し、京都市では23の施策・取組を掲げます」という表現に変える。または、6ページの推進施策の基本方針1が始まる前に一言そういう内容を入れさせていただくだけで大分改善できると考える。

<淀野局長>
もっと根本的に1-1の計画の位置付けのなかで、市民参加を総合的に推進するための計画である、あるいは京都市が率先してこれを推進していくための計画である、といった積極的な意思表示をすべき。計画がそういうものだとういう位置づけにしてしまえば良い。

<北川課長>
これらをふまえて検討したい。

<永橋座長>
あまり熱くなりすぎると、大変なので、また事務局の方で適切な表現をご検討いただきたい。

<竹内副座長>
京都市職員にとっては、計画と書けば京都市がやることはこうです、行政がやろうとしていることはこんなことですが市民のみなさんどうですかと聞くための表現だと思って計画という言葉を使っているのであろうが、市民はまだそこまで理解はしていない。そのことを念頭において書き直していただきたい。

<永橋座長>
京都市は市民にこういうことをさせる計画と捉えられかねない。
他の方はいかがか。

<西村委員>
これをみてパブリックコメントと市民はわかるのか。これ以上文章量が増えると、余計に読む気もなくなるだろうし。分量はこのままでいいと思う。
全体的に機会の充実とは何、仕組みの整備の仕組みはどんな仕組みかと思う人が出てくると思う。これからのことなので、具体的には書けないと思うが、全く知らない人にも見てもらうためには、もう少しわかりやすくなったらいいと思う。一番最後に現計画の策定後の主な取組が入っていることでわかりやすくはなるのだろうかと期待している。

<永橋座長>
市民に届ける資料であるわけなので、重要な視点である。
杉山委員はどうか。

<杉山委員>
細かい文言についてはない。そもそもではあるが、市民の多くは行政が何かをしてくれるという感覚でいるのではないか。そのような感覚においては、市民が何かをしなければならない世の中になる、また何かをするように促されるという捉えられ方になるのではないか。発想の転換をしてもらうためにどういう表現が必要か。
行政に市民は意見すれば、やってくれるのではなく、行政も市民も一緒に考えていくことが大事だということをどうすれば伝わるのか、具体的な案はないが。

<竹内副座長>
行政も発想を変えていこうとしているが、さらに市民も意識を変えていこう、ということをどう伝えるか。パブコメのあり方ももっとお祭り騒ぎのようなイメージでいいのではないかと思う。これを全て読んで白紙にコメントを書くのは相当根性がいることだ。
たとえば、1施策について1ツイートのように、1つずつ伝わるか、いいかどうか、それぐらい気軽に。それぐらい小さい括りで意見をもらえたらいい。ただ、それだとアンケートになってしまうが、それぐらい気軽に参加してもらえる小さなまとまりでいいと思う。

<永橋>
京都市はこういうことをします、どうですか、というダイレクトなラブコールのような形になればいい。ただ計画策定に繋げるにはある程度のフォーマットが必要。
もっとこまめなやり取りや、ダイレクトなやり取りがほしい。事務局ではなく市民参加推進フォーラムとしてできることもあるのではないか。京都市がパブコメはするにしても、フォーラムとして何か出来れば。京都市はこんなことをやろうとしている、パブコメみて、ツイート返してなどそういうことはできるのか。

<事務局>
やったことはないが、やってみたいなと個人的に思っている。3人くらいのチームでできればいい。

<永橋座長>
兼松委員にもお声かけしてみてはどうか。

<事務局>
これまでと同じやり方では難しい。やり方を考える時期にきている。SNSの発信の仕方も曲がり角を迎えている。

<永橋座長>
野池委員にも入ってもらいたい。

<事務局>
前座長の土山先生などのもぜひ関わってもらいたい。

<永橋座長>
たくさんの労力は大変だが、小さくでもいいので、フォーラムとしてやれることを考えたい。事務局としてもできることがあればお願いしたい。

<竹内副座長>
提言の委員のコメントを市長も副市長も「良いね」とおっしゃっていた。このコメントを紹介したりすればいい。一人ひとり思い入れのある提言やそれに繋がる施策の紹介もいい。顔だしたりして発信していきたい。ワクワク感を持って欲しいと思ってずっと議論してきたことなので、パブコメが集まるのもワクワク集まるのがいい。

<永橋座長>
事務局でもご検討いただくが、フォーラムとしてもできることを検討したい。

<小田室長>
大変有難い。どうすればパブコメが集められるかの工夫を議論していたところである。ご提案はありがたい。

<永橋>
では、これにて審議は終了し、事務局にお返ししたい。

■今後のスケジュール
<北川課長>
本日いただいたご意見をふまえてリライトし、その上で来週中に副市長に事前に説明をさせていただき、再来週16日に市長が会長を務める市民参加推進会議にて意見をもらい、年内12月21日の市議会への報告というスケジュールにしている。庁内、議会からの意見をふまえて、案を最終確定させていきたい。またその進捗をフォーラムにも共有しながらすすめたいのでよろしくお願いしたい。

■傍聴者の意見
<永橋座長>
本日の議事としてはこれで終わりになるが、最後にインターネットからの意見はないか。

<事務局>
質問等は特にない。
3名がご覧いただいていた。

<傍聴者1>
パブコメという言葉を聞いて、堅苦しいという印象があったが、その状況を改善するために色々工夫がされていることに気づいた。

<永橋座長>
ぜひパブコメの方法にも協力していただきたい

<北川課長>
ご報告が一つ。11月24日から京都市の後期実施計画の骨子のパブリックコメントであるが、この中で市民参加推進計画は京プランにおいて行政経営の大綱を実現していくための分野別計画と位置付けられている。54ページの基本方針1の参加と協働による市政とまちづくりの推進の部分で、今回の提言等の内容関わる部分が一部反映されている。こちらについても読み込んでいただいてご意見をいただきたい。
本来ここでご意見いただけたらよかったが、パブリックコメントまたは事務局までご意見いただければと思う。

<小田室長>
今日は時間を遅らせた上、短い時間になったが、その中で貴重なご意見をいただいた。感謝申し上げる。以上をもちまして、第5回市民参加推進フォーラムを終了したい。


以 上

資料

会議資料

担当課等

総合企画局 市民協働政策推進室 市民協働担当

お問い合わせ先

京都市 総合企画局総合政策室市民協働・公民連携担当

電話:075-222-3178

ファックス:075-212-2902

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