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第75回おむすびミーティングを実施しました

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2014年10月30日

第75回おむすびミーティングを実施しました

1 概要

    「なんやかんや大原野」とは,農業を核として大原野地域の活性化に取り組む農家任意団体で,平成25年度から京都芸大及び桂高校と連携して,休耕田にひまわりを咲かせる取組を進めています。

    農家任意団体メンバー,京都市立芸術大学,京都府立桂高等学校の皆さんと門川市長が「おむすびミーティング」を実施し,おくどさんで炊いた新米のおにぎりを頬張りながら,大原野の農業の現状と今後の展望について語り合いました。

 ・日  時 平成26年10月29日(水曜日)午後7時00分から午後8時50分まで

 ・場  所 JA京都中央 大原野支店 2階会議室

  ・参加者 農家任意団体「なんやかんや大原野」メンバー,京都市立芸術大学教授,京都府立桂高等学校教諭の皆さん(14名)

ミーティングの様子

2 ミーティングの内容

出席者の皆さんの主な発言

  • 農家任意団体「なんやかんや大原野」は,「大原野で儲かる農業を」と専業農家が中心になって立ち上げたものです。まず「大原野」の知名度アップを目指して,昨年から休耕田にひまわりを咲かせる取組を始めました。
  • 学まちコラボ事業として京都芸大と桂高校にもご協力いただき,満開時には開花イベント「えっ!?今頃ひまわり大原野」を開催しています。7月26日の苗植えイベントには市長に御来場いただいて苗を植えていただきました。2年目の今年は延べ4,000人を超える来場者があり,この実績を生かして取組を広げていきたいと思います。
  • 京都芸大としては,このような地域のプロジェクトは学生にとって素晴らしい勉強の機会だと考えています。デザインは社会で生きて初めて役に立ちますので,教育的な見地からこれからも是非ご一緒させていただきたいと思います。
  • 桂高校としては,高校生は交通手段を確保しないと現地に来られないという制約があります。大原野は風光明媚なとても良い所で,遠方からも人を呼ぶ力があります。たとえば休耕田を活用して桂高校農場といった活動基地みたいなものを作っていただければ,高校の取組としても革新的な展開をしていけると思います。
  • 大原野の農地面積は京都市内第2位の広さですが,専業農家は少数です。そんなに通勤が不便な場所ではないのに,土地利用の法的な制限により,住宅が建ちません。若い世代が出て行き,小学生は減るばかりで10年先が心配です。農家も後継者不足が深刻です。部分的にでも住宅が建てられるようにしてくれれば,人口増加にもつながると思います。
  • ただし,そういった部分的な解除は,農業振興には結びつかないと思います。
  • 定住できる環境づくりをしなければ,若い人が出て行って年寄りばかりが残ります。そのために,我々が農業で食べていける仕組みを作れればと思っていますが,農家の努力だけでは限界があります。
  • 観光客も呼びたいのですが,大原野には駐車場にする土地がありません。ひまわり畑でも渋滞が起きています。どうしたら渋滞がなく観光客に楽しんでいただけるのか,また観光客に来てもらうだけではなく,そこから何かを生み出したいのですが,大原野には企業がありません。
  • 駐車場については,例えば学校を開放する等,今あるものを使う知恵も必要ではないでしょうか。
  • 今年度,地域連携観光推進事業を委託している株式会社ぐるなびとのつながりを大切にして,企業や飲食店を呼び込み,利益が地元に還元される仕組みを作れるとよいと考えています。既にブランド化しているタケノコをもっと前面に押し出し,野菜もブランド化して付加価値をつけて,加工品の開発も行い,加工工場を地元に作ることができれば,地元に利益が生じて雇用を生むこともできると思いますが,厳しい土地利用の制限があります。
  • 耕作放棄地を減らしたいと思い農業に取り組んでいますが,稲作は赤字で積極的には作れない状況です。今年から新しい試みとして農家3人が酒米「祝」を試作しました。普通の米と同じような作り方で,収穫量も悪くなく,普通の米より高いので,利益が出ます。
  • しかし,需要がなければ作っても意味がありません。今年はキンシ正宗さんが力を入れて下さっているので,需要を心配する必要はありませんが,今後のことを考えると不安があります。「祝」を京都ブランドの酒米として積極的にPRしてもらえると有り難いです。
  • 大原野には市民農園がありますが,隣接していると虫の被害が多く発生します。レクリエーションとしての農園は,虫が増えても構わないのでしょうが,それで生計を立てている者からしますと虫がいると出荷価格に影響します。農薬を少しでも減らして生産したいですし,消費者もそれを望んでいるので,両者が隣接すると非効率です。市民農園と実際の農作地のエリアを分けるなど,やり方を工夫していただきたいと思います。
  • 農業体験の入り口として,今年は,キンシ政宗さんとJR京都伊勢丹さんの企画で,定員20名で,酒米の手植え,手刈り体験と酒蔵見学をしました。このような形で体験してもらう方が,より安全に,多くのことを感じてもらえるのではないかと思いますので,こういう体験はもっと増やしたら良いと思います。子供たちに稲刈りやタケノコ堀りの現場を見せるだけでも大きい効果があります。
  • 大原野は新規就農者が増えています。しかし,単身者の場合は食べていくのが可能でも,世帯では難しいのが現実です。農業だけで生活できる収入を得るのは,本当に難しいです。
  • 地元で採れた新鮮野菜や地域特産物を販売する道の駅「ウッディー京北」や,地元で採れた新鮮な京野菜の直売所である「里の駅大原」などの話は聞きますが,兼業農家向けの話ではないかと思います。専業農家としては,卸売市場での評価を上げて値段が上がった方が収入は上がります。それから,もっと飲食店で京野菜を使っていただければと思います。
  • 広い地域なのに路線バスが少ないです。小型バスで,こまめに回る路線バスを走らせて欲しいと思います。
  • イノシシ,サル,シカ,アライグマの獣害被害が深刻です。最近ではカラスの被害も増えていて,タケノコ,柿,野菜が被害に遭っています。対策をお願いしたいと思います。
  • 農家だけでは解決できない問題が多いですが,色々と前向きな動きも生まれています。これからも行政と連携しながら頑張っていきたいと思います。

市長の主な発言内容

  • 大原野の農地は,洛西ニュータウン建設時に意図的に残したものです。大都市で,世界に名だたる観光都市・京都で,市街地のこんなに近くにあるまとまった農地をどうするべきか。いずれにしても色んな可能性を広げていく必要があります。
  • 付加価値を高めて加工するとか,新種のものをつくるとか,工夫はできると思います。京都市が京大と協力して開発した「子宝いも」や「京てまり」などは,高い価値が付いて売れています。栽培地である京北では,農地が少ない分,きめ細かい農業をしており,小さな成功事例が出てきています。
  • 「ウッディー京北」は合併してから,売上が2.5倍になっています。漬物を作ったり,鯖寿司を売り出したり,頑張っているところはあらゆる手を尽くし,地道な努力をしています。消費者は顔の見える関係,つまり少々高くても生産者がはっきりわかるものを求めています。この素晴らしい京都という土地で150万の人が生活し,年間5000万の人が観光に来ています。大原野は外環ができて大阪からのアクセスも便利になりました。この有利さを活かす方策を考えてはどうでしょうか。
  • タケノコの加工品を大原野で作るにしても,大原野のブランド力をつけないと採算が苦しい。放置竹林が多く,まず竹藪を何とかしないといけません。竹藪の管理は大変ですが,それを地元みんなでやって行こうという取組に繋がりませんか。国がそのような取組を支援することが,地域の再生であり,あくまでも農家や地元の皆さんがまず自分たちでこつこつ取り組んでいくことが大事です。そして,京都市や京都府がこれを支援し,大学も関わって学生がパッケージデザインするなど,みんなが繋がっていく。条件は揃っているのですから,プラス思考でいくことが大切です。
  • 京都市の中央卸売市場は,日本で最初にできた,築地より古い中央卸売市場です。戦後の英断としては,京都で出来たものとそれ以外のものの競りを分けたことであり,今でも続いています。全国だけでなく世界各国から来たものも分けています。現状では,規模の大きいものが勝っていきますが,大量に販売していくことと同時に,付加価値を高めて直接売る。直接売る方が所得はすぐに上がります。大規模販売と小規模販売,両方行った方がよいでしょう。
  • 「らくさいマルシェ」はものすごく可能性があります。そこで大原野野菜を使った料理を出したらよいかと思います。本当の京野菜ですし,よいアイデアです。
  • 米について,苦しい現実があるのはおっしゃる通りです。ただし,中国の富裕層に日本の米は,人気があり,中国では日本の10倍の価格で売れています。米は輸出産業になり得るのです。
  • 大原野を含め,この数年でかなりの新規就農者が出てきています。これは新しい傾向で,若い人で農業を見直して農業で生きていこうという人が増えてきています。また,40年ぶりに龍谷大学に農業を真正面から行う農学部ができました。農業は地球全体を考えた時に大事だと見直されてきているのです。
  • 土地規制については,色々な法律が関係してきますし,農振農用地は,ほ場整備に国の補助金を活用しているので難しい問題です。
  • バスについては,高齢者がいきいきと生きられる大原野であるべきですので,大切な問題です。方法としては,モビリティマネジメントという交通政策があり,京都市内では雲ヶ畑や羽束師など4箇所ほどで行っています。地域の交通を地域のみんなで話し合い,みんなが協力して進めることが大切です。地域と役所で一緒に行っていきたい。そのために,地域の皆さまと行政が,一緒に努力するべきだと思っています。
  • 獣害は専任の課長を置いて対策をしています。サルの対策は進んでおり,シカは去年に比べて倍以上捕獲しています。カラスなどについても状況を見ながら対策をしており,獣害対策は市民の皆さまと十分相談しながら力を入れて対応します。
  • 大原野地域の農業,人口の維持,振興のために我々がみなさんと一緒になって出来ることを探していきます。この動き出した雰囲気を大事にしてもらい,続けていくことが何よりも大事です。成功事例も作っていただけると有難いです。そして,大きく発展させていきたいと思います。素晴らしい自然景観,観光を含めて,株式会社ぐるなびの発信力を活用し,その取組をまず成功事例の1つにするよう,よろしくお願いします。京都芸大や桂高校など,よいものをきっちり結び付けて頑張って行きましょう。本日はありがとうございました。
集合写真

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