第64回おむすびミーティングを実施しました
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2013年9月18日
第64回おむすびミーティングを実施しました
1 概要
「みのり会」は,京都には伝統的に農家同士の交流が少ない中,同世代の二代目若手農家が集まり情報交換等を行うことで,地域農業を盛り上げることを目的として,平成
17年に結成。現在の会員数は15名。会員はそれぞれ山科なす,山科とうがらし等の伝統野菜から野菜全般,ぶどう等の果物まで四季折々の農産物を栽培している。
山科区の若手農業者グループ「みのり会」のメンバーと門川市長が「おむすびミーティング」を実施しました。会の結成の趣旨やこれまでの取組を紹介するとともに,農業の現状・課題,今後について語り合いました。
・日時 平成25年9月17日 火曜日 午後4時~午後5時
・場所 山科区役所 2階 区長応接室
・出席者 「みのり会」のメンバー(8名)
2 ミーティングの内容
出席者の皆さんの主な発言
- 昔から農業は村を形成するうえで,重要な役目を担ってきた。地域を盛り上げる産業である。
- 山科は市内でも色々な農作物を作っている。みのり会は各々が得意分野で協力し共に発展を目指している。一人勝ちでなく全員勝ちを目指している。
- 山科は都市近郊で約13万人の人口が住む区である。山科なす,山科とうがらしを知っている人が少ないことから,地元の人にまず山科の野菜を知ってもらいたい。
- 生産数では他地域に勝負できないが,この地域は他の地域に比べ若手の農家が多く常に技術向上に向けて取り組んでいる。
- 京都は年間5000万人の観光客が訪れるが,山科に来る人は限られてくる。山科に来ないと食べられないものを作ることで,山科に来る人を増やしたい。
- 農業を行う上で周辺の環境が大事になるが,農振地域のすぐ横に産廃施設が進出し周辺環境の悪化や風評被害が懸念される。
- 不法投棄が多く困っている。畑仕事は,まずゴミ拾いからである。不法投棄でも土地の所有者の責任でゴミの処理費等を負担しなくてはならないことに疑問を感じている。
市長の主な発言内容
気候変動,TPP,消費変動等の農業を取り巻く環境が厳しい中で,京野菜を守り作り続けることは大変なご苦労だと思う。
農業がいかに大事かは,先進国の米・仏・英国が農業も先進国であることからもわかる。日本の食料自給率が4割というのは,異常なことである。
京都市では昨年度15件の新規就農があった。今後は,若い担い手を育てることが大切である。
みのり会のようにこれからの農業を担う若い世代が繋がり活動することはすばらしい。
京都は1200年続くまち。新旧様々なものが共存しているのが京都の魅力となっている。その中で農業を持続できる環境を残していく。廃棄物処理法では,許可対象となる廃棄物処理施設を新たに設置しようとするときには,事業者が環境アセスメントを実施することが義務付けられている。この場合,当該事業者に対し,操業中においても定期的に環境調査を実施させるなど,環境保全には万全を期している。岡田山では,税金を投じて全撤去はできないが,民間の力を借りて管理し,できるだけ早くゴミ,土砂を撤去し,良い環境に戻せるよう尽力している。環境を守るため,市民とともに全力を尽くしている。
農業に従事する人にとって,環境は大事である。不法投棄・ゴミについては,常設の監視カメラの設置は難しいが,監視カメラの貸与,パトロールも行っている。相談してほしい。
お問い合わせ先
京都市 総合企画局総合政策室市民協働推進担当
電話:075-222-3178
ファックス:075-212-2902