第73回おむすびミーティングを実施しました
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2014年10月13日
第73回おむすびミーティングを実施しました
1 概要
平成25年度に開催した消防団100人委員会U-35で出されたアイデアを実現するための実行部隊として,平成26年4月,有志の消防団員67名による「消防団充実強化実行チーム」が結成されました。消防団充実強化実行チームでは,「広報」,「交流」,「教育」の3チームに分かれて,各消防団から2名ずつ選抜されたコアメンバーを中心に,検討を重ねています。
消防団充実強化実行チームのコアメンバーの皆さんと門川市長が「おむすびミーティング」を実施し,消防団充実強化実行チームの取組とこれからの消防団をテーマに語り合いました。
・日 時 平成26年10月12日(日曜日)午後2時00分から午後3時10分まで
・場 所 消防局本部庁舎7階作戦室
・参加者 消防団充実強化実行チームコアメンバーの皆さん(9名)

2 ミーティングの内容
出席者の皆さんの主な発言
- 消防団充実強化実行チームは,昨年度,35歳以下の消防団員が集まって実施した消防団100人委員会U-35で出された意見を実現するため,今年度,20代から60代までの有志の消防団員67名が集まり,広報・交流・教育の3チームに分かれて活動しています。今日は,その中心となっているコアメンバーが集まっています。
- 広報チームは,Facebookページの運営と消防団紹介リーフレットの作成に取り組んでいます。Facebookは,10月1日にオープンし,既に約4,000人の方が閲覧しています。消防団紹介リーフレットは,「消防団に親しみを持ってもらおう」をコンセプトに,写真を多く用いた内容で作ろうと考えています。
- 交流チームは,消防団フェスタの開催を計画しています。11月30日(日曜日),梅小路公園芝生広場で,消防団員によるブース出展やステージ出演を予定しています。消防団を身近に感じてもらい,消防団の入団につなげたいと考えています。
- 教育チームは,団員の能力向上のための教育研修の実施や,Q&A集の作成を考えています。
- 消防団への入団のきっかけですが,地域の方に誘われて入団しました。
- 18歳で入団しました。父が消防団に入っており,制服姿がかっこいいと思っていました。
- 仕事も消防団も父親の跡を継ぎました。
- 結婚後に,住む地域に入るためのきっかけがほしく,消防団に入りました。
- 消防団の活動内容は知らなかったのですが,興味はありました。市民しんぶんで消防団員を募集していることを知り,勇気を出して消防署に電話して入団しました。
- 弟と一緒に入団しました。「女性一人でやりにくくないですか。」と聞かれることがありますが,周りはいい人ばかりですので,そんなことはありません。
- 友人が消防団に入っていたのがきっかけとなり,地域に貢献したいと思い入団しました。
- 神輿をやれば消防団に入るという地域でしたので,21歳の時に入団しました。
- 消防団=男の集まりというイメージがあり,女性に積極的に入団していただくのは,中々難しいところがあります。
- 私の分団には,女性が4名います。地域の高齢者宅を防火訪問する際に,男性だけでは距離を置かれることもありますが,女性がいると受け入れてくれ易い。女性であることを生かせる活動があります。
- 消防団活動の中で女性ができることは,思われているよりたくさんあります。女性で大変ですねと言われることがありますが,女性が居られる環境,雰囲気を周りが作れば,問題ないと実感しています。
- 小さな子どもがいて,妻からは育児が大変と言われています。妻には,消防団のせいで苦労をかけています。何より家族の理解が必要です。消防団活動に奥さんも子どもも来てもらい,保育所みたいにできればいいかもしれません。
- 私は,京都市の男女共同参画委員会の市民委員も務めていますが,同じ様な意見が出ています。分団で色々な配慮ができれば良いと思います。
- 私の分団では,年に数回,家族交流会をしています。これまで,バーベキューや鵜飼見物を行いました。山科では,全分団で家族参加のバーベキューを行っています。数百人規模になります。
- 消防団活動で会社を休むと言ったことがありますが,仕事を優先するよう言われました。会社で消防団活動への理解を得るのは,中々難しいです。
- 消防団も,昔は農業や自営業の方が多かったのですが,今はサラリーマンが増えています。行政にも対応を考えていただきたいと思いますが,同時に消防団に対する会社の理解を得られるよう,自分たちでイメージアップを図らなければならないと思います。
市長の主な発言内容
- 常々,消防団は京都の宝であり,地域力の象徴であると感じています。しかし,高齢化が進んでいる現状があります。高齢の方が生き生きと地域活動に参加していただけるようにすることも必要ですが,若者が参画してくれることが最も大切です。消防団で,このような取組を始めてくれて心強く思っています。将来,消防団が若者主体となった組織となることを期待しています。
- 親の姿を見て消防団に入ろうと思うのは良いことですね。
- 仕事でも何でも親の跡を伝承するということは素晴らしい。皆さんの子どもにも,消防団に入ってもらうようになってほしいと思います。
- 自分から進んで消防団に入っていることがすごい。社会に貢献したい人など,潜在的に消防団に入りたい人はもっといると思います。
- これからの時代は女性の視点,感性が大切です。男性,女性がともに活躍できる組織であってほしいと思います。
- 消防団に産休,育児休業の制度があると良いのかもしれないですね。
- 若い人,女性で自ら進んで消防団活動を行おうという人がいます。その様な人に実際に入ってもらうための広報,交流が大事ですね。Facebookの更なる活用等を考えてほしいと思います。
- 台風の接近等,本当に災害の多い時代になってきました。雨水幹線の整備,河川改修を行い,浸水被害はかつてと比べて減ってきていましたが,近年また増加しており,消防団活動は本当に大事です。皆さんの若い力を大いに発揮してもらいたい。
- 消防団に対する会社の理解を得るための取組の一つとして,11月から消防団協力事業所表示制度を開始します。消防団活動に協力的な事業所を認定する制度であり,将来的には入札時の優遇措置を設けることも検討して,事業所にも明確なメリットがある制度としたい。消防団に入っている人が,職場でも尊ばれるようにしたい。
- 昨年の消防団100人委員会U-35の際に,若い消防団員の皆様がこれからの消防団について熱く議論しているのを見て,消防団のイメージが変わりました。今,計画されている消防団フェスタで消防団の輪を広げて,広報活動を通じてもっと消防団の素晴らしさを広めていただきたい。引き続き,消防団活動で日夜献身していただいている皆さんが,職場や地域において誇りを感じていただけるような取組を進めていきます。今後も忌憚のない意見をいただきたい。本日はありがとうございました。
お問い合わせ先
京都市 総合企画局総合政策室市民協働推進担当
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