第47回おむすびミーティングを実施しました
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2011年9月19日
第47回おむすびミーティングを実施しました
1 概要
『第26回国民文化祭「国際交流 文化のつどい」プロジェクト』は,日本文化(茶道,生け花,着付け など)の紹介及び体験を通じた外国人の方々との交流イベントを企画するグループです。
この度,門川市長が『第26回国民文化祭「国際交流 文化のつどい」プロジェクト』のメンバーの皆さんとおむすびミーティングを実施し,日本文化の発信についての想いや今後の抱負などについて,意見交換を行いました。
○ 日時 平成23年9月18日(日曜日) 午後2時から午後3時まで
○ 場所 南観音山町集会所
○ 参加者 『第26回国民文化祭「国際交流 文化のつどい」プロジェクト』メンバー 20名
2 ミーティングの内容
出席者の皆さんの主な発言内容
○生け花を通じてアジア地域を中心に国際交流を行っている。フィリピンで活動したときには,参加者が日本以上に熱心であった。京都の生け花は,流派ごとに独自の動きをしているが,例えば留学生に対する取組などを,一体となって進めれば良いと思う。
○京都駅ビルで,折り紙教室を開講しているが,外国人の受講者が少ない。今後は,教室で待つだけでなく,金閣寺などの観光地に積極的に出向いて折り紙をしてもらうなど,観光に文化体験の要素を盛り込めたら良いと思う。
○特に外国人の観光客に対して,着物の体験ができることについての情報が不足しているように思う。京都市からもPRしてもらえればと思う。また,使わなくなった着物を提供してもらえば,着付けの稽古と併せて留学生に提供したいと考えている。
○近年,工程の機械化や拠点の海外移転により,京都でも染色職人の仕事がなくなっている。10年ほど前から,観光客や修学旅行生に染色の体験をしてもらう取り組みをしてきたが,対象者は日本人がほとんどだった。今回のイベントでは,初めて外国人を対象にした紹介・体験コーナーを設ける。
○京都は保守的な土地柄だと感じる。自分の生まれ育った学区でさえ地域内に入って信頼を得るのに時間が掛かった。
○今回のような複数の日本文化を紹介するイベントを海外でも開催したい。開催場所は,日本を訪問することが比較的難しい国がいいと思う。このような取組を進めるためにも,文化発信を担うグローバルな人材を育成する必要がある。
○重要なのは,各分野の関係者でネットワークを構築すること。次に,京都市とも協力して観光・文化の情報をより積極的に発信していくことである。
市長の主な発言内容
◆文化体験は,観光の最大の魅力であると思う。京都には世界中から脚光を浴びている1000年を超える「暮らしの文化」がある。それを体験していただくためにも,より一層の発信が必要である。
◆本市への観光はリピーターが多いという特色がある。特に武道は人気があり,京都はもはや日本人の心のふるさとであるばかりではなく,世界中の人々の心のふるさとである,とさえ言える。
◆京都文化の敷居の高さを取り除くとともに,情報発信の工夫をするなど,皆さんの熱意が伝わるような仕組みが大切だと考える。
◆観光に関して言えば,観光庁に「京都に国の観光拠点を」と働き掛け,本年1月には「観光立国・日本 京都拠点」に関する覚書を調印したところである。東京と京都という2つの視点により,日本をより多角的に見ることができるようになる。
◆京都市では年間観光客5,000万人を目標に掲げており,「暮らすように旅できる」仕組みづくりに向け,観光の質を高め,観光客を増やしていきたいと考えている。京都観光の次の展開を模索して,次期観光振興プランへ盛り込んでいきたい。
◆京都の地域社会は敷居が高いと言われるが,信頼感を得てうまく敷居を越えられれば楽園とも言われる。「一見さんお断り」という考えには,お客様本位という意図もあると思う。お花,お茶などについて,もしも敷居があるとすれば,是非とも多くの人に敷居を越えていただきたい。もちろん敷居を低くする努力も必要である。
◆日本の文化を世界へ発信するに当たって,情報発信の課題が浮き彫りになった。皆様には国民文化祭でのイベントを成功させ,次なる展開に向け取り組んでいただきたい。
お問い合わせ先
京都市 総合企画局総合政策室市民協働推進担当
電話:075-222-3178
ファックス:075-212-2902