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第41回おむすびミーティングを実施しました

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2011年3月23日

第41回おむすびミーティングを実施しました

1 概要

「森林整備隊」は,京都山間部のナラ枯れ対策等を支える林業労働者の確保と育成を目的として,財団法人京都市森林文化協会に設置されました。これまでに,左京区花脊の「山村都市交流の森」や久多市有林等における間伐やナラ・マツ枯れ対策で多くの実績を上げておられます。

この度,門川市長が「森林整備隊」の皆さんとおむすびミーティングを実施し,林業が抱える課題や森林保全の方策などについて,意見交換を行いました。

○ 日時  平成23年3月22日(火曜日) 午後3時~午後4時

○ 場所  吉田神社参集殿

○ 参加者  財団法人京都市森林文化協会「森林整備隊」等 22名

 

ミーティングの様子

2 ミーティングの内容

出席者の主な発言内容

○森林整備隊は結成から2年を迎える。久多市有林や大原野市有林での森林整備作業等を通じて,皆の技術力も高まってきた。

○収入の割に危険を伴うことが多いからか,林業には私のような若い担い手が少ないと思う。実際に森林が整備されていくのを見ると,非常にやりがいを感じる仕事なので,もっと多くの若い人に関わって欲しい。

○女性にとっては,森林整備は体力的に厳しいというイメージがあるかもしれないが,専門知識を生かした山の調査やデータ整理,整備計画の策定等,多様な関わり方がある。女性の方にも関心を持っていただきたい。

○私が若い頃には,多くの林業家が熱心に植林や木の手入れをされていたのを覚えている。しかし,現在では木材の価格が下がり,山から搬出する際の費用も賄えない。林業が成り立たないので,後継者も育たない。名産地の北山地域でさえ,木の手入れをする人を見かけなくなった。林道に木が倒れていても,片付けられることなく放置されている。

○林業だけでは生活できない状況であり,自分の子どもに後を継いでくれとは言えない。美しい山の保全には,林業を公共サービスと位置付けないと難しいのではないかと思うこともある。

○いざ,荒れた山で森林整備を進めようとしても,山の境界が不明であったり,所有者の特定ができないという現実がある。森林整備は一体的に行うことに意味があるため,公的な目的のためには所有者の同意がなくとも整備ができるような仕組みができないか。

○安価な輸入材に押されて,国産材が利用されなくなった。国産材の需要を高める方策を検討しなくてはならないと思う。

○森の木を利用することが森林保全につながる。木造建築の良い点等,皆で木の利用価値を見直すことが必要。

○林業の大切さを多くの人に伝えることが大切ではないか。子供の頃から教えていくような取組も必要だと思う。

○この森林整備隊の枠組を生かして,もっと京都の森を美しくする取組に関わっていきたい。森林整備も担い手の育成もすぐに結果が出るというものではない。森林整備隊が長期にわたり活躍できる基盤づくりにも御理解いただきたい。

 

市長の主な発言内容

◆京都市には年間5千万人の観光客が訪れるが,多くの方が桜や新緑,紅葉等の季節の風景を楽しみにされている。「山紫水明」は京都の観光資源であり,その重要な要素は「木」である。京都市でも,「木の文化を大切にするまち・京都」市民会議を立ち上げたほか,「京の山杣人(そまびと)工房事業」など市内産材の普及促進に取り組んでいる。

◆京都市では木質ペレットの普及も進めている。ある会社の協力により,震災で多大な被害のあった仙台市にペレットストーブとともに送ったところ好評だと聞いている。

◆2年前に自宅を改修した際に市内産材を使ったが,やはり木材には独特の良さがある。

◆ペレットを発電に利用できないかと電力会社に交渉したが,価格面で折り合いがつかなかった。木質資源は,化石燃料などのように限りあるものではなく,「地球が与えてくれる利息」であり,古来,日本人が上手に利用してきた持続可能なエネルギー資源である。これをうまく利用することが,日本の林業の発展につながっていくと考えている。林業が産業として成り立つ方法を考えないといけない。

◆日本の国土面積の約7割が森林であるにもかかわらず,輸送等で環境に負荷をかけながら外材を輸入している状況である。日本の林業のあり方に光が当たっているところであるが,今後,国産木材の需要が高まったときに,林業の担い手がいなければ大変である。農業のように,定年後就農や週末就農といった就業形態も難しく,若い人に高い技術を習得してもらえるような取組を考えていかなければならない。

◆土地所有者が不明であるために同意が取れず,森林整備が進まない課題について,市の条例で所有者の権利を制限することは,現在の法制度では困難である。目的によっては柔軟な対応ができるよう,国等にお願いをしているところである。

◆この森林整備隊は,森を守るための森林整備推進と,それを支える担い手育成という課題を乗り越えていくうえで大きな役割を果たしていただいており,京都にとって貴重な財産である。我々行政も頑張るので,今後ともよろしくお願いしたい。

 

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お問い合わせ先

京都市 総合企画局総合政策室市民協働推進担当

電話:075-222-3178

ファックス:075-212-2902

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