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第5回「協力・連携の在り方検討部会」

ページ番号138092

2012年11月22日

案件名

第5回「協力・連携の在り方検討部会」

開催日時

平成24年11月29日(木曜日)10時00分~12時00分

開催場所

寺町第4会議室

(京都市役所北側 寺町会議室棟 2階)

議題

(1)青少年モニターアンケート結果を踏まえた検討
(2)市民参加円卓会議について
(3)その他

公開・非公開の別

公開

議事内容

【出席者】市民参加推進フォーラム委員 8名(伊藤委員,大西委員,芝原委員,菅原委員,谷口座長,辻委員,西田副座長,松本委員)
      事務局 4名(奥薗室長,北川課長,長谷川係長,宮原)
【傍聴者】なし
【特記事項】動画共有サイトUstream(ユーストリーム)による会議のインターネット中継を実施
【内容】
1 開会

2 議題
(1)青少年モニターアンケート結果を踏まえた検討について
□ 事務局から資料2を説明のうえ議論を進めた。
○ 意外に思ったことが二つある。一つ目は,モニターは意識が高い人が登録していると思っていたが,意外と回答数が少ないこと。二つ目は,京都市の取組は「市民しんぶん」で情報を得ている人が多い。一方で,青少年モニター制度を知るきっかけは「口コミ」が一番多いことは特徴的だと思う。本日の議論に当たって,これが必ずしも若者の代表的意見でないことは踏まえたうえでアンケート結果について議論したい。また,関心の高い人がより参加度合を高めていくことが良いのか,あるいは関心の低い人に働き掛けていくのがよいのかも議論できると良い。(伊藤)

○ 問3の回答では,「口コミ」が一番多いが,問6の回答では,「市民しんぶん」が一番多く,回答の差に少しとまどうが,モニターのように一定の責任の伴う必要な制度では「口コミ」が有効な手段だが,一般的な情報を得る手段になると「市民しんぶん」になっていると想像される。一方で,問11ではフェイスブックがあると身近に感じるという提案もある。あらゆる広報手段を活用することが大事だと言えるのかもしれない。(辻)

○ 問9の回答で「お祭り~」の回答が多かった。一方で,問8では,「一緒に参加する仲間がいない」とする回答が多く,お祭りには参加しているが,その場で仲間づくりができていないと考えられる。地域でも,お祭りに参加した若者が同じ思いを持った仲間を見つけられるような仕組みや工夫をしなくてはいけないと思う。(大西)

○ 地域とは区単位か全市単位でとらえるのか難しいところである。(伊藤)

○ 問7の回答では,「審議会等の議論を傍聴する。」,「審議会の委員として意見を表明する。」に対する回答が少ない。審議会に委員として参加することは,市政の重要な政策形成過程に関わることができる。また,傍聴するだけでも自分の活動に役立つことが多く見つかると思うので残念だ。(菅原)

○ 問6「市バス・地下鉄のポスター等~」は,私たちと同じ感覚だと感じた。自由記述欄を見ていて思ったのは,アンケートなら回答しやすいが,年齢層の高い人が参加しているワークショップに参加するのはハードルが高いのかなと思う。(菅原)

○ 問6の回答で「市民しんぶん」が一番多かったのは,回答者にとってはどれが京都市の事業なのか分からないが,「市民しんぶん」に載っているのは間違いなく京都市の事業であることが分かるため,「市民しんぶん」の回答数が多かったのだと思う。(芝原)

○ 参加のハードルは下げ過ぎると参加しやすいけど途中で辞めてしまいやすい。また,お互い得られるものも少ないものになりかねない。参加のしやすさと意味のある参加の取組とする際に,どうバランスを取るのかが難しい。(芝原)

○ 入学式や成人式の機会を捉えてチラシを配ることは多くの人が考えるようで,膨大なチラシが配布され,読まれない実態があり,他の手段を検討したほうが良いと思っている。(芝原)

○ 私が所属する団体が京都市から青少年モニター制度の業務を受託している。受託団体の立場から発言すると,回収率が低かったことは残念だった。回収率をあげるため,再三に渡って督促メールもしているが,回収できていない。また,ワークショップは3回で1セットになっている。また,開催時間を夜7時に設定すると社会人には時間が早過ぎるが,中高生は保護者の了解を得られず参加できないことがあり,参加者が少なかった(10名程度)。アンケートも内容が大人向けの内容になっていることも多く,中高生には難しすぎたようだ。幅広い年齢層に一律に参加を呼び掛けることは難しいこと,6月にモニターを募集した後,実際に活動してもらうのは秋口になるタイムラグの問題など,制度設計を考える必要があると感じている。(芝原)

○ このアンケートの結果はモニターに還元していくのか。参加者の関心を高めるには,とても大事なことだ。問6の「市民しんぶん」の回答率が高かったのは,コンビニや駅にも置くようになった努力が成果として現れていると思う。(松本)

○ 結果を見て「モニター制度」という手法が古くなったように思った。公共における行政の果たす役割の比率が低下してきた。若者たちは自ら積極的に動いている。昔,京都市ではインターネット上で市民が議論する場を設けようと「電子会議室」に取り組んだがうまくいかなかった。今では,無料でSNSが利用できる時代になり,多くの若者が活用している。もう一度,SNS等の取組を検討しても良い時期になってきたと思う。(谷口)

○ 問3では「中学校・高校の先生や大学教員からの口コミ」の回答者が0名となっている。行政側から大学に働き掛けはしなかったのか。(伊藤)

○ 先生に勧められて参加する人はあまり主体的ではない場合も多く,アンケートに回答していないのかもしれない。(谷口)

○ 大学で300人程度の学生にチラシを配布しても,来るのは数人のことが多い。チラシをもらい過ぎていることがある。学生の参加が多いときは,誘い合わせて来るようだ。(辻)

○ 会社勤めをしていたときに広報の仕事をしていた。そのとき先輩には,「広報誌は撒き餌で,あとは営業が頑張らないと人は集まらない」と言われた覚えがある。これが,「口コミ」の回答数に表れているように思う。もっと一本釣りをしても良かったのではないか。(伊藤)

○ 最近の学生は忙しいので,学業がおろそかになることを恐れて先生も勧めにくいのではないか。(大西)

○ 下京町衆倶楽部や伏見をさかなにざっくばらんに関わっていて思うのは,最初のうちは若い人も参加しているのだが,実際に行動する段階になるといつの間にかいなくなっている。多世代による活動を持続的にすることの難しさを感じる。(谷口)

○ 簡単にこれまでの意見をまとめつつ意見を述べたい。回収率が低かったのは,制度的な問題点がある。情報が行き渡っていないが,情報が過多になっていることもその一因かも知れないという問題がある。モニターのモチベーションが下がっている時期のアンケートにも関わらず回答してくれた人は熱心な人だと思うが,その人たちには既存の制度よりもワークショップへの参加意欲が高いことは特徴的だ。青少年の仲間づくりや受け入れ側の環境整備を考える必要があると思う。結果をどう返すのかを何らかの形で見えるようにすべきかもしれない。(西田)


(2)市民参加円卓会議について
□ 事務局から資料3を説明のうえ意見交換をした。

○ 京都市が改善できることの提言,地域活動に多世代が参加するにはどういう手段があるのか,知恵や工夫の部分で提案できるかもしれない。(西田)

○ 口コミは大事だと思う。チラシを配布するだけでなく,一本釣りも必要ではないか。区役所を通じて地縁の方が参加するようにできないものか。(伊藤)

○ 活動されている人にも送ると良い。(西田)

○ 大学のボランティアサークルに配布してはどうか。ボランティア活動している人とこのような取組がうまくつながっていないように思う。(辻)

○ 京都市から学生に直接案内することはできない。大学の窓口を通じてチラシを配布してもらうよう依頼することしかできない。キャンパスプラザを利用して周知するのも一つだと思う。(奥園)

○ チラシ配布までは協力いただけるが,大学組織として一本釣りまではしてもらえない。(北川)

○ 市民参加円卓会議に参加してもらうには内容が重要だと思う。アンケートに基づいて青少年の関心をテーマにして参加者を集めると良い。円卓会議で話されたことがどういかされるのかが見えると参加者も集まりやすいと思う。(西田)

○ 参加者に発言がどのようにいかされるのか,あらかじめ見えるようにしておきたい。町内会や市民活動の現場の方に若者のアイディアが届くような工夫が欲しい。(谷口)

○ 現在のちらしには,「市民参加推進計画の推進に向けた具体的なアクションにつなげていく」と記載しているが,具体的に何につなげるかまでは記載していない。政策の様々な場面に若者が参加する機会を増やす工夫についてポイントを整理したものを作成するとか,地域の活動に若者が参加しやすくするコツをまとめたリーフレットのようなものにつなげると良いのかもしれない。(北川)

○ グループにさらにサブグループを作り,サブグループのリーダーを回りが支援する取組をすれば,質の高い参加ができるのではないか。(伊藤)

○ 8月に実施した「未来まちづくりミーティング」には,108名の市民の方に参加してもらったが,残念ながら20代,30代の参加者が少なかった。しかし,「未来まちづくり100人委員会」の第2部委員募集では30代の応募者が多かった。これは,「未来まちづくりミーティング」で出された意見を整理して定めた16テーマを議論・実践することを明確にしたことが影響したと思う。(北川)

○ 各種団体も次の担い手になる若者を欲しているが十分な手立てを打てていない。やはり日常からリーダーが若い人に参加してもらうよう積極的に仕掛けていかないといけない。例えば,京都市のこのような取組に乗っかることも一つだと思う。(大西)

○ 私の町内では立命館大学の学生に手伝いに来てもらっている。子どもは年齢の近い学生になつくし,なつかれた学生も喜んで面倒を見ており,良い相乗効果が見られる。もっと町内の若い人も活動に入ってきてくれると良いのだが。(大西)

○ 20代~30代は子育てで忙しく参加できない状況があると思う。しかし,様々な働き掛け方はあると思う。例えば,ちらしの配布場所として,ママ向けのハローワーク,若者を対象としたジョブパークや保育所に置いたりすることも有効だと思う。(菅原)

○ いまのテーマのままでは,具体性に乏しい。具体的なテーマが欲しい。例えば,アンケート結果を参考にして,「「フェイスブック」を作るならどういうコンテンツがあるといいと思いますか?」や「「市民しんぶん」を改善するにはどうしたらいいと思いますか?」といった具体的な内容にしたほうが良いのではないか。(辻)

○ どこに参加するのか見えないと納得感がない。参加する対象を絞って,その対象のところに結果を伝える取組が必要だと思う。グループワークはテーブルごとにテーマを分けて話してもらっても良い。参加する人も参加しやすいし,声を掛ける側も参加を呼び掛けやすい。(芝原)

○ 問9の選択肢を具体化するのでも良い。このちらしでいう「参加」という言葉そのものがあいまいだと思う。(菅原)

○ あまりテーマを絞り込み過ぎるのも良くない。「参加」については,地域や市政に関わる活動をしていることとすれば良いと思う。(大西)

○ 右京区役所の区民会議のように「変わるかも」という期待感があると良い。気楽に話せる雰囲気も出さないと来てもらいにくい。テーマは明確にしないと訴える力が弱い。(松本)

○ 多様な主体同士が学びあえる場にしてはどうか。1つのテーブルに様々な主体が混じるような構成にしたうえで,次の活動につながるような学びと出会いの場にしたい。若者を中心に参加者を呼び掛けたい。(谷口)

○ 参加対象者はできる限り若者として,テーブルには様々な主体が混じるような工夫をしたい。テーブルごとにテーマをきちんと定め,例えば「地域活動への参加」「企業と社会貢献」「市政への参加」「NPOへの参加」「フェイスブックや市民しんぶんのコンテンツアイデア募集」といったテーマにして,どうすれば気軽に参加できるのか,受け入れ側に知っていて欲しいこと,持続可能にするには何が必要なのかといったことを議論できると良い。グループから出てきたアイディアは参加者にも協力してもらって整理しても良いと思う。整理した内容は,「職員向けの市民参加推進の手引き」に記載して庁内に周知すること,「第2期市民参加推進計画」の推進に反映すること,地域向けに青少年に参加してもらうコツをまとめたリーフレットを作成することが考えられる。(西田)

○ 今回のアウトプットは次回につなぐことを明確にして,小さくてもいいので成功例を作ることが大事だと思う。(伊藤)

○ 学校の先生は「参加・参画」を知らない。「参画リーダー養成講座」を開講してもらえるといい。(菅原)

○ 呼び掛けのパターンは何種類か考えたほうが良い。来てもらった人が次につながることをどう表現するかは事務局にお任せしてメーリングリストで投げ掛けてもらうようにしたい。企画を直して,ちらしについても改善案をいただきたい。また,委員の皆さんには,参加者を集めるに当たって営業活動をお願いしたい。(西田)

○ フォーラム自体が様々な背景をお持ちの委員の集まっておられる非常に魅力的な場だと思うので,「フォーラム委員と話しませんか?」という呼び掛け方もあると思う。(北川)


(3)みやこ協働通信(第11号)について
□ 資料4に基づき,事務局から説明をした。



3 報告
(1)庁内事例発表会について
□ 資料5に基づいて説明。

(2)その他
□ 資料6及び添付資料について説明

○ 先日開催された「ふらっと西京」では,「あなたにとっての西京の歴史は?」というアイスブレイクがあり,話が盛り上がった。ジェネレーションギャップを埋める良い手法だと思う。(伊藤)

○ 「右京区民まちづくり会議」は非常に多い人数が参加しているだけでなく,とりわけ若者が多いことが特徴だと思う。3月に定例会議を開催されると聞いているので,是非参加して欲しい。(松本)

○ 夏ごろから皆さんに傍聴・参加してもらった「未来まちづくり100人委員会」や「各区役所での協働型まちづくり」の取組については,12月に開催を予定している全体会議で意見交換したい。(西田)

(傍聴者からの意見)
○ とても参考になった。

○ 最近の学生はとても忙しい。何かしたい学生は多いので,ここに来ることが地域や社会にプラスになるだけでなく,参加者にも学びの場になることが伝えられると良いと思った。


(ツイッターの紹介)
○ 場は増えたが次の一歩が不足していると思う。

○ 一から動くことを求められるとハードルが高くなる。ある程度進んでいるプロジェクトへの参加や身近な問題への関わる若者を増やす必要がある。



4 閉会

資料

資料

担当課等

総合企画局 市民協働政策推進室 市民協働担当

お問い合わせ先

京都市 総合企画局総合政策室市民協働・公民連携担当

電話:075-222-3178

ファックス:075-212-2902

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