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第109回おむすびミーティングを実施しました

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2020年11月9日

第109回おむすびミーティングを実施しました

1 概要

本市及び日本政府に対し気候変動対策の強化を求めることを目的に気候変動に関する勉強会やデモ行進などの活動を行う,高校生・大学生を中心とした団体である「Fridays for Future Kyoto」のメンバーと門川市長が,地球温暖化対策の観点から京都市が実現すべき都市の「豊かさ」について,環境教育,ライフスタイル,防災・エネルギー,地域経済の4つの観点から語り合う「第109回おむすびミーティング」を実施しました。

・日時 令和2年11月6日(金曜日) 午後6時30分~午後8時00分

・場所 下京青少年活動センター(京都府京都市下京区川端町13)

・参加者 Fridays for Future Kyotoメンバー 9名

ミーティングの様子

2 ミーティングの内容

出席者の皆さんの主な発言内容

〇環境教育について

・ 小学生の時のこどもエコライフチャレンジで1週間ほど省エネや節水に取り組んだ。そのため,省エネを身近に感じていた。しかし,中学校ではそういった授業などがなく,遠ざかった感じがあった。幼稚園・保育園から高校まで,地球温暖化や省エネについて身近に感じられる,深めていけるカリキュラムや学校からの声掛けがあればいいと思う。

・ 小学校時代は節水など,環境に配慮した行動が生活に染み込んでいた。中学校や高校では「そんなのいいやん」という雰囲気があり,そういった行動は,個人の意識の差による部分が大きくなってしまっていた。日本では,気候変動や環境問題に対する教育が弱いと思う。社会科の科目の中で,テスト勉強のためのもので終わってしまっている現状がある。それだと受け身になってしまい,自分事としてとらえにくいという問題がある。ライフスタイルにもつながるような取組にしてほしい。

・  大津市で育ったが,小学校,中学校では気候変動について学ぶことがなく,高校では気候変動が社会や政治に関わっているかに焦点が置かれていた。気候変動とはそもそも何か,どういう影響を与えるかというのが学べない。気候変動は,政府や行政の取組だけでは解決しないと思っている。

・「豊かさ」について,知るきっかけや選択肢があることも豊かさである。世界で最も緊急性のある問題の一つ,気候変動について,学ぶ機会どころか,知る機会もない生徒が多い。まずは知る機会,きっかけ,選択肢をどう作っていくかが大事。そのために気候変動について学ぶワークショップ,コミュニティの形成が必要と考えている。

・自分が気候変動について興味を持ったのは,美しい自然がもしかしたら気候変動が原因でなくなるかもしれないと思ったから。自分が好きな自然を残したい。こう思うのは自分が幼少期から自然に触れていたからだと思う。小さなころから自然に触れる機会を増やすと,自然に愛着がわく人が多くなる。そこから,自然を守りたいという思いにつながれば,その子供が成長し,気候変動の問題に触れたとき,「自然を守りたいからやる必要がある」となる。

市長の主な発言内容

京都市では「こどもエコチャレンジ」という環境教育の取組を全市立小学校で実施している。それだけでなくマレーシアのイスカンダル州でも,これをマレー語に翻訳して使われている。

京都市は人口が横ばいで,観光客が激増するなかでもエネルギー消費量を28%削減,ごみを半減してきた。これは今まで積み上げてきた環境学習による部分も大きいと思っている。

また,教えられるではなく,主体的に学ぶこと,またその力をつけていくことが大事だと思っている。

京都の自然について,京都議定書の合意が難しいと言われていたCOP3で,議定書が採択された際,参加された海外の要人の方が「千年の時を超えて都市と自然が調和している京都だからこそ合意がなされた。この合意は京都という場の力だ。」とおっしゃったと聞いている。うれしいことだと思う。

出席者の皆さんの主な発言内容

〇ライフスタイルについて

・自分はヴィーガン(完全菜食主義者)である。京都には,ヴィーガン対応の店が少ないことで,生きづらさを感じる。京都市に対応店が増えれば,これから増えるであろうヴィーガンの人が暮らしやすくなる。また,給食でヴィーガン対応の料理を月1回「DO YOU KYOTO?デー」で出せば,生徒が食肉生産の環境負荷の高さなど,環境問題について知るきっかけになると思う。

・友達がプラ包装のお菓子,カップ麺を食べている。コロナ禍で,衛生上の必要性はわかるが,何でもプラスチックに包むと,プラごみの量が多くなる。これは問題だと思う。また,自分が通う学校の食堂にはベジタリアンやヴィーガンの人が食べられるものがない。うどんを買って,つゆ抜きで醤油かけて食べるくらいしかできない。今年度の自分の学校の文化祭には一般の飲食店が出店していたが,その時にヴィーガン対応のものを販売する店があった。そういったお店と協力して,学校やその食堂にヴィーガン対応の食品を置ければ,店舗にも金銭的なメリットがあり,学校にも多様なニーズを満たせるというメリットが生まれる。学校,行政,企業が連携していくと,問題解決につながると思う。

市長の主な発言内容

改正条例の前文では食文化について触れようと思っている。外国では,家畜のえさになっている大豆を,京都では豆腐や湯葉にしている。肉を食べるより環境負荷が激減する。京都市は優れた食文化を持っている。

また,ヴィーガンについて,多様性の観点から,今まで提案されたことはあったが,環境問題の視点からの提案は初めてだった。給食にヴィーガン料理を取り入れようというアイデア,面白いと思う。

出席者の皆さんの主な発言内容

〇防災・エネルギーについて

・再生可能エネルギー(以下,再エネ)は価格が高いというイメージが先行しているが,ヨーロッパでは既に火力発電等より安い又は変わらないという話を聞く。価格等についての問題がなくなってきていること,太陽光発電設備等の設置により災害に強くなることを市民に広めていけば,より再エネが普及すると思う。

・自分の祖母が美山町に住んでいる。原発が近く,災害時のことを心配している。京都市は原発に依存しなくていいだけの再エネのポテンシャルがあるのか気になる。

市長の主な発言内容

本市の再エネ導入量は平成22年度と比較し4.7倍になった。ただ,絶対量はまだ少ない。  

小水力も様々検証したが可能性があるのは3か所くらいである。市内最大のポテンシャルのある太陽光発電については,景観の関係でパネルの設置が難しいと思われていたが,景観に調和した太陽光発電パネルもあり,設置できないのはごく一部である。

また,京都ならではのイノベーションとして,省エネ効果が大きい,シリコンカーバイトやセルロースナノファイバーの研究が産学公の連携により進んできている。

さらに今後,技術開発をしていかなければいけないのと同時に,再エネの普及に向け,再エネの需要を作る必要があると考えている。スマートフォンは需要が高いので技術革新や価格低下が進んだ。再エネについてもそうだと思う。

原発については,市議会で議決された「原子力発電に依存しないエネルギー政策への転換と再生可能エネルギーの普及拡大に関する決議」に基づいて,株主として,できるだけ早期の廃止を,粘り強く,毎年関西電力に求めている。

出席者の皆さんの主な発言内容

〇地域経済について

・食品のテイクアウトは容器がプラスチックなどゴミになるものが多いので,ゴミがなるべく出ないシステムを京都市も取り入れてほしい。容器を再利用できるものにするなどの取組を京都市に支援してほしい。

・事業者が環境配慮に取り組むことを条例に記載できないか。また,観光面での今後の京都市の取組はどうなるのか。

市長の主な発言内容

「祇園祭ごみゼロ大作戦」という取組を学生などと連携して行っている。昔は宵山,宵々山の深夜になると,においがするほどごみが散らかっていたがだいぶ改善された。リユース食器を使っていることが改善につながっている。去年リユース食器の使用は,天神祭にも広がった。

現在コロナの影響で,使い捨てのプラスチック容器が再増しているので,そのことは深刻に受け止めなければいけないと考えている。

事業者の環境配慮の取組については,大規模事業者には削減計画書の提出を求めているが,新たに中規模事業者にもエネルギー消費量等の報告を求めることとする予定である。京都市は景観規制,環境規制が厳しく,京都から企業が逃げていくという意見もあったが,果敢に挑戦する。多くの企業や経済界の人たちに,一緒にやっていこうと言っていただいている。

観光については本質に迫る観光を推進していかなければいけないと考えている。

市内の74%が森であり,高尾,大原など千年続く集落がある。ただ観光客はほとんど行ってない。オーバーツーリズムという言葉には私は反対だ。人が混んでいるのは10か所ほどである。

観光が地域のコミュニティ,文化をアレンジメントして,地域の豊かさにつながる。観光を通じて多様性を認め合い,交流することで,世界の平和につながる。ウィズコロナの観光はコロナ以前の観光には戻さない。そして,観光客が観光に最大限負荷をかけない。観光先進都市から観光問題解決先進都市へ京都市は取り組んでいく。

11月の議会で地球温暖化対策条例の改正案を提案する。これはCO2ゼロへ向けての覚悟を現すものである。皆さんと目標を共有できていると思う。若い世代の方々に真剣に地球温暖化に取り組んでいただいていることに感謝している。

集合写真

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京都市 総合企画局総合政策室市民協働推進担当

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