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第102回おむすびミーティングを実施しました

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2018年8月13日

第102回おむすびミーティングを実施しました

1 概要

 超宗派の若手僧侶で構成されるグループである,ワカゾーのメンバー等と門川市長が,ワカゾーの活動や宗教都市・京都のまちづくりなどについて語り合うとともに,ワカゾーが開催している「Death(デス)カフェ」のプログラムを,門川市長が体験する,「第102回おむすびミーティング」を実施しました。

・日時 平成30年7月24日(火曜日)午後2時30分~午後4時

・場所 明覺寺 本堂

・参加者 ワカゾーのメンバー等 11名
(ワカゾー,in TERA ctive,LIFESONGS,グチコレ,NPO法人自死・自殺相談センター等)

ミーティングの様子

2 ミーティングの内容

出席者の皆さんの主な発言内容

■明覺寺について
・お寺は人が亡くなったら行く場所ではなく,人が集い,共に生きている時間を一緒に過ごす場所だと考えています。明覺寺は,生きている時間を大切にし,人々が一緒に過ごす場所を盛り上げていきたいという想いから,落語会や子ども会などの開催に取り組んでいます。本堂に人が来ていただけることが一番の喜びなので,今後も,様々なかたちで本堂を活用していきたいと思っています。
・明覺寺は,本堂をイベントなどで利用できるだけでなく,コワーキングスペースとしても解放されており,先駆的・斬新な取組が実践されています。

■ワカゾーについて
・お寺の資源をフル活用し,“みんなごと”のまちづくりに参画したいという想いで,交流の場をつくることや公共空間としての寺院の可能性を模索することなどに取り組んでいます。
・人口減少社会が進展し,税収が減少する中で,公共空間としてのお寺の可能性を模索すると,もっと多くのことにチャレンジできるのではないかと考えています。
・お寺は,コミュニティ,教育,福祉など,様々な機能を持つ場所なのですが,現在は,儀式・儀礼の場所というイメージが強くなっていますので,お寺が持つ様々な機能を取り戻していきたいと考えています。
・全国のお寺の数は,コンビニよりも多い7万箇寺で,僧侶の人数は33万人です。この7万箇寺,33万人が地域の課題に関わることができれば,もっと多くの活動が生まれるのではないかと考えています。
・ワカゾーでは,デスカフェ(※)の開催,仏前結婚の普及,お説教の研修会のコーディネート,寺婚(婚活)などの活動を行うとともに,お寺と地域団体等を繋げて,お寺で様々なイベントを開催することなどに取り組んでいます。
・デスカフェは,死を通して今を見つめ直すことを目的に開催しています。これまで,死について安心して語ることができ,死者を弔ってきた空間である,お寺や宗教施設を会場に約30回開催し,延べ200数十名の方に参加していただきました。また,イベントなどに出張し,デスカフェを実施することにも取り組んでおり,京都市主催の“みんなごと”のまちづくり推進事業の交流会でも,弔辞をつくるワークショップを行うデスカフェを開催しました。
・これまで参加していただいた方からは,改めて死を見つめ直すことにより,今生きているということや,一日一日の大切さを感じる場になったなどの感想をいただいています。
(※)実際のカフェや,カフェのような雰囲気の中で,死にまつわる思いや考え,経験,苦悩などを,美味しい飲み物やお菓子を片手に,カジュアルに語る場。スイスから始まり,日本ではここ数年の間に,全国各地で開催されるようなった。

■参加者が行っている活動について
・自死,貧困,認知症などのテーマについて,お寺が地域に対して何ができるかを考えながら活動を行っており,8月には,明覺寺を会場に認知症予防に関するイベントを開催します。人が死んだときだけではなく,地域の方のライフステージ全般に対して,お寺が関わっていけるような活動をしていきたいと考えています。(in TERA ctive(インテラクティブ))
・若手僧侶やアーティストが中心になり,お寺等の宗教空間の中で,「いのち」や「人生」テーマに,音楽を通じて仏教を身近に感じてもらうことができる音楽イベントを開催しています。音楽を聞くだけではなく,ワークショップやクロストークも実施するなど,より仏教を身近に感じてもらえる参加型の音楽イベントになるように取り組んでいます。(LIFESONGS(ライフソングス))
・一ヶ月に2回程度,主に京都タワーの下で,道行く人の愚痴を聞く活動を行っています。現代社会は,愚痴を言っても仕方がない,愚痴なんて聞きたくないという考えがあり,愚痴を吐き出しづらい社会になっています。そんな社会の中でも,「愚痴を言ってもいいんだよ」という想いで,無料で愚痴を聞き,集めた愚痴をインターネットに匿名で投稿し,見た人が愚痴に共感できる場をつくっています。愚痴を言った人がすっきりして,他の人の愚痴を聞き,またその人が他の人の愚痴を聞く,そんな循環が生まれ,愚痴を認め合う社会になり,その社会が世界に広がっていけば,愚痴で世界を救うことができると考えています。
・愚痴には,友達でも知り合いでもない,他人だから言える愚痴があります。京都タワーの下だけでは,なかなか愚痴が集まりませんので,行政と一緒になり,どこかに出張して愚痴を聞くような取組を実施していきたいと考えています。(グチコレ)
・自殺したいという気持ちを否定せずに,電話やメールで相談を受け付け,自殺したいという気持ちを持った方の居場所をつくる活動を行っています。また,人に出会って死にたい気持ちを表に出し,ほっとした時間を過ごしてもらう「おでんの会」や,話すのが苦手な方でも映画を見ながらほっとした時間を過ごすことができる「ごろごろシネマ」などを,お寺等を会場にして開催しています。お寺の魅力の一つに,靴を脱いでくつろげるということがあります。靴を脱ぐだけでも気持ちがほぐれると思っていますので,今後も幅広くお寺を活用し,参加者がほっとできる場を運営していきたいと考えています。(NPO法人京都自死・自殺相談センター)
・長慶院は,妙心寺の塔頭の一つで,社会に資する仏教,僧侶,寺院といったことを念頭に,様々な活動に取り組んでいます。主な活動の中には,東日本大震災をきっかけに始まった,手のひら大の木彫りのお地蔵さんを作り,メッセージと併せて現地の方にお渡しする「わらべ地蔵を被災地へ」などがあります。
・また,宗教の入口の間口を広げ,関心を持ってもらうことを目的に,お寺の場所貸しを行い,ヨガの会,映画の上映会,撮影会などを開催しています。宗教と音楽を絡めたイベントなどを開催することにより,皆さんの生活の中にもう少し宗教を食い込ませていくことができればと考えています。(長慶院)

■フリートーク
・認知症の方はこれから更に増え,街中でもそのことを実感していくことになると思います。お寺という場を開放することはできるのですが,介護や医療等に関する専門知識を持っていませんので,医師や介護士の方と連携して認知症予防の取組を行っています。今後は,行政機関等とも繋がり,更に地域の役に立つ活動ができればと考えています。
・お寺には高齢者の方がたくさんお参りに来られますし,お寺から高齢者の方を訪問する機会もありますので,早目に高齢者の方の異常や変化に気付くことができます。現在,お寺が行っていることを,公益的・行政的な活動と繋げていくことができれば,様々な取組のアイデアが生まれるのではないでしょうか。
・介護や医療に関わる専門職の方々も,認知症予防等に関する横断的な取組をされていますが,お寺は蚊帳の外になっているという現状があります。お寺もこうした取組に関わりたいという意思表示を行い,皆さんにお寺の使い方を考えていただければと思っています。
・「ちょっと外に飲みに行く」という習慣のある方は,高齢者になってからも外出しますが,こういった習慣がない方は,コンビニのお弁当を買って,家でテレビを見ながらご飯を食べるだけという,会話のない生活を送ってしまいます。
・人間には,「今日は暑いな」や,ちょっとした挨拶など,どうでもいい話しができる相手が必要なのですが,その相手がいない方が非常に多くなっています。話し相手がいないことにより,認知症に早くなってしまったり,体や精紳が弱くなってしまったりすることがあります。お寺を会場に,お茶やお酒などを味わいながら,人と人が繋がれる場所を提供していきたいと考えています。
・お寺でイベントを開催する際には,相手に全てを任せるのではなく,お寺が何をしたいのかということを大事にし,しっかりとやりたいことを伝えたうえで,どういったイベントが開催できるのかを考えるようにしています。
・お寺への入口を仏教だけにするのではなく,音楽イベントなどを開催するなど,入りやすい入口をつくり,人が集まり,繋がれる場所にしていく必要があると思います。
・お寺は興味を持っていない人には遠い存在なのですが,一回でも足を踏み入れると落ち着く空間ということが分かります。しんどい気持ちを抱えた人が,常時ふらっと立ち寄れる空間をつくりたいと考えており,お寺や空き家をお借りして,ほっと休める場所を提供し,しんどい気持ちを抱えた人が,少し休んで普段の生活に戻っていけるような場所があればいいなと思っています。普段の生活の一部にお寺が入り込むことができれば,お寺の空間を活用する取組が更に広がっていくのではないでしょうか。

デスカフェの実施

パッセルクレヨンを使用して,参加者が考える死のイメージを描き,描いたものを参加者に見せながら,死のイメージを語り合うデスカフェを実施しました。
デスカフェ

市長の主な発言内容

・他人の愚痴を聞く活動は,大変素晴らしいですね。愚痴を聞いてもらえなくて苦しんでいる人はたくさんいらっしゃると思いますし,素晴らしい活動があまり知られていないことはもったいないことです。ぜひ,“みんなごと”のまちづくり推進事業への取組に提案いただきたいと思います。“みんなごと”のまちづくり推進事業では,皆さんから募集したまちづくりの取組提案を全件ホームページで公開しています。そして,取組提案の実現に向け,ホームページ上で皆さんの知恵や力を集めるとともに,行政が支援をさせていただいています。
・認知症の方はすごく増えています。お寺にお参りに来られた時などに,認知症の症状に気付き,必要なところに繋ぎ,支えることが大事だと思います。
・明治維新の時点で,日本では男性も女性も,他国と比べると高い割合の方が字を書くことができました。その理由は,日本の僧侶や神職の方が町に出て,寺子屋で人々に文字や,文化,華道,茶道などを教えていたからだと言われています。
・本日の参加者の皆さんの活動が広まり,力が繋がり,繋がった力を発揮することができれば,宗教都市・京都は,他のまちとは違うと言われるようになると思います。宗教都市・京都の取組がモデルになり,全国に広がっていくと素晴らしいですね。
・人々の悩みや不安などに,お寺や僧侶,僧侶に繋がる人が接点を持ち,世のため人のためになる活動を行われていることは,非常にありがたいことであり,行政がこういった活動にどのように関わっていけるのかを考えていくことが大事だと思っています。
・様々な活動を行っている皆さんと困りごとを抱えている市民の皆さんがと繋がり,その繋がりを行政がしっかりと支えていくことができれば,未来は明るくなると感じました。

集合写真

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お問い合わせ先

京都市 総合企画局総合政策室市民協働推進担当

電話:075-222-3178

ファックス:075-212-2902

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