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京都市市民参加推進フォーラム 第2回市民活動部会

ページ番号138136

2013年3月8日

案件名

京都市市民参加推進フォーラム 第2回市民活動部会

開催日時

平成22年7月28日(水曜日)18時30分~20時30分

開催場所

市民活動総合センター ミーティングルーム
(ひと・まち交流館 京都 2階)
http://shimin.hitomachi-kyoto.jp/

住所 京都市下京区西木屋町通上ノ口上る梅湊町83-1
  (河原町五条下る東側)   電話:354-8721

議題

「新たな市民参加推進計画」の策定について(市民活動)

公開・非公開の別

公開

議事内容

◆議論の項目
○市民活動の課題についての検討
 第1回の部会において課題出しで出された課題や解決のためのアイデアについて,会議資料として表にまとめ,ここに,「地域コミュニティ活性化懇話会」(平成22年3月に報告書提出)で既に議論をされている内容についても記載した。
 今回は,これらを踏まえたうえで,まだ出されていない課題や解決のためのアイデアがないかを,ブレーンストーミングで出し合った。
○市民協働政策推進室から市政総合アンケートの検討状況の報告

◆部会で合意できたこと
○通常は,「市民」・「企業」・「行政」の3者による協働や新しい公共が語られるが,京都市の場合は,「市民」は「地縁活動(自治会・町内会活動)」と「志縁活動(ニーズ型市民活動)」に分けられる。この4者の協働をこの10年でどう進めていくかを新たな計画に盛り込むことになる。
○市民活動は,地域のニーズをどれだけ汲み取ってやっているのか,また,地縁活動も,同じことの繰り返しをしているだけで,どれだけニーズを把握してその解決に向けて取り組めているのか,という課題がある。
○現計画では,市政への参加が中心になっており,協働については具体的な策があまり盛り込まれていない。協働とは何か,協働を進めるためにはどのような取組をしていけばよいのかを正面から考えて,新たな計画に盛り込みたい。市民が自立して行うことは何か,行政でしかできないことは何か。また,緊急かつ重要な課題は何か。他で行われている事例や研究を参考にして具体的に検討したいので,次回に委員からも事例を紹介してもらいたい。
○次回の部会は,8月10日(火曜日)午後7時00分~午後9時00分,市民活動総合センターのミーティングルームで開催する。事務局では,今回使用した課題と解決策の表に,今回の議論の分を加えて用意する。
○市政総合アンケート(広報担当との協議の状況の報告)
 ・当初案での問10の削除
 ・町内会・自治会とNPO・市民活動団体との協働について効果的と思うものを選択する設問であるが,一般の市民には分りづらく,市民一般に聞くよりも別の機会に町内会・自治会活動やNPO・市民活動団体の方を対象に聞いた方がよいと考えられるため。
 ・共汗による市政運営の設問(問11)の新設
市民と行政とが知恵と力を合わせ,共に汗をかいてまちづくりを進めることについて,市民の考えを伺うため。

◆主な発言
自治会・町内会活動(地縁活動)
(自治会・町内会での課題)
☆課題
○ 住民が困っていることやニーズを地域が把握しているのだろうか。
○ 地域活動は時間的な制約があるなど,ハードルが高い。いかに低くしていくか。役員をやることで大変だという思いが強くなりすぎていると思う。
○ 自治連の仕事は大変だと言われていたが,やってみると大したことがなく,楽しくやれた。
☆アイデア
動機・きっかけづくり
○ 帰属意識が地域活動への動機になる。
○ 趣味を絡めた自治会に入るきっかけづくり。
○ 地域活動を楽しいから行こうとなるようなものがあればよい。運動会では子どもがいないと行きにくい。
○ 日赤,共同募金など,お金集めはしんどいが,どのように活用されて意義深いものであるかを説明して,動機付けをする必要がある。
 勧誘活動
○ 自分の住んでいるところでは,勧誘活動をして来なかったので,自分から町内会長を見つけて加入した。勧誘活動は必要。
○ 自治会への加入促進のため,広報のツールとして自治会の内容が分かる資料を整備する。
○ 転入時のオリエンテーションを丁寧にされるとよい。
更なる巻き込みの工夫
○ 何かする場合には楽しい雰囲気で,あまり注文をつけずに,小さいことでも評価してやってもらおう。
○ 市民には自治会に入って社会的な義務を果たすように働きかけたい。
○ 1人でやらせない。2人1組で行動する。
○ 初めは経験者がアドバイスしながら一緒に行動するようにする。(学区単位)
○ 流動性の高い地域では,ずっと済み続けるのではなく,2~3年で転出するという前提で対応したほうが良いのではないか。

計画の検討関係
○ 「地域コミュニティ活性化検討委員会」に任せる部分と,市民活動部会が一緒に議論をするべき部分とがあるのではないか。

(行政の支援)
☆課題
○ 行政から地縁組織向けへの支援事業がたくさんあって分かりにくい。また,支援の手法は金銭的なものが中心である。
○ 地域から市の窓口を一本化して欲しいという声はあるが,それぞれ専門性が高く,また,区役所の職員もオールマイティではないので,すべてを把握することは困難。最低限の窓口機能はどのあたりか。(関係課への取次ぎ機能で容認できるか。)
○ 地縁組織への支援のあり方がよく分からない。
☆アイデア
○ 地域課題については,市民が直接市の窓口で話すことで,市職員との信頼関係を築くことができるので,地区懇のような場所で要望を言うよりも,市の出先機関と話をすることも大事だと思う。
○ 転入届提出時に町内会・自治会活動について紹介するチラシを渡す,死亡届提出時に相続等のアドバイスをして空家対策をするなど,区役所への届出時に働きかけてはどうか。

市民活動
(行政の支援)
☆課題
○ 行政と連携してうまくいった事業で,その後継続したいと思っても,行政からは,公平性の観点からという理由で,連携を継続してもらえなかった。
○ 京都府ではプラットホームづくりに取り組んでいるが,京都市では分野別センターがそれを担っている。それぞれの分野別センターがどれだけ協働や市民参加を重要視して取り組まれているかを把握する必要がある。
☆アイデア
○ 大学と地域とが連携するときの支援制度のように,市民活動団体が地域と協働するときの支援制度があったらいい。
○ 市民活動については,行政が市民活動団体を支援することも大事だが,行政と一緒に協働して課題を解決する間口を広げることも重要である。
○ 行政と市民活動の協働するところ,別々で活動した方がいいところなどの区分の整理は必要ではないか。

(地縁活動との連携)
☆課題
○ 地域に根ざした志縁活動が地縁活動とうまくいかないのはなぜか。
○ 市民活動側が,地域におけるニーズという視点での課題の把握をしているのだろうか。市民活動側が地域のニーズをきちんと掴む必要がある。
○ 自分のNPO活動では,活動が大きくなりすぎて,地域から活動の要請があっても対応できないことがある。運営基盤がしっかりしていないと,地域からのニーズがあっても答えきれない。活動の拠点が地域にあればと思うが,資金不足で借りられないし,人も雇えないという課題があり,基盤がしっかりしない。
○ 住民のニーズとテーマ型市民活動とのバランスはどうだろうか。環境や福祉ばかりではないか?
☆アイデア
○ 市民活動の楽しさ,メリットを伝えていく工夫を。
○ 興味があっても誘ってもらえないと入りづらいので,誘って巻き込む工夫を。
○ 市民活動の基盤を整備するためのアイデアや支援(例えば,空き家を活動拠点として提供してもらうなど)等を地域からもらえたらいいのにと思う。また,それをコーディネートしてもらえたらと思う。
○ 市民活動側に,コミュニティづくり,地域づくりのプロセスに精通した人材の育成を本格的にしていくべきである。利害関係が絡んでくることもあるので,お互いの価値観を共有でき,その調整をしていくためのノウハウを身につけた人材が必要となってくる。
○ 地域独特の課題があれば,それを助けてくれと地域住民が言えば,志縁組織も入りやすいのでは。情報発信が必要。

企業の市民活動
○ 企業と市民活動とが出会う機会がもう少し欲しい。
○ 中小企業の知恵と市民活動をつないでいける仕掛け。それを誰がするか。

学生・若者の市民活動
○ 若者・学生への期待を明確にしよう。ゼミ・大学単位で連携を進めよう。

計画全般
○ これから10年間の考えたときの緊急度,重要度に合わせた協働や市民活動支援を掲げた計画となることが必要である。
○ 参加することを難しく考えているのではないか。もう少しやさしく誰でもできるということをアピールしていければ。

[終了]

資料

資料

担当課等

総合企画局 市民協働政策推進室 市民協働担当

お問い合わせ先

京都市 総合企画局総合政策室市民協働・公民連携担当

電話:075-222-3178

ファックス:075-212-2902

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