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第43回市民参加推進フォーラム

ページ番号176244

2014年7月2日

案件名

第43回市民参加推進フォーラム

開催日時

平成26年3月24日(月曜日)18時00分~20時00分

開催場所

職員会館かもがわ 3階 大多目的室

議題

(1)市民参加円卓会議の結果及び「協働がおいしくなるレシピ帳」(案)の作成について
(2)市民公募委員サロンの開催結果について
(3)平成25年度及び平成26年度の取組について
(4)その他

公開・非公開の別

公開

議事内容

【出席者】 市民参加推進フォーラム委員11名(伊藤委員,小辻委員,芝原委員,
      菅原委員,高田委員,竹内委員,谷口座長,永橋副座長,大西委員,
      西野委員,野池委員)
【傍聴者】 6名
【特記事項】 動画共有サイトUstream(ユーストリーム)による会議のインターネット中継を実施

【内容】
1 開会

2 座長挨拶
<事務局>
 座長から御挨拶をお願いしたい。

<谷口座長>
 年度末でお忙しい中お集まりいただき,ありがたく思う。今日は第43回ということで,今年度はこれが最後のフォーラムになる。今年度は2つの部会,「協働のルール」,「協働の日」と,とても活発に活動いただき,感謝申し上げる。その結果,「協働の日」は一つ方向性を見出すことができた。「協働のルール」では,レシピ集という形で,様々な皆さんからいただいた知恵を集約した一つの冊子を作ることができそうである。最後は忌憚のない,活発な意見交換をしていきたいと思う。どうぞよろしくお願いする。

<事務局>
 本日はお忙しい中お集まりいただき,ありがたく思う。
 まず,本日の委員の欠席について御報告させていただく。大室委員,辻委員,本城委員,村上委員におかれては,御都合により御欠席されている。また,山内企画監も申し訳ないが別の公務のため本日は欠席とさせていただく。
 本日の会議については,公開とするとともに,インターネット上の動画配信サービスである「ユーストリーム」を利用した生中継を実施しているので,御了承いただきたい。それでは,以後の議事については,谷口座長に進行をお願いする。

3 議題
(1)市民参加円卓会議の結果及び「協働がおいしくなるレシピ帳」(案)の作成について
<谷口座長>
 それでは早速だが議事に入る。最初は,「市民参加円卓会議の結果及び『協働がおいしくなるレシピ帳』(案)の作成」について議論していきたい。協働のルール部会ではこの1年間,協働を進めてく上で,現場の皆さんが,様々な悩みや困り事があるだろうが,それに応えられるものが何かできないだろうか,ということで議論してきた。その最終の形が「協働がおいしくなるレシピ帳」という形で提案されている。まずは事務局から御説明いただいたあと,皆様から活発な御意見をいただき,より良い物にしていきたい。

<事務局>
 それでは説明させていただく。資料5を御覧いただきたい。先月2月11日に開催した円卓会議の結果を簡単にまとめさせていただいた。11日午後1時半から4時半まで,職員会館かもがわで開催した。祝日にも関わらず,24名の方々に参加いただいた。部会委員の皆様に回っていただいたヒアリング先の方々のほか,未来まちづくり100人委員会の委員,NPO職員,大学職員など,非常に多様な方にお越しいただくことができた。
 円卓会議では,ヒント集作成の趣旨をまず説明させていただき,テーブルに分かれてワークショップを行った。各テーブルを担当する委員から協働にまつわる疑問点についてテーマを出して意見交換をするという,ワールドカフェ方式で実施した。それぞれのテーブルで投げかけた問いとしては「はじめの一歩,どうしていますか?」,「あんじょう進める人の巻き込み方」,「トラブル起きちゃいました!~小さなものから大きなものまで~」,「組織,文化や資源の違いって何?」,「目標やビジョンをどう共有していますか?」というA~Eの5つのテーマを設定し,更にこのA~Eにとどまらないフリーな意見をいただくということで,白紙のテーブルも用意して実施した。この中で出てきた意見を資料5に載せている。
 第1,第2ラウンドでは,仲間集めには,「日頃から様々なところに参加して人脈を広げておく」,トラブルの解決には,「最初にまず話し合いをして相互理解を深めておく」,或いは「中立的な第三者がいるとトラブルを回避できることがある」,などの意見をいただいた。また,組織文化の違いがあるので,「目標の一致を,といっても100%一致は無理」,という意見や,「協働という言葉が都合よく利用されているんじゃないか」という声もあった。
 第3ラウンドでは,一番最初のテーブルに戻っていただき,アウトプット,冊子をどんな形のものにしたら良いだろうかということで,皆さんからアイディアを頂戴した。最初に「こんなイメージで考えている」ということを説明したわけだが,「それではどこにでもある行政の冊子になってしまって実際に読まれないものになるんじゃないか」という厳しい御意見もあった。「文字を少なくビジュアルを増やして」という意見もあったし,「そもそもこれほんとにいるの?」というお話なども出たが,単に作って終わりということではなく,使い方をイメージしながらつくる必要性や,活用されるためには協働のコンシェルジュ的な役割を果たすような人や体制の必要性についても意見があった。
 その後,協働のルール検討部会で勉強会を2回実施し,どんな形のアウトプットにするか,デザインと内容を検討していただいた。資料6を御覧いただきたい。ユーザーになる人が手に取るようにするにはどうすれば良いのかということでアイディア出しをしていただき,円卓会議の各テーブルで出た話をテーマごとに整理しなおし,5枚のシートにまとめようということになった。もともと協働の「ヒント集」を作るということであったが,もう少し柔らかく「おいしい協働のためのレシピ」というコンセプトで作ってみてはどうかということになった。
 デザインのイメージが資料6のようになる。例えば,「目標やビジョンを共有するために」というテーマでは,「目標共有は一日にしてならず」という警句のような一文を冒頭に持ってきて,その説明を下に加える。更にその右側にイラストでイメージを伝えるということである。また,「目標やビジョンを共有する」ために必要なポイントを左側に1~5個掲載し,解説を入れていく。更に,これを進めていくためのチェックリストを右側に用意した。まだ内容が書き込めていないが,事例を紹介するようなコラム的なものを入れていき,レシピのような見え方にしていくことが,皆さんの協議の中で出てきた。
 これに表紙と,裏表紙をつけ,裏表紙にはヒアリングに協力いただいた団体,円卓会議の協力者の名前を,ご了承いただいた方に限定してだが掲載していくという形とすること。見せ方としてはウェブ上で見せていくという所までが現段階で詰められている内容である。

<谷口座長>
 円卓会議の御報告と,現状で形になりつつある点を御説明いただいた。レシピに関しては,この場が最後の議論の場になる。今日はこれをブラッシュアップする場にしたいと思う。ここからはこの制作を担当していただいている部会長の芝原さんに進行をバトンタッチして,今説明がなかったことの補足等も含めてお話を進めていただきたい。

<芝原委員>
 ルール部会(仮)の部会長をしている芝原です。今事務局から御説明いただいた通りで,基本的な流れは網羅していただけるかと思う。このレイアウト案を作ったのは私なのだがぜひより良い修正の提案をいただきたい。
 使い方については,ひとまずウェブサイトにこのシートをアップし,ダウンロードして,各団体で使う時にプリントアウトしていただくという使い方を想定している。また,ウェブサイトでも直接読むという使い方もイメージしている。アウトプットについて円卓会議等々では,映像,カルタ,双六といったアイディアもいただいたが,時間と予算と余力等の資源があと1ヶ月しかないという中で作っていくという制約がある。来年度も続けてやっていくという案も出たが,委員の方が何名か今年度で退任されるということもあるので,なんとか大急ぎで年度内に作り上げた方がいいと思う。
 また,ヒント集と今まで言っていたが,手作り感のある,ちょっと身近に感じてもらえるような形にしてはどうかということで,勉強会の時に見つけたのが「レシピ帳」という形である。ルールブックという形では上から目線というか押し付けがましい感じがする。我々は完成されたものを提示できるわけではなく,あくまで,ヒアリングを通じた生の声と,我々の経験等々をまとめるという作業をしている。ある意味我々しかできないものなので,それを表現できるものとして「レシピ帳」がいいのではということになった。
 イラストについてだが,本当は芸大生やイラストのできる学生さんに協力を求めるべきなのだが,時間的なことで,竹内さんに無理矢理お願いしている。今回載せているのはひとまず仮のラフであり,これがそのまま載るわけではないとご理解いただきたい。
ではまず,このでき上がりの内容について,細かい文章や表現,それぞれのページの部分についてなど,御意見をいただければと思う。

<菅原委員>
(当日配布資料にある)コラム案というのは,全部入れる予定か。

<芝原委員>
 全部ではない。ここからどれかを選ぶか,この中のポイントを抽出して載せるか。ひとまずたたき台として主に竹内委員が書いていただいたものだと私は理解している。

<菅原委員>
 レシピノートというと料理の絵が出ると思うが,ここでは料理の絵に該当するものとして,協働の実績や取組の実例を出した方が分かりやすいのではないか。また,ヒアリングの時に「いずれ事例集として出すかもしれない」ということで話を進めたと思っていたが,どのようにされるのか。生の事例を掲載するならばもう一度協力していただいた団体に許諾をとらないといけないし,一方で,事例集を出すと希望を持たせておいて出さない,というのも悪いかなという気もする。

<芝原委員>
 ヒアリングの時にお願いした段階では事例を使うというのは多分言っていない。トラブルだったり,ヒントについて教えていただきたいということと,固有名詞は出さない,事業が特定されるようなことは出さないということで依頼をして,引き受けて下さっているので,今の御心配は大丈夫かなと思う。
 逆に「具体的な事例がないと分かりにくい」という話は円卓会議でも出ていたし,「どういうのが良い協働なのか,理想形が見えない」という意見もあり,そこは見えた方が良いかなと思う。
 その部分をコラムでフォローする。具体的に「A団体とB団体がC事業をやった」という書き方というよりは,「とある団体がとある事業を一緒にやった時にこういう難しさがあった」とか「こういう良い点があった」というような形で,できるだけ固有名詞は隠すが「あ,こういうのあるよね」というような事例を出せたらいいのではないかということで,コラムを作ろうという話になったかと思う。

<谷口座長>
 もし菅原さんが聞き取りに行かれた団体でそういう説明をされているのなら,あとでもう一度趣旨の御説明をしに行くのもOKか。

<菅原委員>
 事例の形で紹介するかもしれないとは言ったが,団体名など情報元が特定されることは出さないとも言った。

<谷口座長>
 では,コラムで現場の雰囲気が伝わるような書き方をしようという,そのレベルでOKだと思う。
 とても素敵なデザインで,良いと思った。最初のものと比べると,とてもシンプルになったように思う。ただちょっと文字を崩しすぎか。もうちょっと普通に読みやすい,手書き風でも読みやすい文字でも良いのかなと思う。

<芝原委員>
 大きな字の所か。

<谷口座長>
 大きな字の,見出しのフォント。それぐらいだ。

<芝原委員>
 細かな点でも意見をいただきたい。このレイアウトが本当に良いのか私自身悩んでいる。色合いについても,初めは赤いノートのデザインだったが,今青にしているので,それもどうなのかと気にしているので御意見をいただければと思う。
 部会に出て下さっている西野さんは,今までのことをどう思われているか。実際に使っていただく候補のお一人だと思うので,ぜひ御意見をいただければ。

<西野委員>
 これを作成する時に,各ポイント「A4用紙1枚で」という所からスタートした。それが前提で,コンパクトにまとめていただいたのだが,コラム案として出していただいたものや,事例があればよりイメージがしやすくなるので,説明部分を要約してもう少し事例を入れるのは難しいだろうか。

<竹内委員>
 もう1ページ?

<谷口座長>
 例えばコラムを集めたページを増やすということだろうか。

<西野委員>
 普段活動をしていると,この事例はありがたい所だと感じたのだが。

<菅原委員>
 絵だけをメニューに集めたらどうか。伝えたい内容を竹内さんの絵で簡単に分かるようにして,その後ろに事例やコラムが沢山並んでいるような感じで。「絵から引っ張ったらこういう事例がある」というふうにしたら分かりやすいのかなと。レシピという名称にこだわるわけではないが,そうしたらほかの人にも紹介しやすいのかなと思う。
 また,団体などの担当の人の一言があると良いかなと思う。初めてこれを見る人が,取組の中身だけでなく,取組をされた方からの,これから協働する人にむけてのエールの言葉があったらひと押しできるかなと思う。それはほかの行政の冊子にはないと思う。
 市民としては,事例が一番。実際どういう人がどういうことをやっているかという情報が欲しい。こういうことに何も取り組んだことのないPTAの人や自治会の人たちにとっては,事例を載せたら,話をする時に「こういうことをやっている所があるのか」「じゃあ市役所なりに窓口があるから聞いてやらないか」というふうに,使われるツールになりやすいと思う。でないと,専門家が満足するような内容になってしまうかなという感じがある。

<谷口座長>
 これを作る時に,誰を対象にするのかという所でかなり議論をしたように記憶している。当初は「もう既に協働の取組を一度でもやったことのある方が悩みにぶつかった時にヒントになるようなものが作りたい」という話でスタートして,でもそこから,「まだやっていなくても強い関心を持っている人にも読んでもらいたい」という話でここまで来ていると思う。菅原さんが仰って下さった,例えばPTAをやっている方が一歩踏み出したいという時に読みたいなというもの,そこにぐっとターゲットを絞ったものを作ると,また別の形になると思う。多分今回のものは,ターゲットの中心としては,既に御経験をされている方がメインというか中心のターゲットになるのだと思う。ならば,具体的なプロセスに沿う形,もしくはお悩みが多いポイントについてまとめるのがよいと思う。足りない部分を読み物としてのコラムで楽しく分かりやすく読んでいただこうということになると思う。
 今ひとつヒントになったのは,もうちょっと事例を学びたいとなった時に,どこをノックしたら良いのかということ。今,参考資料の所に「京都ウェイ」と,「京都市のNPO応援ポータルサイト」が出ているが,もうちょっとアクセスしやすくて事例が分かるような,調べるきっかけを伝えておくというのはとても重要かなと思った。

<菅原委員>
 各区のまちづくりアドバイザーの方や,ここの市民協働政策推進室の方がコンシェルジュになるということを書いてくれているのかなと思ったら書いていない。「窓口はここへどうぞ」というのが書いていないので,それが不安だったから,中身を考えた方が良いのではないかと発言した。

<谷口座長>
 分かった。ということは,市民協働政策推進室の名前をしっかり載せて,「具体的な事例を知りたい」とか「御相談事はここまで連絡くれたら対応できる」という,分かりやすい記載があればいいということか。事務局,いかがか。

<事務局>
 菅原さんが仰ったように「協働の形というのが具体的にイメージできるようなものが何かもう少しあっても良いのではないか」ということで言うと,例えば,いきなりレシピから始まるというのではなくて,「協働というのに取り組まれた結果こういうことが生まれたということもあるんだよ」ということをエピソード的に見せるというのも一つのやり方かと思う。「じゃあそれはどこにいったら聞けるの」ということでいうと,市民活動総合センターに沢山の情報が蓄積されている。勿論我々や,地域自治推進室もそういった役割があると思うので,その辺りの連絡先を書いておくということについては,全くその通りだなと思う。

<伊藤委員>
 私は前から申し上げているが,撒き餌と一本釣りというやり方,これはこの協働のルール作りにおいてどうなるのかなとスタートしてから思ったのだが,やっていくうちに,やっぱりこのレシピは撒き餌として非常に良いと思った。しかし一本釣りの部分が足りないなと思っていた所を,今日菅原さんが指摘された。正直言って絵も良いし,コラムもいい。コラムだけではなく内容それぞれも面白い。では,実際の釣り人は誰なのかと,そういうことが明確に分かりやすい形になるものを加えれば物凄く有効なものになるのではないかとを強く感じた。

<谷口座長>
 「釣り人」をもうちょっと具体的に説明していただいても良いか。

<伊藤委員>
 「釣り人」というのは,「求めている人」であり,「釣られるもの」は僕もよく分からないが,その時の個人であったりNPO組織であったり企業であったり,立場それぞれによって変わる。だがいずれにしろ,企業やNPOの人がどこかと協働したいという時はその人が「釣り人」になる。その当事者じゃなくても,それに近い人とか,そういうのを私はイメージとしている。テキストの表現方法だとか,イラストのレイアウトだとか,そういうことにはあまり拘泥する必要はないのでは。今もままでも十分だなと感じた。

<谷口座長>
 レシピについてはこれで良いということを言っていただいている?

<伊藤委員>
 と私は感じている。勿論今言ったような情報を継ぎ足しての上だが。

<大西委員>
 お互いに何かを一緒にやるという意味での協働は,あちこちで展開されていると思う。だからあえて協働協働と言わなくても良いのではないかと思うし,意識過剰にする必要もないのではないかと思う。ただここで5つにまとめてもらっているのは非常に良いなと思う。face to faceとか,対話を通じて人間がそれぞれ打ちとけ合いもできるし,共通点も見出せるだろうし,そういうのが基本にあれば,進むのではないかと思う。

<竹内委員>
 まだ未完成の状態なのでなかなか意見を言いづらい部分もあると思うが,今日初めて見られた方が,どんな感想を持たれたか,「使えそう」とか,「こんなだったら見せてあげたいな」と思ったとか思わなかったとか,正直に教えていただきたい。

<野池委員>
 第一印象としては凄く見やすいと思うし,ウェブ公開にするという前提の中で,使っていただけるものになっていると思った。私としてはどうやって沢山の人に使っていただくかということを考えたいなと思った。市民活動総合センターや私たちきょうとNPOセンターの相談の中で,アピールする活動ができると思うし,一枚にまとめた中に入らなかった言葉やプロセスもとても大事だと思うので,この内容を伝える場を別に用意して見せていった方がより理解できるのではないかと思った。
 私も最初は趣旨をよく理解しておらず,誰を対象にしているのかがよく分からなかったし,企業向けに見せたいものなのか,行政の方に見ていただきたいのか,使い方がよく分からなかった。途中で,対象は「NPOや市民活動をやられている方で一度でも協働されている方」だというのは分かったけれども,先ほど言ったように少し言葉で補うような場を設定すると広まっていくのかなと思う。
 きょうとNPOセンターとしても行政の協働環境調査というようなものを何年かにわたり行ってきている。芝原さんも一緒にやっていただいているが,ただ数字的な結果を見せることに終わってしまうのではなくて,じゃあどうやっていくのかということを伝えていくような場をセットでやると面白いと思った。
 デザインは分かりやすいなと思ったので,使い方についてのことを申し上げた。

<永橋副座長>
 全部で6点あるがよろしいか。
 1点目は(当日配布資料にある)番外編が凄く面白い。多分番外編とされたのは,ほかの4つはカテゴリーがきっちりしているが,これは色んな側面が入っているからだと思う。協働のパートナーとの関係の中で思慮することもあるだろうし,自分の団体の内部のメンバーの意識づくりというものもあるだろうし,自分たちの活動展開上アウトリーチする対象に向けての,或いはさらにまだ関係はできていないがそうなってもらう人への情報発信だとか,そういうことが盛り込まれていると思う。事例をどこに入れたら良いのかという話があったが,僕は1ページ1つくらい使っても良いのかなと思う。カテゴリーごとに関連付けられるような事例だとかコラムを入れるイメージである。番外編は内部の人向けに通用する話と,パートナーとの関係,或いはアウトリーチ,サービス提供の対象になる人向けの話とか,ステークホルダーごとに分けてあげて,余白に何か事例を入れたらどうか。ページ数は増えるが,WEB公開ということなので,もし検討の余地があればこの番外編は凄く素晴らしいんじゃないかと思う。
 次,「トラブル」の所だが,トラブルの本質という言葉は凄く大事な言葉だと思うのだが,どういうふうに受け止められるのかなと思う。このページの中で言えば「トラブルは相手を理解するチャンス」だという点,僕はそれも本質の一つだと思う。ただもう少し,トラブルは忌避すべきことではなくて実はチャンスなんだと受け止められるような付け足しができたら素敵だなと思った。
 一番最初の「目標共有は一日にしてならず」だが,一番上の本文の「異なる組織同士が同じ方向を向き,共通の目標をつくるためには『レンジでチン』のように簡単に短時間では,できません」。本当にその通りだなと思う。ただ,多分前提となっているのは「異なる主体同士が同じ方向を向いて協働を進めるためには共通の目標設定が必要です」ということかと思う。それを入れて「でも共通の目標を作るのは簡単ではない」というふうに,間にワンステップ入れていただくと,一段と分かりやすくなるかと思う。
 同じように次の「“婚活”から学ぶべし」の所だが,「そんな風に思った時に協働のパートナー探しが始まります」と。ここも,「そんな風に思った時に,協働への第一歩が始まります」と。「そこで欠かせないのがパートナー探しです」というふうに,ちょっとステップを入れてあげるとすっと入ってくるのではないか。
 あと,さっきのトラブルの所だが,ここのトラブルというのは,「協働するパートナーとのトラブル」という理解でよろしいか。そこを明記していただくと,多分トラブルは色んな側面があると思う。番外編の所であったように,内部のトラブルというのもある。色んなトラブルがあるが,ここではあくまで協働相手,パートナー相手とのトラブルなのだということをどこかで明記して欲しい。

<谷口座長>
 今の「番外編」のお話,議論している時は番外編の部分が凄く面白くて,ストンストンとすぐ符合していった。ただ今回のレシピ集は協働がテーマであり,二者間のこと。どちらかというと番外編に出てきたのは二者間のことのようにも読みようによっては読めるが,おおむね一つの組織の中,自分が持っているグループの中で,こんな困りごとがあったというような所からきている。
 円卓会議でもここで意見が沢山出た。大枠は協働であり,それぞれの組織をどうこうするかはまさしく番外だったので,番外としか書かなかった。読み手にとってとても分かりやすくするために,この「番外編」のカテゴリーの所に,自分の組織を云々とか分かりやすい言葉が入った方が良いと思った。
 番外じゃない所は全部二者間なり三者間なり,協働する主体と主体の間で起こることなのだが,ぱっと見だったり,途中から読んだりすると,「これはどことどこの間のことを言っているの」となるかも。「協働の中で起こるようなことに対するヒントだよ」ということを,どこで示すか。みんなちゃんと表紙を読んでくれるとは限らないし。その辺りをイラストで表現できるのか,何か工夫がいるかと思う。

<高田委員>
 私も初めて見たという目線で意見を述べたい。ヒントやコツというものが,新聞でいえば見出しだが,よくキャッチできていると思う。そのうえで聞きたいのは,「ショックにあわてないために」の「協働は『三方よし』の精神で」。この「三方よし」というのは近江商人の言葉で,「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」だったか。ここで使われているのは多分,当事者同士が良いこと,メリットがあることが,社会にもメリットがあるようにすれば良いんだよ,という意味なのだろうが,ちょっと伝わりにくいと感じた。
 「目標やビジョンを共有するために」という所の5つ目の「調査結果は誰が見ても『それ』である」,これはちょっと意味がつかめない。解説を読んでもちょっとつかみにくいなと,素人目線で率直に思った。あとは見出しも中身も面白いなと思った。
 冒頭の所で,誰に向けたかという「読んでほしい対象」というのは明確に書いた方が良いと思う。

<小辻委員>
 基本的にこれの中身がどうということはないが,デザインされたものを見て思ったのは,「京風レシピ」ということなので,イラストも,京風な和食風なものが出てきた方が雰囲気があるのではないか。ウサギさんが紋付き袴を着ているとか。パンがお茶漬けになるとか。

<永橋副座長>
 話は少し戻るが,取材協力団体の欄にまとめてヒアリングをされた先のリストが挙がっているのはなぜか。それぞれの団体がどこと協働したのかということを示すのは,だめなのか。
 さっきの菅原さんのお話を受けて,協働といっても色んな組み合わせがあるのかなと思った。大学と地域とか,大学と商店街とか,NPOと当事者と,例えば行政機関とか,そういうステークホルダーの組み合わせを示すということはしてはいけないか。もしそういうことをしたら色んな組み合わせがあるということをここでも伝えられるのではと思った。それが可能であれば,そのことで協働のスタイルを示すことになるかと思ったので質問させていただく。

<谷口座長>
 調査の時に,「公表する情報はここまで」ということをきっちりお伝えしてやっている。「『直接この協働はこの団体とこの団体が』というような特定はされないように資料として使う」としているので,ちょっと難しいかなと思う。ただ,今仰られたことはさっきの高田さんの御意見も踏まえてだが,例えば表紙を,神社もあるし,大学もあるし,企業もあるし,そういう様々な主体が色んな形で連携協力しているんだということが見えるようなデザインなり文言なりをきっちり作るのはどうか。それで永橋先生の仰った御意見というのは活かせるのかなと思ったのだがどうか。

<永橋副座長>
 「どことどこが組むのか」ということがヒアリングした所と結びつけなくてもできるのであれば,今先生が仰った通りで良いかなと思う。そう考えると,第2期市民参加推進計画の図も一つの見取り図になっている。「色んな結びつきがあるんだ」ということを伝えられるようにしていただけたらありがたいなと思う。

<谷口座長>
 まさにそこがポイントで,第1期の計画ではどちらかというと行政対市民だったり行政対企業だったり,行政が中心になっての市民参加だったのだが,第2期の計画を作る時,協働というのは多様な主体間だろうということで,関係をぐっと広げた。今回聞き取りしたのも対行政というのは非常に少なくて,民対民での協働の取組が非常に多い。色んな組み合わせがあるということをまずお伝えするというのはとても大事かなと思った。

<高田委員>
 実際「ここの団体とここの団体がうまくいっている」ということに関して,例えばその成功例みたいなものを抽象的にでも良いので知りたいと思うのだが,そういうものはあるのか。「こんな良いことがあるんですよ」と,やってみようということを誘う部分がこの先にあっても良いのかなと思った。

<伊藤委員>
 現実にはなかなかうまくいかないことが多い中,こういうものを作ろうとすると,良い良いという立場でしかものを作らない傾向があるなと自分自身では思っている。先ほどポジティブなことを申し上げたが,一方でそういう気持ちを持っている。こうしたニュアンスがどこかに入るとちょっと違った味のレシピになるんじゃないかなと,テクニック上の問題かも分からないが,そんなことを感じた。何か入らないか。

<谷口座長>
 今伊藤さんが仰られた視点。我々が議論していく中で,実は成功事例は表に出やすいけれども失敗したことはなかなか表に出てこないという所。聞き取りもどちらかというと「これはうまくいったか」よりも「どこでつまづいたか」を聞く,それで今回の形になったかなと思う。竹内さんが仰って下さった「成功事例を伝えていく」という点については,今色んな読みやすい形で,それこそ京都新聞の市民版には成功事例が沢山載っている。あれも見たらうちの所もやろうと思うが,それは京都新聞にお任せして,我々は「失敗した時どうするの」という,新聞ではあまりPRされない部分もしっかりと押さえていけたらと思う。

<高田委員>
 「失敗した人に届けたい,伝えたい」ということで,そういう人たちに向けて限定して作るのであれば,それが分かる形で作るのはむしろ有益だと思う。

<竹内委員>
 菅原さんがモヤモヤしていたことは私も思っていた。もう一つ気になったのは,多分でき上がってここに載せた途端,作った委員の顔はすっと消えていくような気がするということ。それを載せるのが良いかどうかはよく分からないのだが,するとすればどういう形なのかなと思った。

<永橋副座長>
 今竹内さんが仰ったことで言うと,これに部会のメンバーのリストは載せるのか。それでそこに一言コメントみたいなのもあると,それこそface to face。
成功例ということでいうと,コラム案の所の一番上の「企画提案は『上から・横から・斜めから・後から』」という所の最後,「協働の成功例をお伺いすると,色々な手法があることが分かりました」とある。これを読むと,「どの成功例なのだろう」とふと言いたくなる。こういうふうに「協働の成功例をお伺いすると」というと「私もお伺いしたい」という声もでてくるので,表で出すか個人コメントの所で「こういう素敵な事例に出会った」みたいに御紹介いただくとかはできないか。

<谷口座長>
 これは,削りに削って「ここから先はWEBで」そんなのものだと思う。もうちょっと聞きたいという時には,それこそ菅原さんから御提案いただいたように,例えばNPO関係だったら市民活動総合センターに尋ねてもらうとか,地縁関係の取組だと地域自治推進室に一回尋ねてもらったりホームページで検索してもらうとか,そういう次の一手を打ちやすいような,先程も出た連絡先なり問合せ先なりをきっちり紹介しておくというのは大事かなと思う。

<菅原委員>
 ヒアリング協力先に大学関係の名前が多いが,大学関係の情報の問い合わせ窓口のようなものはあるのか。それとも個別の大学に,となるのか。

<谷口座長>
 多分大学側が何かやろうとした時には,当然,大学間の横の連携もあるので大丈夫だと思うが,例えばPTAの人がこれを見て大学とやりたいなと思った時に,どこにアクセスするのかというのはあるかと思う。大学全体の取りまとめみたいな所は,そういう意味ではない。あるとしたら,大学コンソーシアムになるのか。

<事務局>
 大学コンソーシアム内の「学生+Place」にはそういう機能があると思う。

<谷口座長>
 なるほど。以前からこのフォーラムでも「京都市は協働とか市民参加に関して様々なメニューは揃えているのだが,どこにアクセスしたら良いのか分かりにくかったり,それが十分伝わってなかったりする」という話が出ていた。今出てきた質問に答えられる部署なり政策なり,もう既にあるものは沢山あるので,そこをきっちりここに載せておくというのは大事かなと思う。一番最初の方に出てきたらリストを見ただけで嫌になってしまうので,「もう一歩踏み出したい,知りたい」という人がもう1ページめくったら見える,そういう所に,ちょっと細かくても良いので載せておいたらと思う。

<菅原委員>
 企業でもCSRを頑張っておられる所もあったり,中小企業の団体さんでも頑張っておられる所があるので,協力が得られれば,そういうとこも載せていただければ,中小企業の方も協働ということでビジネスチャンスととらえておられる所が多いと思うので,ありがたいなと思う。

<芝原委員>
 今まで我々はこのシート5枚をまずは作ろうということだったので,表紙に関することや裏表紙に関することが議論できていなかった。今沢山御意見いただけて良かったなと思う。あとは,次の一手を示せる問合せ先をどこまで書くのが良いのか悩むが,とりあえずあるものをまず載せるというぐらいのイメージだろうかと思っている。

<菅原委員>
 せっかく載せても,電話したら「担当が変わったので分かりません」というのが一番いけないのではと思うので,そうならないように。

<芝原委員>
 それは一番いけないと思う。
 今いただいた意見を整理して,表紙部分,読んでほしい対象,使われ方,あと協働の理想像という話や,どういうパートナーとやるかという組み合わせの話を前半に入れて,後半は次の一手のアクセス先だったり,雑感とか,もうちょっとこのシート以外の部分を肉付けするというようなイメージで検討していきたいと思う。ありがとうございました。

<竹内委員>
 誰がいつまでに何を分担するかは別として,シート5枚をとにかく31日までに頑張ろうという話をしたと思うのだが,それ以外に増えた部分を31日までにというのはちょっとタイトという気がする。事務局と部会に任せていただくということだけこの場で確認した方が良いのではないかと思うのだが。

<谷口座長>
 仰る通りだ。今年度はあと1週間しかない。1週間の中でできることをして完結したものを出したいというのが部会の意志なので,1週間頑張ってできる所までのものでいったん閉じて完成させたいと思う。部会を開き,その後フォーラムの皆さんに集まっていただいて見ていただくという時間はないと思うので,竹内さんから提案があったように,ここから先の詰めの部分は,事務局とルール部会のメンバー,特に今,最後の整理をしていただいている芝原さん,竹内さん,それと座長である私にお任せいただくということでよろしいか。何とか年度内に形にしたいなと思っている。
 ありがとうございました。やっぱり新しい視点を入れていただくとより良いものになる。

(2)市民公募委員サロンの開催結果について
<谷口座長>
 では次の議題に移る。2つ目の議題は「市民公募委員サロンの開催結果について」。まず事務局の方から御説明いただき,その後,御参加された皆さんから感想をいただいたり,来年度以降,こんなことをしたらどうだろうというようなアイディアもいただけたらと思う。

<事務局>
 それでは3月13日夜に実施した,今年度2回目の市民公募委員サロンについて御報告させていただきたい。8附属機関等から9名の市民公募委員の方に参加をいただいた。今回のサロンでは,「市民公募委員の方々の学びと交流の場」をコンセプトにやってみてはどうかということで,話題提供者として,市民公募委員の経験者,過去それから現在もやっておられる方2名にお話をいただいた。
 「公募委員になったことをきっかけにその後どのように活動しているか」というテーマでお2人にお話しいただいた。その後,参加者には3つのテーブルに分かれていただき,話題提供者の2人にもテーブルを回っていただいて一緒に意見交換していただいた。
 非常に和やかな雰囲気だった。3ページ目に当日のアンケート結果をまとめた。良かったこととしては「同じ悩みや疑問点を気軽に話し合えた」,「他の市民公募委員の方と交流できた」,改善を求める意見では,「この場に参加するということは,まだ少しハードルが高く感じる」などがあった。今後の参加意向については全員の方から「また来たい」とお答えいただいた。さらに,「他の人にも声をかけたい」という声もいただいた。
 公募委員サロンは漠然と「来て下さい」というのではなく,公募委員の方にそこに行く理由というのをしっかり持っていただくということが大事なことかと思う。「9名参加いただいたが,できればもう少し沢山参加していただければ。

<谷口座長>
 ありがとうございます。公募委員サロンも8月に1回やり,それを受けてどんな形にしようかと議論する中で,「学びの部分を作ろう」,「目的をはっきりさせよう」ということになったが,その成果があったように思う。御参加された方は御感想を,それから次年度に向けて,アイディアを自由にお話しいただけたらと思う。御参加いただいて今日いらっしゃっているのは,伊藤さん,大西さん,小辻さん,菅原さん,竹内さん,永橋さん。まずコーディネーターをしていただいた小辻さん,感想を含めていかがか。

<小辻委員>
 市民の方々が公募委員になって良かった点や,悩みを共有できて,それは凄く良かったなと思う。しかし,来ない人たちはなぜ来ないんだろうと思う。時間のこともあるかと思うが,それだけではないんじゃないか。基本的に審議会の参加は「お金をもらって有料で,時間を使って」されており,人によっては有給休暇をとられてこられているという方もあると思う。公募委員サロンは,自由に開かれているのだが,時間を取ってまで来ようと思っている人がそこまでいるのかなと,気になっていた。来ない人たちに「何で来ないのか」というのを聞ける機会があるとよいのでは。公募委員サロンについて事務局から聞いておらず,今まで何度か公募委員になっているが今回初めて来たという方もおられた。事務局も伝えておられるとは思うが,タイミングが酷いのもあるようだ。ほかの審議会を担当している部署に,どういうふうに考えているのか聞けるような機会があった方が今後のために役立つかなと最近思っている。
 多くの方同士交流できて,皆さん結構満足気というか,来て良かったかなと仰っていた。

<大西委員>
 地域の役員などをやっている方,活動している方もおられたと思うが,結局,幅広くやることを目指しておられるわけではないので,広がりができないのかなという気がした。もう少し活動自身を幅広く見てもらったら良いのではないかなという気がした。

<伊藤委員>
 人が少ないということは私も実感している,減ってきているなと。皆さん参加されたらいつも,「ああ良かった良かった」,「こういうことがあるのなら良い」と言うが,リピーターが果たしてどれだけいるのか。アンケート結果を参加された方にフィードバックしているのか。

<事務局>
 アンケート結果については,それぞれ皆さんが実際所属しておられる審議会等の所管担当の方には届けているが,御本人に直接,という形はとっていない。

<伊藤委員>
 お話しいただいたように,「聞いていなかった」,「ギリギリだった」という意見が出たのが元凶というか。ここでの意見が審議会の運営側の方にフィードバックされて,それが実感されているか,というのがあるのではないかという気がした。言った意見が少しでも何らかの形で反映されるとリピーターが増えるかなと思う。

<菅原委員>
 ほかのテーブルは分からなかったが,私のテーブルではもの凄く喋る方はもの凄く喋って,喋らない方は,「私このあとすぐ自治会があるので」とすぐ帰られたりした。公募委員についての意識というのが個々で違うなというのは感じられて,「これを自分の市民活動に活かそう」と思っておられる方と,逆に「京都市の市民になって浅いから京都市のことを知りたい」という方もいて,非常に面白かった。
 リピーターが増えないことに関しては,審議会が年2回の所などは,もう終わっているという所が結構多かったので,それが関係しているのでは。学びの場というのはちょっと合わない所もあるのかなと思い,手法を変えた方が良いのかなとか思ったりした。

<竹内委員>
 多分とんでもないことを言うのだが。サロン自体について「どう人に来てもらうのか」というのも考えたい所ではあるが,去年のまとめをされた谷口さんも,今年の2回目のまとめをされた永橋さんも,座長の責任が重いという言葉で締めくくられたのが印象に残っている。公募委員のいる審議会で,公募委員が発言できないという声を聞いた時に,やっぱり座長の責任が重いというふうにお2人とも仰ったのを,それはそうかなとも思いつつ,座長個人の責任にして良いのかなというのもちょっと感じて,座長勉強会とかもあっても良いのかなと思った。

<永橋副座長>
 座長勉強会とかあれば,或いは副座長も含めてさせていただければぜひやりたいなと思っていた。「どういうふうにその場を豊かなものにしていくのか」と考えることは,凄く大事な場になるんじゃないかなと,素敵だなと思った。
 あと1点。さっき伊藤さんと事務局のやり取りを聞いて思ったのが,フィードバックを審議会を設置している事務局に送られるということ。今回のアンケートを見ても,来た人はサロンなり或いはフォーラムってとても良い所だと思って下さったと思う。だとすると,仮にその審議会はもう全部終わってしまったとしても,今後もやっぱりちゃんと繋がっていきたいなと思ってもらえるのでは。「ちゃんとファンになっていただく」というためにも,審議会を設置している事務局に送ると同時に,お礼状という形で一人一人にもお返しをしていくということが,一人一人とフォーラム,サロンが繋がっていくことにつながる。一人一人との繋がりを大事にしていくというのを逆に示せば,また更にファンになっていただけるのかなと思った。

<事務局>
 ありがとうございます。非常に良い御提案をいただいたと思う。来ていただいた方へのアフターフォローというと,まだ十分できていなかったという点もある。せっかく招待状を送るという形で前回からやっているので,今度はお礼状という形で何かしていきたいと思う。

<谷口座長>
 ありがとうございます。今お話を聞いていて,今回参加できなかったのだが,ちょっと驚いたのが,公募委員サロンというのがあるということ自体が伝わってなかったり,連絡が直前であったりということがあるというのは,それはやっぱり内部の問題でもあろうかと思うので,そこはきっちり直していっていただきたいなと思う。根っこの所で公募委員の価値を十分それぞれの原課が理解しているかというと,そうじゃないという所もあるのかなと感じる所がある。
 その辺りも,先程仰っていた座長の役割,また,場を創造的にすることができる座長というのは実は少なくて,それはそれでまたプロのファシリテーションの技術が必要になってくる。審議会自体の会議の場を作る,これは今まで慣例的に座長の役割みたいになっていたが,もう少し創造的な場を作ろうとした時には行政の側で,例えばまちづくりアドバイザーが入って運営のお手伝いをするとか,審議会自体の作り方を検討していくというのも必要なのかなと思った。今日は御意見を聞いてアイディアを活かす所に留めるが,次年度以降もぜひ御検討いただけたらなと思う。

(3)平成25年度及び平成26年度の取組について
<谷口座長>
 では3つ目の議題に移る。「平成25年度及び平成26年度の取組について」ということで,25年度については,振り返っていただいて良かったこと,課題を述べていただきたい。26年度の取組についてはこれから詰めていく部分もあるので,皆さんからアイディア,御意見をいただきたい。まずは事務局の方から御説明をお願いする。

<事務局>
 資料8と9を御覧いただきたい。資料8は,主に市民協働政策推進室で予算化しているものについて記載している。市民参加推進計画に基づく取組ということになると全庁的にもっと沢山あるわけだが,ひとまず,私共の方で担当しているものを抜粋して挙げさせていただいた。また,26年度の取組については,地域自治推進室の事業も合わせて書かせていただいた。
 資料9は,市民参加推進計画の中で「重点事業」という形で挙げているもののうち,フォーラムで主体的に取り組んでいただく事業として皆さんに御確認をいただいているものを挙げている。これを一つ一つ説明している時間がないので,「そういえば年度当初にもこんなの見たな」ということで思い出していただき,ちょっと振り返りながら,来年度どうしていくのかというような御議論をしていただければと思っている。
 私共が考えている方向としては,協働のルールに関する部会については,年度内に何とか形にしていこうという所で今進んでいる所である。「協働の日」については,今後参加を広げていく具体的な取組を部会で御議論いただくことが必要かと思う。主に若い方達,例えば中学生・高校生なども視野に入れた形で,今の参加,そしてまた将来の参加につなげていくというような取組を,というような点で既に議論いただいてきたが,従来京都市でやってきたFMラジオを使ったPR活動とどのように連携を図るか,これが一つ核になるのではないかなと思っている。
 もう一つ,一昨年度に取り組んでいただいた「職員向けの市民参加の手引」については,「市政参加編」と,市民参加をそもそも論から考える「考え方編」が,平成24年度の頭に完成をみてリリースさせていただいたが,「市民活動との関わり編」の手引作成が残っていたかと思う。
 来年度の取組はその辺りがメインになるのではないかなと私共は考えているが,その辺りも踏まえて御議論いただきたい。

<谷口座長>
 ありがとうございます。ざっと要点だけ御説明いただいた。今年度,非常に大事だと思われたことでも,気付かれたこと,それから次年度に向けて,こういう方向で行ったらどうかという一つの御提案もあったが,それも踏まえていかがか。

<小辻委員>
 次年度の案件,4ページ目の「市民参加推進計画の進捗状況(抜粋)」という所の29「人件費を積算した補助金,助成金の仕組みの検討」。これは非常に何とかしていただきたいなといつも思う。まず「これまでの取組」に「区民提案型支援事業において,人件費を積算している場合がある」と書いてあるが,これは「基本的に人件費は払わないが,みなしで(経費に計上する)」ということだと思うが,実際にみなしでも良いのだがそうじゃない部分で「欲しい」という意見も非常に多い。何かする時にお金がかかるというのは当然だし,アルバイトではないが,何らかの形で自分たちのメンバーにも払えたらというのはやはり非常に強い要望としてあると思う。「フォーラムにおいて,制度のさらなる改善の拡充等を目指し,検討・議論」とだけ書いてあって,今後どう検討が進むのかなという感がまだある。この辺り来年度何か考えておられるのかどうかお伺いしたい。

<事務局>
 方向性のところでの確認は,例えば「直接その人件費部分を措置するのではないが,必要経費とみなす」ことで,総事業費を評価するという方法が区の助成事業などで既に出てきている。もちろんそれがすべての問題解決につながるというようなことではなく,そういった新しい試みなども含めて,どういう形にしていくのが望ましいのかというような御議論をしていただきたいと思っている。私共の方で今の取組の状況と,そうした結果どうなったのかという評価を含めて情報収集をさせていただき,皆さんにも御議論いただいてはどうかと思っているが,まだ具体的な着手ができていない。次年度以降どうしていくか,次年度色々まだまだやっていかなければならないことがある中で,その辺りを皆さんに御議論いただき,優先順位なんかも含めて,御提案いただければと思っている。

<谷口座長>
 この事業は,市民参加推進計画への提言を作る時に西野さんが現場で困っているという切実な課題から生まれたと記憶しているが,西野さん,いかがか。

<西野委員>
 まさに今,その(みなし人件費の助成事業の)報告書を書いている所である。これができた時に非常に期待はしていた。
 実際に活動に出向き,携わったボランティア一人あたり何時間×500円という感じの積算をしてみると凄いお金になる。しかし実際は,自己資金より上回ることができないので,今回(増えた分は)凄いちょびっとだった。
 実際に活動に出向いたことの証明も必要であり,もらえるかもらえないか分からないが,活動した人すべてを記録して,活動した時の写真も撮って,最終的に計算してみると,「こんな桁か」みたいな感じだった。他の団体はどうなのかは分からないのだが。実際,ありがたいのだが,煩雑なそういった手続きを含めると,ちょっとモヤモヤした気持ちが残ったなというのが実感だった。

<谷口座長>
 ありがとうございます。今の制度では,例えば時給千円で3時間働いたから3千円お金がもらえるのではなくて,自己資金分,例えば10万持ち出さなければいけない部分範囲内で3千円分の働いた人件費が認められるということか。

<西野委員>
 みなし人件費分を事業費の総額に足せるのだが,結局総事業費の2分の1が助成対象なので,結果的には数時間プラス分になっただけであった。

<谷口座長>
 そういう意味では現場で抱えた課題を踏まえてフォーラムで提案されて,こういう施策ができて,一歩は進んだけれども,まだまだということか。

<西野委員>
 大変ありがたかったし,画期的なことをされたなと。ありがたいなと思っている団体がほとんどだと思うのだが,思い描いていたようなパラダイスな感じではなくて,「大変な作業が増えて,この金額なのね」という現実を見たという感じ。もう少し,申請書や報告書を簡易にしていただくとか,色んな方法があろうかと思う。これから色んな方が発言されていくと思うので,それに期待したいと思う。

<谷口座長>
 ぜひ改善と,一歩次のステージへ行く努力,取組をしていただけたらなと思う。他,いかがか。

<菅原委員>
 一番最後の,31の「市民活動編」の手引き作成について,以前,市職員さんが市民活動するためのものと思い違いをしていた。「市民の方が市民活動するのを職員がどうやって助けるかというのを作る」という趣旨だったかと思うが,「市民活動編」となっていると,ちょっと紛らわしいかなと感じている。お手伝いとか何か,そういうふうに変えてもらえると。

<谷口座長>
 僕も最初そう思っていた。「職員もうちょっと市民参加しろ」と,一方でそういう思いもあるので,字面を読んだ時にそうだと思った。そういう意味では,もうちょっと言葉の工夫があってもいいかと思う。

<事務局>
 市民活動との関わり方という所で,自らが市民活動に関わるようなこともあるかと思うが,文言は確かにちょっと誤解を招かないようにしなければならないなと思った。

<谷口座長>
 それもあっても良いと思うが。他いかがか。

<野池委員>
 同じく31「職員のための手引き作成」の所について,とても良いことだと思うのだが,これまでの「手引きを活用した研修全7回」というのは,どういうふうな形でされているのか。例えば手を挙げた方が行くのか,それとも研修を必修のものとして受けているのか。詳細について教えていただきたい。

<事務局>
 平成24年度に冊子「考え方編」と「参加編」を作って,その年の,例えば新任の係長研修とか,新任の課長級研修とか,或いは部長級以上の研修,或いは新人研修という,階層別研修のプログラムの中にこれを入れさせていただいた。そこで私なりが行かせていただき,この手引きを使って研修をすると同時に,特に上の階層の人たちの研修では,職場研修でも使ってくれというアピールをさせていただいた。今年度もできればそういう階層別研修のプログラムの中に入れたかったのだが,研修計画全体の中で確保できないという形になったので,改めて職場研修で活用してほしいという話を,5月の市民参加推進会議で局長級の皆さんにお願いしている。

<野池委員>
 作ったままにせずに研修で使っていただくというのは大事だし,やはり階層,部長級であったり,役職にある方の理解はとても大事だと思っている。そういう意味では,25年度はないのは残念だが,その取組自体はとても大切だということはお伝えしたいし,何らかの形で,研修ばかりしても意味はないのだが,やはり職場の理解がないとこういったものは進められないということを強く思うので,推進いただきたいと思う。

<谷口座長>
 ありがとうございます。ぜひ進めていただきたい。最近は若手の方には市民参加や協働にとても関心をもち,知識もあり勉強をされている方も多いが,上司の理解がないと何ともならないものがあるので,ぜひぜひお願いする。

<永橋副座長>
 今年度,凄く素敵な「協働のレシピ」ができたので,これを職員さんにも見てもらいたい。「市政参加編」の時も,職員さんに研修という形で参加してもらい,そこで色んな意見を出してもらって作っていったという経緯がある。今回も,今出た色んな階層の方々に参加してもらって一緒に作るというのはどうか。それ自体が研修になると思う。その時に,本当に素敵な「協働のレシピ」を,何か共通のテキストとして使って行けたらなというイメージが浮かんだ。

<谷口座長>
 ありがとうございます。もう次年度の取組のイメージが浮かんできている,ということで,実はもう定刻なのだが,もうちょっとお時間を頂戴したい。
 一つだけなのだが「Let’s ‘’KYO’’ Together!」キャンペーン,「協働の日」の取組,ここと一緒にというか,大きな傘の中でやっていくということになった。「Let’s ‘’KYO’’ Together!」キャンペーンはFacebookページを持っているのだが,今見ると「いいね!」が182しかついていない。Facebookに入っていらっしゃる方は「いいね!」を押して下さっていると思うが,友達も招待いただきたい。市民参加推進フォーラムが中心になってやっているキャンペーンで「いいね!」が182はないだろうと思うので,もうちょっと伸ばしていきたい。ぜひ御協力いただけたらなと思う。


(4)その他
<谷口座長>
 では最後「その他」に移る。資料10「審議会情報シート」について議論いただきたい。事務局にお願いする。

<事務局>
 それでは「審議会情報シート」の方を御報告させていただく。新たに審議会を設置する場合に,その審議会の担当課が事前に市民協働政策推進室と事前協議という形で提出をいただいているものだ。今回の資料は,前回のフォーラム全体会議のあとに提出のあった1附属機関について,御報告をさせていただく。名称については,「東部山間埋立処分地延命策検討部会」。5名の委員で構成し,市民公募委員は入っておられない。いわゆる部会なので,親に当たる附属機関は廃棄物減量等推進審議会であるが,こちらには公募委員に入っていただいている。この5名の委員の方で具体的な検討をされて,本体の附属機関の議論に反映させていくという形のものである。したがって少しプロジェクト的な形で取り組まれるものであるというふうに御理解いただければと思う。会議については勿論公開で実施をされる。

<谷口座長>
 いかがだったか。今回は1件出ている。御質問御意見あったらどうぞお願いする。

<永橋副座長>
 今回の部会は,廃棄物減量等推進審議会のワーキンググループということで,専門的な内容であるというのが公募しない理由だという。それはそれでその通りかなとは思うが,ただ専門的な内容について検討した結果が誰に対して提供されるのか,実はこれだからこういう専門家に頼まなくちゃいけないんだという,本当にその専門性の判断が妥当なのか,あるいは本当に専門家任せで良いかという議論もある。それは多分この審議会の方の公募委員さんの市民感覚に期待したい所ではあるが,専門的分野だから市民は公募しない,というのが残念である。専門性を持った市民というのもいらっしゃるし,「ここは何びとにも代えがたいこういう専門家にお願いするんだ」ということをできれば書いていただければ,透明度というのも高まるのかなと思う。今後その辺を御検討いただけたら。そういうふうに伝えていただけたらなと思う。

<谷口座長>
 ありがとうございます。確かに永橋さんが仰られたように,専門性とか専門的という一言を出されただけで,あ,もうそれは我々には分からないと,身を引くみたいな所があって,その専門性の中身を伝えていくといが今後大事になってくるのかなと思った。では今日用意してきた議題はこの辺りだろうか。
 本日の議題は以上だが,ツイッターの発言等々はいかがか。


<事務局>
 今日は外からの方はいなかった。元委員の方の御挨拶が2件きている。御覧いただいていたのは延べ15名,常時3名~7名,御覧になっていた。

<谷口座長>
 ありがとうございます。あと,傍聴された方で,御感想なり御意見なりある方がいらっしゃったら。遠慮なくどうぞ。

<傍聴者1>
 年度末の最後の会にも関わらずシャンシャンな気配が一切なくて相変わらず素晴らしいなと,前にも増して素晴らしいなと思った。谷口先生のお力だと思う。また永橋先生がこれをさらに,シャンシャンじゃない感じの会に展開されていくのかなという気配も十分感じ,拝見することができた。この審議会は私はいつもコンスタントに傍聴の方が来られるなと思うのだが,多分それはその辺りを感じられてなのではないかと思いながら拝見していた。

<傍聴者2>
 取材協力団体の一覧,この中に交通局というのがある。これは担当の方から聞いたのだが,ここは出しても大丈夫なはずだ。

<谷口座長>
 ありがとうございます。関係者からここは大丈夫だというお話をいただいた。でも一応裏は取っていただくということで。
 今年度,今日が最後の会議ということで,今年度で退任される委員の方が5名いらっしゃる。最後なので皆さんから一言ずつ御挨拶,メッセージをいただきたい。

<大西委員>
 色々地域のことをやっていて,ここにきて感じることが沢山あったし,大いに参考になった。ここに与えられるものはなかったかもしれないが,僕自身は成果があったと思っている。今の協働にしてもそうだが,市民の方が市政についてもっと考えてもらうというのは非常に大事なことだし,それには地域の活動が大事なんじゃないかなと思っている。どうもありがとうございました。

<西野委員>
 こちらで6年間お世話になって,時間を調整しながらでも色んな経験をさせていただいたことが非常にありがたいと感じた。視野がどんどん狭くなっていきがちなところ,こちらの委員会を通して色んな御意見を伺うことでずいぶん私も客観的に市民活動ということをとらえられるようになったと実感している。また協力できることがあれば,何かをさせていただきたいと思う。ありがとうございました。

<菅原委員>
 私は色んな公募委員をやったことがあるのだが,こんなに活動をするのは初めて。円卓会議で地域のNPOの方がたまたま来られていて,悩みを相談したら,地元のNPOだったので,今年は地元を応援していこうかなと思っており,そういう道をつけて下さったフォーラムに感謝している。新しい人脈もできて,久しぶりに考えることができて良かったと思う。

<伊藤委員>
 非常に勉強になった。そういう意味で今後は,できれば自分は俗に言う草の根,個人ベースの部分をやりたいなと思う。またどこかで,折角お会いしたこの御縁を活用させていただけたらなと思っている。よろしくお願いする。

<谷口座長>
 ありがとうございました。精力的に取り組んでいただき,非常に感謝申し上げる。
 伊藤さんがメーリングリストに投稿された素敵な言葉があったのでそれを御紹介して終えたい。
 今回このレシピ集を作る中で伊藤さんは辻さんと御一緒されたのだが,それで良いものができたということで,「新進気鋭の社会政治学者と,少々情緒的な元技術屋の,これこそまさに異文化の協働だと思う」という言葉を書かれていて,ああ良いなと思った。この場がそういう専門性や色んな価値観を超えた所で,まさに協働というか,それぞれが意見を戦わせつつ,協力し合う中で何かが作り上げていかれるという場であったということをとても感謝したし,こういう場を作っていてとても良かったなと思う。
 そういう場がここだけではなく,今京都市内色んな所で実際生まれているし,それがもっともっと市民社会や色んな場面で,まさに異文化の協働が生まれたら良いなと,そんなふうに思った。私自身も地域での活動もしているし,協働だとか市民参加の場面で,色んな形で関わっていきたいなと思うので,今後ともよろしくお願いする。どうも2年間ありがとうございました。
 それでは本日はこれで閉会とさせていただこうと思う。
 傍聴者の方にはアンケートに御協力いただきたい。
 では,議事は全て終了したので,事務局へマイクを返したい。

<事務局>
 これをもって第43回会議を終了させていただく。

担当課等

総合企画局 市民協働政策推進室 市民協働担当

お問い合わせ先

京都市 総合企画局総合政策室市民協働・公民連携担当

電話:075-222-3178

ファックス:075-212-2902

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