スマートフォン表示用の情報をスキップ

現在位置:

第70回おむすびミーティングを実施しました

ページ番号171974

ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

2014年7月21日

第70回おむすびミーティングを実施しました

1 概要

    宕陰学区では,少子高齢化や人口減少が進み,地域活力の低下や農林業の担い手不足等の課題を解消するために宕陰地域活性化アクションプランを作成し,宕陰小学校を存続させることを大きな目的とした取組を推進している。

  右京区の宕陰地域の住民の皆さんと門川市長が「おむすびミーティング」を実施しました。宕陰学区のこれまでの取組や活動成果を紹介するとともに,「宕陰地域の現状と活性化」について語り合いました。

 ・日  時 平成26年7月19日(土曜日)午前10時00分から午前11時30分まで

 ・場  所 越畑自治会館

  ・参加者 宕陰自治連合会,宕陰活性化実行委員会,宕陰老人クラブ,宕陰小中学校PTA,宕陰女性会,宕陰小中学校,宮﨑家の皆さん(17名)

ミーティングの様子

2 ミーティングの内容

出席者の皆さんの主な発言

  • 宕陰地域は越畑・樒原の2つの集落からなる,200名ほどが暮らす地域です。この地域にも,様々な課題があります,地域の願いとしては,宕陰小学校を存続させていきたい,この風景を未来に伝えていきたいというものです。
  • 宕陰地域では,少子高齢化や人口減少が進み地域活力の低下や農林業の担い手不足等の課題がより深刻になっています。特に,地域の活力となる,子どもたちの数が激減していることに,住民の多くは危機感を感じています。
  • 現在,宕陰小学校には,合計7名の生徒が通っていますが,一番下の学年が小学2年生であり,その児童が卒業すると,次の一年生が入学するまで,宕陰小学校は休校になる可能性があります。宕陰小学校を存続させていきたいという想いを地域はすごく持っています。また,日本の里100選にも選ばれた,美しい棚田の里山風景を未来にも残していきたいと思っています。
  • 10年間の活動計画として,地域活性化アクションプランを策定しました。プランが完成したのは平成24年3月でしたが,平成22年度から地域住民,右京区役所,西部農業振興センターと連携し,ワークショップ,アンケート調査,様々な検討を重ね,じっくりと時間をかけて地域の将来について考えました。
  • アクションプランには3つの柱があります。(1)地域の活力を高める定住者の確保,(2)基幹産業である農業の活性化,(3)地域の景観・環境保全です。この3本柱を指針として,今後の取組を進めていきます。冊子の中にも記載していますが,できることから始める,やる気のある人から始める等,地域で長く取組が継続できるようにプランを作成しています。
  • 地域のPRとして行っている行事が,「宕陰竹灯籠」です。竹灯籠とは虫送りと呼ばれる風習を再現した行事で,農作物の害虫を駆逐し,その年の豊作を祈願して,たいまつを持って田を練り歩く郷土の風習です。宕陰の棚田に無数の竹灯籠を設置して虫送りの情景を再現しています。
  • 平成24年まで星空ファンタジー,ロマンチックファンタジーという名称で星空観賞や,婚活を盛り込んだイベントにする等,様々な工夫を織りまぜ地域をPRしてきました。今年度は宕陰竹灯籠という名称で,8月30日に開催する予定です。
  • 行事はいくつかありますが,京都市JA嵯峨北部支部青壮年部主催の「宕陰ハロウィン祭」が10月12日に開催する予定になっています。
  • 本来のイベントの目的は,都市部の住民に地域を知ってもらう,楽しく遊んでもらい,地域を好きになって欲しいという所ですが,一所懸命取り組むことで,地域自体にも活力が出てくるものだと感じています。お客様にも喜んでいただき,地域も元気になる,とても素晴らしいイベントになっていると思います。
  • この場に出席されている宮﨑さんご夫妻は,こうした事業に毎年参加していただいた方で,地域を気にいってもらえて,昨年移住されました。
  • 宕陰小学校の存続を願い,平成25年6月,空き家を利用した地域活性化の拠点づくりをはじめとする定住化促進事業を推進するため「子供の声よ 棚田に響け!」を合言葉に地元関係団体の役員8名で「宕陰活性化実行委員会」組織を立ち上げました。
  • 地域活性化の拠点づくりが課題でしたが,丁度,越畑自治会所有の山林の隣に空き家があり,今回の活用の話をしたところ,「地域活性化に役立つなら喜んでお貸しします」との返事が得られ,拠点づくりと周辺地も活用した施設整備へと夢や希望が膨らみました。
  • 空き家は,築65年,空き家になって十数年が経過しており,家財道具はもちろんのこと,生活必需品等が残った状態であり,そのうえ蜘蛛の巣とホコリで,大幅な改修や清掃が必要となりました。10月27日の第1回目作業を皮切りに,役員を先頭に,ボランティアの住民,NPOみのりのもり劇場や学生ボランティアや右京区役所・出張所職員も一丸となって室内等のごみの整理作業をしました。
  • 山林(立木)伐採の旬を考え,伐採・搬出作業を行い,伐採後の根株等を大型重機等により掘り起し,普通車でも乗り入れられるよう勾配を緩くした進入道を開設しました。また,土道ではタイヤがスリップするため砕石等も敷きならし,入口にはコンクリートも打って車がスムーズに進入できるようにしました。
  • 家の中は,事前に地元大工さんにも下見・指導等をしていただき,床下の柱・床板などが腐食により取り替える必要があることが判明するなど,作業を行えば行うほど課題も出てくるなど,一筋縄ではいきませんでした。
  • 多くの作業を,地域の力で,オール宕陰の力を合わせて実施しました。その結果,決して豪華とは言えませんが,気持ちの込もった,とても素晴らしい施設が完成しました。みんなで作り上げた拠点を,有効利用したいと考えています。
  • 宕陰ファンクラブを開設し,ファンクラブ会員を募集しています。会員には,改修した施設の無料利用を始めとして,宕陰まるごと収穫体験(野菜収穫体験招待(年2回),秋の収穫体験時に棚田米を1世帯10㎏プレゼント)等の特典があります。年会費12,000円ですが,現在13家族(52名)の会員申込みがあります。
  • 多くの会員が集まり,拠点を活用した取り組みの中から,都市部の子育て世代と地元の住民との交流が進み,定住化促進が図れることを期待しています。このように,宕陰では地域が一体となり,目標に向けた取組を行っています。
  • ハロウィン祭は十数年前から開催しており,最高で250名くらいの参加者が集まる行事です。内容についても年々進化しています。メインはジャンボかぼちゃでランタンを作ること,その他にはトラクター乗車体験などです。
  • 最初は,参加型イベントとして実施していましたが,発展型として「かぼちゃ作り隊」を作り,準備の段階から参加して体験していただいています。ハロウィンを地域活性化の一つとして取り組んでいます。昨年から京都市水族館さんと一緒に取り組んでいます。
  • 子どもが2人いて,宕陰小学校に通っています。このままいけば宕陰小学校卒業生になります。子どもが大きくなった時,小学校が無くなるのは悲しいと思います。こちらに来てから,地域の皆様の気持ちを知り,できることは協力していきたい。地域の皆様には,良くしていただいています。
  • 地域と学校と一体になって色んな行事をしています。運動会も地域と一緒に行い,11月には地域の老人の方をお招きして収穫祭等も,学校と地域で一緒に行っています。
  • 学校の特徴を活かした形で,京都市として,また右京区としても,この地域のこの学校をどの様に活用していくのか,非常に有効なものでないかと考えています。虫もいますし,田植えもできます,稲刈りも参加できます。学校の行事もありますが,ここに移り住んでいただければ,一緒に田畑で遊んで,秋には柿を獲ったりもできます。
  • 下の子どもは,宮崎家の次女と同い年で,常に一緒に色んなことをさせていただいています。同級生がいなかった中,同級生ができ喜んでいます。この様な長所を京都市,右京区等々に伝えていき,地域がもっと活性化していく1つのきっかけにしていきたいと思っています。
  • 念願であった,棚田の整備ができて,越畑の水路に,40mの段差があったのも直していただきました。昭和63年にトンネルを改修した時に,この地域をどうしていこうかを考え,議論した結果,圃場整備が3分の1,農道水路整備が3分の1,現状のままが3分の1というように別れた。
  • そば処のまつばらを開設したところ,棚田を見るお客様が多かった。その中で,大学教授の嘉田良平氏が見に来られて,棚田を残していかないといけないと助言をいただいた。田んぼを大きくして欲しかったが,まつばらに来るお客様の大半は景色を見ながら,そばを楽しんでいかれる。棚田を目的に来られる人がいたので,農道水路の整備をして景観を残すことになった。
  • 大原の整備の後に越畑を整備していただいた。整備を考えている時に,命の里事業があり市長には御尽力いただき,見事に完成いただいた。
  • 台風18号では,宕陰地域の道路が分断されるほどの大水がでたが,水路が整備されたお陰で,棚田は軽微な被害で済みました。これを機にますます棚田を守っていきたい。ホオズキやオミナエシを出荷するのにも作業効率が良くなり,皆,喜んでいます。この地域は耕作放棄地がほぼないので,これからもがんばっていきたい。地元の産業を守っていきたい。ありがとうございます。
  • 今年,久しぶりに地域に子供ができました。外部からの親に来てもらうことや,うちの息子にも地域にいてもらうようしていこうと思っています。
  • コシヒカリの作付けが多く,個々に販路を開拓しており,農協にはほとんど出荷していません。料理屋に卸すなど販路を開拓しています。市役所近くの俵屋さんに卸しているところもあり,顔写真つきのものを見て,問合せがあります。
  • 家の関係で,宮﨑さんに来ていただいた時に,空き家に入っていただくためには,ある程度修復しないといけなかった。
  • 宕陰小学校を,右京区の中で,小規模だからできることを売りにした学校として浸透させていただき,大きい学校でうまくいかなかった子を,右京区内でスムーズにやりとりをできるような仕組にできれば良いのではないでしょうか。学校の教員住宅も特例で認めていただいています。左京の花背,右京の宕陰それぞれの方向性で,京都市の1つのモデルとしたい。
  • ネット環境が整っていないので,情報格差がある。なかなか今すぐにとはいかないかもしれないが,改善されると次に来られる方の移住を決定づける条件になると思います。
  • 徳島県の神山町の様に,サテライトオフィスのようなケースができるかもしれない。
  • 高齢者が猟師を辞めていきます。7月24日に京北で実技講習があり,宮﨑さんがそれを受けると,狩猟免許が取れます。

市長の主な発言内容

  • 地域の皆様により,宕陰小学校のプールに屋根を作っていただいた。一足早く子どもたちに水泳指導が行える。創意工夫して学校を大事にしていただいているということと共に,何とかこの自然豊かな歴史と伝統に輝く地域を継承していくために様々な取組に挑戦をしていただいていることに敬意を表します。
  • 京都市では区役所,区長を先頭に区役所の職員が地域の皆様と一緒にそれぞれの地域に密着した,地域力に関わる,いろいろな取組を進めています。一方で2,30年後には,日本中の半分の自治体が存続していけるかどうかとういうことが,大問題になっており,ようやく全国的な話題になっている。こんな時に我々京都市は厳しい財政状況ではありますが,なんとしても地域力こそが京都の宝なので,頑張って頂いている皆様としっかりと心をつないで取り組んでいきたい。
  • 私は烏丸御池にある,今の漫画ミュージアムである元龍池小学校出身で,まちのど真ん中出身です。その頃に山科に校外学舎があり,月一回そこで学習し,夏休みは一日そこで泊まる。田植えをしたり,オタマジャクシ,いもほり,街中で暮らしながら,そういう体験をさせてもらったので,こういう所はすごく好きです。家族でこういう所に来られて,参加体験型というのは良い。
  • 地域視点のまちづくりと言っていますが,京都市は学校を中心にして地域の人がまとまって,天皇陛下が東京へ行かれた後も,まちづくりを住民主導で行ってきました。
  • 私の母校の小学校も中学校も統廃合になりました。歩いて500mのところにいくつも学校があるという状況のところは,住民の方やPTAが議論して,統廃合する。これはこれで良いことです。集落と学校が一体となったところは,学校を大事にしていくことは大いに結構です。
  • ナノテクノロジーで生命科学に取り組んでいる,ある大学の先生は,子どものころに野山を駆け回って,植物採取したり,魚を追いかけたり,虫に刺されたりの体験があります。それで科学者になりたいと思われたそうです。
  • その先生が,今行っている実験は試験管の中ばかりですが,試験管の中で行っていても自然とつながっている感覚を持たれています。ところが,最近,大学を卒業して研究員になっている人は,自然の経験が全然ない。研究の成果は上がっているが,何か違うものを感じると先生は言われます。
  • 赤ちゃんを抱いたことのない人が小児科のお医者さんをやっているような感じです。小さいころから子どもと関わって,子どもが好きで小児科の先生になる。肌で感じた温もり,自然の厳しさを感じながら,学問を究めていくこと,研究することがこれからの世の中で大事だと思います。
  • 京都市街地の75%が森であり,日本全体より森の割合が多い。市内には380の川があり,そのうち340を京都市が管理している。その川には2800の橋があり,全部京都市が管理しているので,大変です。
  • 核になる高速道路がない,100万都市で高速道路が縦貫していないのは京都市だけです。もし震災が起きても,高速道路があれば,救援部隊,救援物資も高速道路から来る。そのため ,1本の道を必ず使えるようにしておかなければならない。地域から要望があるからと言って,順番に要望順でやってはいけない。
  • 農道水路の整備が完成したときに,記者会見で写真を紹介したところ,意外と知られていないと感じました。この事業の一番の原動力は地域がまとまってくれたことです。地域が上手くまとまって,持続可能に発展できるという確信を行政側が持てれば,これだけ支援できます。これは素晴らしい成功事例です。
  • 耕作放棄地が無いことはすごいことです。新幹線に乗っていると,耕作条件が良いところでも,放棄地がたくさんあり,市内でもあります。地域はがんばっていただいています。成功事例があるので,これをつないで産業改革につなげていきたい。そして次は子どもを増やそう。
  • 空き家対策は京都のまちの未来を左右すると思っています。個人の物であるから行政が踏み込めない物件は一杯あるが,京都ならではの地域力を活かしていこうと考えています。条例としては全国最先端のものになっています。従来は空き家が危ない時に潰すとか,突然倒れてくる空き家をどうするかといったような安全管理でしたが,京都市は,空き家を資産として活かしていこうというものです。
  • 学校教育を含めた子育て環境,住環境,そして仕事,この3つが重要です。
  • 本庁と区役所をつないで,地域活性化していくのは大事なことです。具体的な施策に落としていくなど,教育委員会も含めて,小規模校のモデルを作っていく様な相談をしていきます。
  • アメリカのトラベルアンドレジャーという影響力のある雑誌は,月間100万部売れる雑誌です。19年間行っているワールドベストシティーという読書アンケートで,京都は2年前にトップ10入りして9番,昨年は5番になりました。そして,今年1番になりました。一般的には金閣寺,清水寺などが人気ですが,最近の一番人気は伏見稲荷です。鳥居が神秘的な印象を与えます。
  • 棚田と竹灯籠等を上手く発信する方法が必要ですね。私自身もFacebookを使っています。台湾から京都に来た人が,10軒長屋を改修した上京区の宿泊施設を見に行った時に,その内容を発信しました。Facebookでは,どこの人が一番見ているか分かります。今までは京都市が1番でしたが,突然,台北になりました。従前のテレビ,新聞だけではなく,ホームページも作られたそうですが,この様なことを仕掛けた方が良いのではないかと思います。そばと棚田はすごく良い。
  • 狩猟免許を持っている人がどんどん減っていて,何とかしないといけない。女性に頼らないといけないですね。同志社大学に言って,八重に学ぶ鉄砲撃ちなんかはどうかと聞きましたが,全然話にのってくれませんでした。
  • 農業や林業,さらに観光も含めて,何よりも大事なのは地域の持続ある発展のために,子育て世帯の方の定住,そのための教育も含めた改善など,本当に大事な話をさせていただきました。京都市政の中で大きな重点施策として,がんばらせていただきます。何よりも地域の方の盛り上がりが一番大事,そういう意味で改めて心強いものを感じました。イノシシ,鹿の問題が最大の問題になっていますが,宮崎さんが鉄砲をもっていただけるのは喜ばしいです。本日はありがとうございました。
集合写真

このページに対してご意見をお聞かせください

このページは役に立ちましたか?
このページは見つけやすかったですか?

お寄せいただいたご意見は,今後のホームページ運営の参考とします。

お問い合わせ先

京都市 総合企画局総合政策室市民協働推進担当

電話:075-222-3178

ファックス:075-212-2902

フッターナビゲーション