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京都市市民参加推進フォーラム 第2回市政参加・情報提供部会

ページ番号138135

2010年7月23日

案件名

京都市市民参加推進フォーラム 第2回市政参加・情報提供部会

開催日時

平成22年7月29日(木曜日)18時30分~20時30分

開催場所

市民活動総合センター ミーティングルーム
(ひと・まち交流館 京都 2階)
http://shimin.hitomachi-kyoto.jp/

住所 京都市下京区西木屋町通上ノ口上る梅湊町83-1
  (河原町五条下る東側)   電話:354-8721


議題

「新たな市民参加推進計画」の策定について(市政参加)

公開・非公開の別

公開

議事内容

【出席者】市民参加推進フォーラム委員 3名
      市政参加・情報提供部会委員(小林部会長,土山座長,松本委員)

【傍聴者】4名

【議事内容】
◆議論の項目
○ 市民公募委員サロンの内容の検討
○ 前回の部会の議論を振り返ったうえで,部会の提言作成に向けた内容の検討
○ 市民協働政策推進室から市政総合アンケートの検討状況の報告

◆部会で合意できたこと
○ 市民公募委員サロンの内容
・日時 平成22年8月2日(月曜日) 午後6時45分~午後8時45分
・場所 こどもみらい館
・内容 
▶話題提供:市民参加と審議会(「市民参加を一層進めるための審議会等運営ガイドブック」の策定について)…土山座長から
▶グループワーク:「市民公募委員になって感じること~自由に語り合おう~」
         *ワールドカフェで3ラウンドのグループワーク
           第1ラウンド「これまでの委員活動でやりがいを感じたこと」
           第2ラウンド「委員活動で困ったこと」
           第3ラウンド「委員活動が更に充実するために必要なこと」
        コーディネーター:小林部会長
        テーブルマスター:土山座長,松本委員,新妻氏(市民参加推進フォーラム第4期委員),木村氏(同第1期委員)
                  ※当日は,松本委員欠席し,西田委員が参加
   ・募集人数 30名 ⇒1テーブル3~4名として参加者数に応じてテーブル数を決める。
   ・アンケートには,市民公募委員になっている方に,パブリック・コメントなど他の市民参加の取組にどれだけ関わっているかの選択肢を設ける。

○ 市政参加・情報提供に関する提言
・市政運営を5つの段階を分けて,それぞれの段階に対応する市民参加の仕組みを整理(見える化)
市政運営の段階を,「課題の発見」,「政策の検討」,「決断」,「実行」,「評価」の5段階に分け,各段階での参加の手法がどのようなものがあるかの整理を行った。今後は,それぞれの段階での市民参加の意義を明確にしていくとともに,本市の取組を検証のうえ他都市の取組事例も参考にして,今後どのような取組を進めていくべきかを検討し,提言につなげていく。
・必要とする人へ必要とされる情報の提供
 市民に関心のある政策分野などを事前に登録してもらい,その分野で市民公募委員の募集があったときのその情報を送るなど,関心のある人に関心のある情報を送る仕組みを作ることが最も必要なことである。新たな設備投資を必要とする情報提供の仕組みの構築は不要と考える。

○ 市政総合アンケート(広報担当との協議の状況の報告)
・当初案での問10の削除
 町内会・自治会とNPO・市民活動団体との協働について効果的と思うものを選択する設問であるが,一般の市民には分りづらく,市民一般に聞くよりも別の機会に町内会・自治会活動やNPO・市民活動団体の方を対象に聞いた方がよいと考えられるため。
・共汗による市政運営の設問(問11)の新設
 市民と行政とが知恵と力を合わせ,共に汗をかいてまちづくりを進めることについて,市民の考えを伺うため。

○ 次回の議論
 事務局で,1.市政運営の5段階の表の整理,2.各段階で本市や他都市等ではどのような市民参加の手法をとっているかの整理,を行う。そのうえで,次回は,それぞれの段階での市民参加にどのような意味や役割があるか,参加の実感とはどのようなものがあるか,などを議論して行く。
 併せて,事務局で,本市の各計画がどのような時期に見直し対象となるかをまとめた資料がないか調べる。

○ 次回の部会は,8月10日(火曜日)午前又は午後あるいは24日(火曜日)午後で,欠席されている委員を含めて調整して決める。 ※8月10日(火曜日)午前10時~に後日決定

◆主な発言
(市政への参加の手法)
○ 147万人の市民全員が市民参加のすべての場面で参加しなくてはならないのではなく,必要なときに参加できるようにすることが必要。そのためには,いろいろな参加の手法・制度があるので,どのタイミングで市民がどのように関わることができるかを見せられるよう整理するべき。制度としては整ってきており,劇的に変わる手法はそんなにないと思う。課題を持った人が参加しやすい仕組みの方が必要。量的な拡大を求める時期は過ぎていると思うので,そろそろ147万人全市民が参加の実感がなくてもいいんだよと言ってもいいのではないか。
 そのうえで,京都市ではこのような制度があり,課題はここにあって,他都市等の先駆的な手法としてこういうのがあるので,京都市はこういう方向に進んでいこうということを提言に盛り込みたい。
○ 市長や議会の「決断」は市長や議会の聖域ではなく,「課題の発見」,「政策の検討」の過程での意見の集約を前提に行われるべきものである。
○ 「課題の発見」をする段階で市民参加をどう担保するかが課題である。市長が選挙で公約したことを実行することについては,選挙を経たことで市民参加の機会が確保されている。しかし,選挙で公約として言っていないことで「課題」が出てきたときに,どのような市民参加があるのかを検討しなくてはならない。選挙でやると言っていないことについて,その後やることになったということが現実にあり,どのような過程を経て決まったのかが見えないことがよくある。
○ 参加の実感って何。
 ⇒ 思ったことを聞いてくれること,出した意見が生かされていることではないか。
○ 審議会で意見を集約した結論のいくつかが市政に反映されたら,それが反映されたということ。そこで参加の実感が得られやすい。参加の実感と満足度が近づくことが理想。
○ 市民が参加した実感を一番得やすいのは「課題の発見」と「政策の検討」の段階での参加ではないか。今の制度で市民参加を最初にできるのは「政策の検討」の段階の審議会になるが,その前の「課題の発見」といった早い段階に参加できる仕組みの検討が必要。
○ 行政としては,意思決定過程の各段階においてできるだけ多くの市民が意思形成に参加することが理想。
○ 計画等の策定の早い段階でもアイデア募集のパブコメを行っているものもあるが,実際には意見の提出が少ない。素案が固まった段階での2回目のパブコメでは,内容に具体性があるので意見の提出は増えるようだが,この段階でアイデアを出しても,タイミングとして反映しづらい。せっかくのアイデアを出す機会を失っており,もったいないと思う。
○ それぞれの段階での市民参加にも限界がある。そのことも見える化できるよう整理したい。
○ 予算や時間の制約がある中で,パブコメを2回行うことのできないケースもある。そのときに,アンケートやワークショップなど他の手法を併用することで,市民の参加を確保することができると思う。
○ 5年や10年で定期的に見直す計画で重要なものについて,どの時期にどの計画が見直しの対象となるか,どのような手法で見直す予定かを市民に分かりやすく見えるようにすることで,関心をある市民に参加しやすくすることが必要であると思う。特に市民生活に大きな影響を与える重要な計画については,市民参加の手法の充実し,それが見えるようにすることが必要。

(情報提供)
○ 各段階での市民参加を見える化をすることで,知っていて参加できないのと,知らないで参加できないのとは異なる。全体の情報公開が必要。
○ 情報提供は,市民の側にも取りに来る責務があると思うので,これを提言ではどのような表現とするかは検討が必要。
○ 情報提供には,口コミも大きな要素であると思う。
○他都市で,30人程度の市民に集まってもらい,議論をしてもらおうと,無作為抽出で3000人の市民に案内を送ったところ,200人くらいの応募があって,抽選となったらしい。応募があって落ちた人も市政に関心のある人であるのだから,その人たちをみすみす手放すのは大変もったいない。このような機会を捉えて,関心のある政策分野やその分野で審議会の委員の公募があったら申し込むかといったことを,事前にチェックしてもらって,緩やかなつながりを作っておいたらよかったのにと思う。
○ 既にネットも活用しているし,審議会の一覧も載っているので,これ以上の仕組みというのは難しいと思う。情報発信の仕方として関心のある人に届けること。関心のある分野を選択した人にその情報が届くメルマガなどが良いのではないか。
○ 新しい設備を伴う仕組みは要らない。

(傍聴者からの意見)
〔1人目〕
○ ツイッターで部会の開催を知り,傍聴に参加した。京都市の政策評価委員会の委員をしている。
○ 審議会の委員になることがステータスとして参加する人もいる。サロンに来ない市民公募委員にアンケートやヒアリングをしたらいいのではないか。
○ 京都市の政策体系が市民に分りにくい。これまでのシステムは,職員や市長,議員などの行政のプロが使って最大限に生かせるように設計されている。市民参加を進めるためには,精度は低くなったとしても,市民が理解できて,その意見を生かせるようにすることが必要だと思っており,政策評価では漫画の冊子を作るなど分かりやすくする工夫した。市政への市民参加といっても,圧倒的な権限と情報を持っている巨大組織に対して,個別の市民が意見を言おうと思ってもなかなか言えるものではない。その様な限界を踏まえつつも,市民参加がいい結果を生むように考えることが大事だと思う。
〔2人目〕
○ 自分のように市に批判的な人が審議会には入ってない。これまでに何度も市民公募委員に応募したが,選考で落とされ続けた。傍聴もしてきたが,委員は行政の言いなりであって,していても茶番劇だと感じている。
〔3人目〕
○ 川崎市や西宮市などでは,地域の情報を集めた民間サイトに行政のサイトを組み込んだ「まいぷれ」という民間サイトを活用している。京都市には,観光地などの地域情報が豊富であるので,ぜひ活用したらいいのにと思っている。

資料

資料

担当課等

総合企画局 市民協働政策推進室 市民協働担当

お問い合わせ先

京都市 総合企画局総合政策室市民協働・公民連携担当

電話:075-222-3178

ファックス:075-212-2902

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