市バス運賃の改革について
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2024年4月1日
ご意見要旨
コロナ禍を抜け、今、京都市はかつてないほどの観光客を受け入れている一方、交通局の地下鉄事業とバス事業はかなり厳しい状況となっている。
また、観光客の増加に伴い、一般市民が乗車できなくなるなど「社会問題」と言えるレベルまで到達している。そこでバス事業において、以下の大きな改革を提案する。
1 運賃を現在の230円から500円まで値上げ
2 京都市に住民票がある場合はICOCAやPiTaPaとの連携で現在の230円まで自動的に値下げ
〈目的〉
膨大な量の観光客に対応する十分な資金を得るため。
バスから地下鉄への移行を強く促すため。
京都市に住民票を置かない学生に対して住民票の変更と納税を推進するため。
実際の導入においては、システム上の問題や値段の差別化などに対する理解などの面で、非常に厳しいことは承知しているが、京都市が今後も持続的に観光地と市民生活地であり続けるために、抜本的な見直しが必要であると考えている。
回答要旨
ご提案頂いた市バス運賃を500円に値上げしたうえで、市民運賃を230円という価格に設定することにつきましては、認識いただいているシステム上の問題のほかに、特定の旅客に対し不当な差別的取扱いを禁じているという現行法令上の課題があります。
市バスの混雑緩和に資する運賃設定については、引き続き検討してまいりますが、現行法上でも実現可能な取組として、令和6年6月から、一般バスと別運賃の「観光特急バス」の運行を開始いたします。
この観光特急バスは、京都駅と特に観光需要の高いエリアを結ぶルートで運行し、運賃を500円としますが、地下鉄・バス1日券や京都修学旅行1dayチケットでも乗車可能とすることで、多くの観光客を観光特急バスへ誘導し、市民利用と観光利用の棲み分けを図ってまいりたいと考えております。
今後とも、市バス・地下鉄をご利用いただきますよう、お願い申し上げます。
(回答日:令和6年3月1日)
担当課
交通局企画総務部企画調査課
電話:075- 863-5027
お問い合わせ先
京都市 総合企画局市長公室広報担当
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ファックス:075-213-0286