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第81回おむすびミーティングを実施しました

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2015年5月14日

第81回おむすびミーティングを実施しました

1 概要

 左京区内では,山間部周辺において,サル,シカ等の野生鳥獣による深刻な被害が発生しており,平成20年9月の八瀬学区を皮切りに,10学区において,地域住民による自主的な防除活動を行う「獣害対策チーム」が設立されています。
 さらに,平成26年5月には獣害対策チーム(10学区)と行政機関により構成された「左京区獣害対策チーム連絡協議会」が発足し,学区を越えた獣害対策に関する研修会や情報交換等が行われています。

 この度,10学区の「獣害対策チーム」で中心的な役割を担われているメンバーと門川市長が獣害対策について意見交換を行う,「おむすびミーティング」を実施しました。
 最近の有害獣の出没状況,獣害防止のため,更に取り組むべきことなどについて語り合いました。

・日時  平成27年5月13日(水曜日) 午前10時45分から午後0時15分まで

・場所  左京区役所大会議室A

・参加者 10学区の「獣害対策チーム」の皆さん(18名)

 

ミーティングの様子

2 ミーティングの内容

出席者の皆さんの主な発言

・北白川学区は,農地がなく,農作物の被害はありませんが,東山鳥獣保護区に接しており,住宅地の中にシカやイノシシが出没して困っています。メンバーで網を設置したりして,山から下りてくるのを止めていますが,地権者の了解が必要なため,少しずつしか進みません。長期にわたって続けていくしかないと思っています。

・4月9日付けの京都新聞朝刊に「菜園で豊かな日々を送る」という,岩倉明徳学区の住民の投書が掲載されました。「昨年は夏過ぎまでにシカやサルに野菜を荒らされたが,その後は出没しなくなり,秋にまいた大根を初めて収穫できた。」という喜びの文章を書いておられます。この気持ちは岩倉明徳学区の住民のいつわらざる気持ちであり,大変喜んでいます。これも,行政,猟友会,我々獣害対策チームの成果です。ただし,今でもハグレザルやシカが時々出没するので,手を緩めることなくがんばっていきたいです。

・岩倉南学区では,昨年7月から本年2月まで,ハナレザルが数匹出没して,家庭菜園等の被害がありました。追払い等により出没しなくなりましたが,最近,再び出没しています。引き続き追払いを進めていきます。

・八瀬学区では,京都市の追い上げ隊による効果により,サルの群れは見かけないようになりました。3年前は,チームで年間4百本の打ち上げ花火を使っていましたが,平成25年度は,半減して2百本になり,平成26年度は,ほとんど花火を使う必要がありませんでした。ただし,今もハグレザルに農作物を全滅させられることがあり,結果として,家庭菜園等の被害は,変わっていません。最近は,シカによる被害が増えています。花は,夜間に全て食べられてしまい,朝には何もありません。シカによる交通事故もあり,電光掲示板に「シカ注意」の表示をお願いしています。クマの目撃情報があった場合は,通学路があるので,その都度,朝と夕方に1週間程度,花火を撃ちに行くなどの対策をとっています。

・大原学区では,15年程前からの農業振興策が功を奏し,遊休農地がなくなるまでになりましたが, 一方で有害獣による被害が発生し,10年前に2年がかりで防除フェンスを11キロにわたって設置しました。しかし,防除フェンスのメンテナンスが十分に行われていない状況があり,今後,チームで取り組んでいきたいです。シカによる農作物被害は増えており,花いっぱい運動もしていますが,食べられてしまうので,猟友会と連携していきたいと考えています。

・久多学区には,サルの群れがいます。エサのない冬期は,柿の木の皮を食べるため,木が枯れてしまいます。「おっぱらい隊」でサルの追払いをやっても山が低いのですぐに山の裏側の畑に出没してしまい,被害は減りません。せっかく作った農作物も全てやられてしまい,田舎で暮らす楽しみをとりあげられてしまっているような状況です。空き家対策に取り組み,定住者を増やしていこうとしています。サルがいなくなれば,農作物を作ることができ,田舎暮らしも魅力的なものとなり,定住者が増え,地域に光明が見いだせるのではと考えています。

・岩倉北学区では,サルの被害は減少していますが,ここ近年は,ハグレザルが出ています。ハグレザルは頭がいい。シカも増えています。去年と今年は,奨励金により捕獲頭数が増えていますが,予算にも限界がありますので,シカの対策を行政ももう少し考えていただく必要があります。獣害対策チームは,もっと早くに作っていただければよかったです。

・大原学区では,京都市のサルの追い上げ隊が,非常に効果をあげていただいており,感謝申し上げます。今後も継続をお願いします。農業の6次産業化のように,北部山間地域で捕獲されたシカやイノシシを加工して販売できないものか,大原だけではなく,広域的に北部山間地域を含めて,京都市の指導のもとに進めていただければと思っています。捕獲をしても後の処分に困っていますので,焼却施設を造るということも考えられます。簡単なことではないということは認識していますが,広域的な取組の中で,こういうことを京都市も真剣に考えていただいて,我々に御提案いただけたらありがたいです。

・シカ肉処理場を久多地域に設置し,肉をブランド化して販売してはどうでしょうか。猟師もお金にもなるし,従業員の雇用にもなるし,料理にもなるし,喜ばれるのではないでしょうか。是非とも実現していただきたいと思います。

・シカ肉処理場は,1千万円から2千万円をかけないと食品衛生法の許可を頂けるようなものができません。作ったとしても,次にどうやって採算を合わせるかということが,課題になります。農家民宿へ泊りに来るお客様は,シカ肉やイノシシ肉を楽しみに来られます。ところが現状では,狩猟免許を持っている者が仕留めた肉であっても,お客様にお金をいただいて提供することはできません。何かいい手だてを考えていただいたら,山里の食文化の継承にもつながると思いますので,是非御検討いただければと思います。

・シカ肉処理場の話ですが,持ち込まれた肉を処理場で処理してもらって,食肉販売業の免許を持っている猟師が,そのまま肉を商品として持って帰ればいいと思います。よく失敗事例で聞くのは,処理場で大きな在庫を抱える場合です。肉の等級で,ものすごい値段の差がありますが,誰の個体は引受けて,誰の個体は引受けないというようなトラブルを防ぐこともできます。お米を持って行って,ポン菓子に加工してもらい,持って帰るようなイメージです。持ち込んだ肉は,持ち込んだ人の責任で持って帰り,その人のブランドで販売してもらうというようにすれば,少し規模を小さくできます。

・シカ肉処理場の採算を合わせようと思うと,年間を通じてコンスタントにとらないといけませんが,仮に久多にできた場合に,他の地域で捕れたものもある程度処理するようにしないと量が確保できないと思います。また,活用できるのは肉の部分だけであり,残った骨や内臓の処理の問題もあります。シカが,道路の近くで捕れることは少なく,道路まで下ろすのは難しいです。今は,猟期外での有害捕獲では,奨励金がもらえますが,永久にこのようなことに財源を確保できるわけがありません。結果として,捕獲頭数が落ちてくる可能性が高いので,ここをどうするのかというのが課題だと思います。

・捕獲という話が出ていますが,捕獲と同時に有害獣が生息できる環境づくりを進めるべきではないでしょうか。今は山林が荒れています。人工林を伐採して,雑木林にするというのも大事ではないでしょうか。

市長の主な発言内容

・地域の皆さんがまず立ち上がっていただき,それを区役所がしっかりと受け止め,当面の対策は区役所でやり,その次に抜本的な対策を市役所で行っていきます。地域の皆さんの悩みや可能性を区役所がしっかりと受け止め,それから市役所と一緒になって,いきいきとしたまちづくりを進めてまいりたいと考えています。

・サル対策については,国の雇用対策のお金を活用し,この間,追い上げ対策を集中して行い,大きく前進できたと思っていますが,久多ではいまだに被害があります。大変な状況であるので,もう一歩踏み込んだ取組が必要と考えています。

・獣害対策チームができたことを非常にありがたく思っています。根本的には,山が荒れているという問題があります。環境問題も含めて考えないといけません。ハナレザルの問題なども今回お聞きしたので,一緒に考えながら,取り組んでまいりたいと考えています。

・シカ対策については,いろんな知恵をいただきながら,我々ができること,住民の方々ができること,猟友会ができること,しっかりと連携して,一歩踏みこんでいきたいと考えています。

・シカ肉処理場については,多くの課題があります。シカは,肉として食べられる部分が少なく,残った部分は産業廃棄物となり,採算が合いません。成功事例は極めて少なく,大規模なものは,だいたいうまくいっていないので,小さな成功例をつくり,それを他にも広げていけばいいと思います。そういうことを前提にして,一度やってみようということであれば,地元と行政でチームを組んで,一つの地域の特色として,また,命を大事にするというようなことも含めて研究会を立ち上げたらどうでしょうか。相当の覚悟がいることは事実でありますが,できる方法を一緒に考えていきましょう。

・市街地にシカ,サル,イノシシが出てくるという状態は,改善していかないといけません。これまでから,区長などから話しは聞いていますが,今回地域の皆様から,直接聞かせていただいて,より課題の深刻さが分かりました。より踏み込まないといけないなと感じると同時に,皆さんが連携していただいて,がんばったら可能性もあるなということを実感させていただきました。行政だけでできることでもないし,お知恵をいただきながら,共にがんばっていきましょう。

・シカ,イノシシについては,山の奥で暮らしていけるぐらいの頭数が山の豊かな恵みの中で生きているというふうにしないといけません。鉄砲を撃つ人の養成もしていかないといけません。

・現在,京都創生の取組提案を募集しています。皆さんから,具体的な提案をぜひお願いします

 

集合写真

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