【広報資料】琵琶湖疏水(第1疏水,第2疏水,疏水分線ほか)の土木学会選奨土木遺産への認定について
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2021年9月28日
琵琶湖疏水(第1疏水,第2疏水,疏水分線ほか)の土木学会選奨土木遺産への認定について
この度,琵琶湖疏水(第1疏水,第2疏水,疏水分線ほか)が,公益社団法人土木学会の「土木学会選奨土木遺産」に認定されましたので,お知らせいたします。
本市では,今後とも,琵琶湖疏水の維持管理を適切に行うとともに,さらなる魅力の向上・発信に取り組み,明治の先人たちが築き上げた偉業を未来へ継承してまいります。
1 「土木学会選奨土木遺産」について
土木遺産の顕彰を通じて,歴史的土木構造物の保存に資することを目的に,公益社団法人土木学会が,平成12年度に創設した認定制度です。土木学会の各支部の推薦及び一般公募に基づき,毎年認定を行っているもので,今回の認定を含め,令和3年度までに,473件が認定されています。
今回,土木学会関西支部の推薦によって,琵琶湖疏水が「選奨土木遺産」に認定されました。
2 認定概要
⑴ 名称
琵琶湖疏水(第1,第2,分線ほか)
⑵ 認定理由
明治期に,京都を復興させるために建設された琵琶湖疏水が,水力発電,舟運,防火用水,庭園用水,かんがい,水道などの多様な用途によって,京都のまちの近代化・発展に大きく貢献したこと,また,トンネルや扁額など,技術や意匠の質も高く,不動の歴史的価値を有する土木遺産であることが評価されました。


3 琵琶湖疏水全体が「選奨土木遺産」に
令和元年度には,琵琶湖疏水鴨川運河施設群が,「選奨土木遺産」に認定されており,今回の認定により,琵琶湖疏水全体が,「選奨土木遺産」になります。
琵琶湖疏水について
1 概要
琵琶湖疏水は,事実上の東京遷都によって衰退する京都の復興のため建設されました。その建設工事は,当時の外国の先端技術を活用しながら,地方政府(現在の京都市)が中心となって,日本で初めて日本人のみの手によって成し遂げた明治期日本を代表する大土木事業でした。
琵琶湖疏水の完成によって,琵琶湖から京都へ運ばれてくる豊かな水は,水力発電,舟運,防火用水,庭園用水,かんがい,水道など多目的に利用され,京都の経済や産業,文化を発展させました。
京都を復興と発展に導き,現在の京都の礎を築いた琵琶湖疏水は,今もなお,まちとくらしを潤し続けており,平成30(2018)年には,「びわ湖疏水船」が就航したことにより舟運が復活し,人気を博しています。
2 建設年代
- 第1疏水(疏水分線含む):明治23(1890)年
- 鴨川運河:明治27(1894)年
- 第2疏水:明治45(1912)年

お知らせ
琵琶湖疏水(第1疏水,第2疏水,疏水分線ほか)の土木学会選奨土木遺産への認定について(PDF形式, 488.37KB)
「琵琶湖疏水(第1疏水,第2疏水,疏水分線ほか)の土木学会選奨土木遺産への認定について」の広報資料
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お問い合わせ先
京都市 上下水道局水道部管理課
電話:075-672-7759
ファックス:075-682-2368