第45回おむすびミーティングを実施しました
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2011年8月1日
第45回おむすびミーティングを実施しました
1 概要
京都市昼間里親連絡会は,自宅等の家庭的な雰囲気の中で保育する本市独自の制度である昼間里親の連絡組織として,市民の保育需要に応えてこられてきました。
この度,門川市長が昼間里親連絡会の代表の皆さんとおむすびミーティングを実施し,これまでの取組の成果や課題などについて,意見交換を行いました。
○ 日時 平成23年7月30日(土曜日) 午後4時から午後5時まで
○ 場所 昼間里親 藤本乳児保育室
○ 参加者 京都市昼間里親連絡会代表 11名
2 ミーティングの内容
出席者の主な発言内容
○これから親になる人を育てるため,公開保育にも取り組んでいる。赤ちゃんに「触れる」ことは,愛情を高め,また相手に安心感を与えるなど特別な意味を持っていることも伝えている。
○保護者の方とときには友人のように,ときにはおばあちゃんのように接することができたり,懇談会のように関わったりすることもできる。ゆっくりほっこりとリフレッシュいただくこともできる。このあたりは昼間里親ならではの役割であると自負している。
○家庭的な保育と施設的な保育とは大きく異なっているが,乳児保育では,家庭的な温もりが大切な役割を果たしていることをもっとアピールしていきたい。
○昼間里親では,2歳,3歳の子どもは,小さい子に優しく接しており,生後9箇月頃の子どもはお兄さん,お姉さんと一緒にいるだけで嬉しそうにしているなど,異なる年齢の子どもたちが交流する保育環境がある。
○昼間里親は保護者との密接な関わりをもつことができる。以前に保護者の方から,失業中の夫についての相談を受けたときに,失業期間は子どもと多くの時間を共有できる機会だと発想を変えてみてはどうかと助言したところ,その夫が父親として子どもの送迎に来られるようになり,子育てに対する意識が変わった,いい勉強になったと感謝されたことがある。
○まだ昼間里親を知らない方も多い。より多くの方が昼間里親を利用いただけるようになればと思う。
○昼間里親連絡会は,地域とともに子どもを健やかに育む社会を目指し,子どもたちの今と未来の幸せの実現に向けて取り組んでいく。
市長の主な発言内容
◆地域に根差して親育てに取り組むことは重要である。どんな時代でも次の世代,とりわけ乳児期の子育てが重要であることを改めて実感した。
◆話を聞かせていただいて昼間里親に共通していると思ったことは,「家庭的な温かさ」,「地域との連携」,「自然を大事にする」,「子どもの成長に合わせて必要なことをしっかりと教える」,「親にも支援する」ということだ。皆さんは,経営者,実践者の理念を持って,実態に合わせて取り組んでいただいている。
◆十分な子育ての伝承を受けていない親がおられる中で,昼間里親の役割は大きい。伝統ある昼間里親を引き継いでしっかりやっていただいている方,自らの経験から意欲を持って始めていただく方もおられ,心強く思う。
◆家族や地域などの結びつきが弱くなり,母親が孤立して子育てしている状況がある。また,職場では年功序列,終身雇用が崩れ,いつリストラの対象になるか分からない状況であるなど,「絆」や「つながり」が弱くなっている。そのような中で,昼間里親の皆さんが,弱くなった社会を支える役割を担っていただいているのだと思う。
◆昼間里親の方の負担は大きいと思うが,皆さんのように大変な中でも笑顔で頑張る「肝っ玉母さん」のような人が,今の,そしてこれからの京都のまちを元気にしていくのだと改めて思う。
お問い合わせ先
京都市 総合企画局総合政策室市民協働推進担当
電話:075-222-3178
ファックス:075-212-2902